入梅宣言が出てから2日連続の夏日![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/yl/14.gif)
夏の渇水は気になるけれど、お着物日和ということで・・・。
楽しみにしていた「蕗谷虹児展」を見に、根津の弥生美術館に行って参りました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/a4/7a99e6cd9a9e4981b8ef6467d3a5acc1.jpg)
竹久夢二、高畠華宵らと並ぶ、代表的な大正ロマンの叙情画家の一人ですが、彼の魅力は怜悧で知的な女性の表現と、アールデコの時代を生きた画家ならではのグラフィカルなセンスの良さ。
あまり知られていないのかもしれませんが、彼の描く女性のキモノ姿はわたくしの憧れ。
一番好きなのは、戦前の雑誌「令女界」のために描かれた作品群。
ペン画のタッチの繊細さ、華麗さをご覧ください。
「令女界」は巴里の芝居についてのエッセーを、と岸田國士に依頼したり、当時の少女雑誌の中では高踏的な雰囲気を持った雑誌だったよう。水を得た魚のように伸びやかに自分の作品世界を楽しんで作りこんでいることがわかる作品が多く観られます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/03/791eca202af2e2120618c5bbd605efd0.jpg)
これは「欧州航路」
今回の展示作品ではないのですが、この時期のペン画の作品例として・・・。
彼自身、その後、パリに渡り、サロン・ドートンヌに初出品で2作品が入選という快挙。
その後パリで生まれた次男の名は「青瓊(セーヌ)」名付け親は藤田嗣治。
セ-ヌ川は女性冠詞だからどうかなと気にしながらの命名だったそう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/b0/a465aa3e84cc923f783486e9307d6372.jpg)
こちらは、その入選作の一つ。
「混血児とその父母」(1926)
彼の装丁による本もいくつか展示されていますが、そのセンスの良いことといったら!
今でも充分通用するのではないかしら。
弥生美術館に併設されている竹久夢二美術館も同時に鑑賞できます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/5b/26bee2cf478937c84bb5ff9d30359a60.jpg)
恋多き人、夢二の美人画は良く知られていますが、彼が最初の結婚の頃に手がけた半襟のデザインなどは着物好きなら見逃せない可愛らしさ!
また、山のスケッチなどは、彼のまた別の画家としての可能性を暗示する興味深いもの。
充実の展示内容に満足です・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/63/39664f0cfc096d4cf191a6df65635f5c.jpg)
夢二の美人画は独特のアンニュイな味わいがありますが、とりわけ夏のキモノ姿の涼やかなしどけなさには魅了されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/yl/14.gif)
夏の渇水は気になるけれど、お着物日和ということで・・・。
楽しみにしていた「蕗谷虹児展」を見に、根津の弥生美術館に行って参りました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/a4/7a99e6cd9a9e4981b8ef6467d3a5acc1.jpg)
竹久夢二、高畠華宵らと並ぶ、代表的な大正ロマンの叙情画家の一人ですが、彼の魅力は怜悧で知的な女性の表現と、アールデコの時代を生きた画家ならではのグラフィカルなセンスの良さ。
あまり知られていないのかもしれませんが、彼の描く女性のキモノ姿はわたくしの憧れ。
一番好きなのは、戦前の雑誌「令女界」のために描かれた作品群。
ペン画のタッチの繊細さ、華麗さをご覧ください。
「令女界」は巴里の芝居についてのエッセーを、と岸田國士に依頼したり、当時の少女雑誌の中では高踏的な雰囲気を持った雑誌だったよう。水を得た魚のように伸びやかに自分の作品世界を楽しんで作りこんでいることがわかる作品が多く観られます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/03/791eca202af2e2120618c5bbd605efd0.jpg)
これは「欧州航路」
今回の展示作品ではないのですが、この時期のペン画の作品例として・・・。
彼自身、その後、パリに渡り、サロン・ドートンヌに初出品で2作品が入選という快挙。
その後パリで生まれた次男の名は「青瓊(セーヌ)」名付け親は藤田嗣治。
セ-ヌ川は女性冠詞だからどうかなと気にしながらの命名だったそう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/b0/a465aa3e84cc923f783486e9307d6372.jpg)
こちらは、その入選作の一つ。
「混血児とその父母」(1926)
彼の装丁による本もいくつか展示されていますが、そのセンスの良いことといったら!
