MAMMA ちょっと 元気になれる かもしれない処

箱根西麓の山の上で 自然な生き方を模索する日々

ピカピカのお墓

2021-11-26 22:09:25 | スーパーばあちゃん

修善寺の従兄の所に、私の作った源助大根を持って行こうと思い、ばあちゃんに話すと、

自分も一緒に行ってお墓参りをしたいと言ったので、午後出かけました。

ばあちゃんは上から4番目で、長女、長男、二男、ばあちゃん(二女)、そして妹と弟、

長男は戦死、長女は43歳という若さで亡くなっています。

亡くなった伯母さんのお墓参りをしたのは、50回忌の時だったので、いつだったか調べてみたら、

2012年4月22日のブログに書かれていて、9年も前だったことに驚きます。

従兄の奥さんのおしゃべりを聞いていたら、ゲートボールから従兄が帰って来たので、

車に乗せてもらって一緒にお寺へ行きました。

腰が直角に曲がっていますが、杖を突いて自分の脚で歩いて行くばあちゃんです。

9年前の法事の時はゆっくりお墓を見なかったので、知らなかったのですが、

今日は、ばあちゃんの希望で来たので、丁寧にお墓参りをさせて頂き驚きました。

あまりにきれいなので、いつ建てたの?と聞いたら、昭和52年と言うのです。

という事は、44年前という事? このツルツルピカピカで?

周りは以前ブロックだったのを、何年か前に作り直したそうですが、そこもツルツルです。

墓碑銘を見ると、伯母さんは昭和38年5月に、伯父さんは46年6月に60歳で亡くなっていました。

従兄の妹は私と同じ年に生まれているので、9歳で母親を17歳で父親を亡くしていたということです。

従兄はお墓を建てた時から、毎月お墓掃除をし続けているのだそうです。

スポンジでこすって汚れを落とし、ブラシで目地をきれいにして、隅から隅まで何度も拭くのでしょう。

周囲まで全部やるので、1時間ではとても終わらないと言っていました。

ですから、常にお花もきれいな状態で飾られている訳です。

思わず聞いてしまいました。「どうしてそんなにやるの?こんなきれいなお墓、見たことないよ。」

従兄の一言は「供養だと思って。」

従兄は長男なので、母親が亡くなったのは19か20歳だったはず、30数歳でお墓を建て、

それから毎月という事は、12×44で528回の墓掃除、単純計算ですが。

従兄にとっては当たり前の日常になっているのだな。

亡くなってからの親孝行ってあるんだ、初めてそんな気持ちになりました。

家に帰って来て、ばあちゃんが「今日はお墓に行けて本当に良かった。ありがとう。」

私も、今まで知らなかった従兄の一面を見せてもらい、ありがとうです。

コメント
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