落葉した木から剪定を始めています。
去年からのちょっとした悩みは、2012年3月31日に植えた卒塾記念の河津桜です。
もうすぐ丸10年を迎える桜の木は、枝を増やしずいぶん大きくなりましたが、
一度も切ったことが無いので、このままでいいのか、見るたびに悩んできました。
家からきれいに見える場所ということだけ考えて、私が作った東の斜面の細い道に植えてしまい、
植えてから5年くらいは何とも思わず過ぎたのですが、木が大きくなってきて「しまった!」と気づきました。
崖の端のような所に、こんな太い木があるなんて・・・。
たくさんの枝にたくさんの花を咲かせて、長い期間楽しませてくれる河津桜は、ばあちゃんと私の早春の喜び。
今まで切らずにきたのは、桜の木自身が必要な枝は残していくだろうと考えてのことだったのですが、
ここまで大きくなると、下手に切ってしまうのはもっとリスクがありそうです。
太い幹が裂けているのを見つけて、ますます心配になりましたが、結局枝を1本だけ切ってやめました。
ここは嫌だなあと思っても、木は逃げられない、そんな所に植えてしまい、本当に申し訳ないです。
強風で枝が折れるかもしれない、ひょっとしたら、根こそぎ倒れるかもしれない、徐々に弱って枯れるかもしれない。
倒れても枯れても、そこからまた芽を出すかもしれない、何があっても、それが自然で運命だと考えます。