今でも充分通用するのではないかしら。
弥生美術館に併設されている竹久夢二美術館も同時に鑑賞できます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/5b/26bee2cf478937c84bb5ff9d30359a60.jpg)
恋多き人、夢二の美人画は良く知られていますが、彼が最初の結婚の頃に手がけた半襟のデザインなどは着物好きなら見逃せない可愛らしさ!
また、山のスケッチなどは、彼のまた別の画家としての可能性を暗示する興味深いもの。
充実の展示内容に満足です・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/63/39664f0cfc096d4cf191a6df65635f5c.jpg)
夢二の美人画は独特のアンニュイな味わいがありますが、とりわけ夏のキモノ姿の涼やかなしどけなさには魅了されました。
見たかったな...{グズン}
こんばんは!
残念です。なかなかない機会ですものね・・・。
新潟に蕗谷虹児記念館があるそうです。
http://www.jtb.co.jp/kokunai/Sight.aspx?bookid=A0900840&categorytype=4
機会があれば訪れてみたい場所です{虹}
素敵な記事がいっぱいですね(^^)
弥生美術館!
実はここは私の最も好きな美術館のひとつです。
特に学生時代には本当によく通いました~。
今では時々ですが。
行くと落ち着けて、ホっとして、
自分の原点に戻れるような気持ちになります。
夢二、華宵はもちろん、蕗谷虹児も当然大好きです♪
アールデコ風なグラフィカル、
繊細なペンタッチ・・よく判ります~~~!!
どれだけ憧れたか・・
睡蓮の夢など、かなり影響受けております(^^)
カラフルな絵本画も大好き♪♪
そうですか、今虹児展をやっているのですか。
久しぶりに見たくなりました。
また自分の原点を確かめに、足を運ぼうかな・・と思います(^^)
ご紹介ありがとうございました。
お着物でおでかけになったんですね~。
この美術館にはぴったりですね!
では、私は和の小物などを身に付けて行ってみようかな♪
なんと、なつかしい!!蕗谷虹路{グズン}
そうですか、弥生美術館ね。
先日、根津の串揚げやさん(はん亭)に行ったばかり。私って、花より団子(男子じゃあない!)
7月1日までね、行ってみるわ。
しかし、果てしない「美の追求」、忙しいしいのに、暑いのに、お着物着て、バレーのチケットとって、優雅に見えて、すごいバイタリティ。
また、どこかでお会いするかも。
弥生美術館、お気に入りの場所でいらしたのですね{ラブ}
夢二はよく知られていますが、華宵、虹児は、わたくしはキモノに興味を持ち始めてから、大正ロマンのキモノ美人画の画家、として認知するところから入ったのですが、特に蕗谷虹児は奥深い魅力がありますね。
アールデコ華やかなりし時代の子、という独特の感性が作品にはっきりと刻印されているようで・・・。
確かにchelseaさんの華麗なバレリーナ画と相通じるところもあるかも・・・v
絵本画もエキゾチックな砂漠やアラビアの風俗のロマンチックな捉えかたなどこの時代ならではの叙情感があって素敵ですよね。
今回見た作品の中では人魚姫の下半身のうろこがハートを連ねたものだったりするきれいなデザイン処理がツボでした。
展示はとても充実したものでしたので、是非いらしてご感想など聞かせていただければ嬉しいです{ルンルン}
>和の小物
なんでしょう?ワクワク{ラブラブ}
も、蕗谷虹児お好きでしたか!
会期残りわずかですが、是非いらしてくださいねv
「はん亭」、いつもアンティーク着物の「PONIA-PON」を訪れるとき、前を通るのですが、実はお食事をしたことはないのです。
評判の高いお店ですのでいつかそのうち・・・と。
そういえば、若女将がこの日、PONIAで帯をご覧になっていました。
和服が似合いそうな清楚な美人さんでしたよv
>すごいバイタリティ
いえいえ、それほどでも・・(^^;)
と言いますか、只の欲張りなんでしょうね。
Keywordは「折角だから・・・」です{爆弾}