マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

イギリス旅行…その⑩

2013-04-03 05:30:06 | 私のこと

いよいよ第二の旅の始まりです。 イギリスを北上して、秘境の地への、長い旅路の始まりです


旅には目的がある。旅する人の数だけ目的がある。 目的は人の心に光を燈す。心が輝く。
旅の目的は旅する人の人生の集大成のような所もある。旅する人が何を考え何を大切にしてきたのかが表れる。自己表現です。 自己表現は人の心を解放する。
旅は、三段論法で言えば、人の心を解放する。 三段論法で言わなくても、分かりきった結論でした。ね


今回の旅の目的は、大きく二つ。
一つは娘の仕事。 そして もう一つは、私の誕生日祝賀会

私は、シングルモルトの愛好者です。
シングルモルトの聖地・アイラ島で、3月25日のアイラ・シングルモルトを飲みながら迎える母の誕生会、を旅の目的の一つにしました。
親冥利に尽きる所でありまして、有難いことです。


レンタカーを借りました。
今日からの旅の予習です。


東京ロンドンケンブリッジ。へと移動しました。

今日からは
イギリスを一気に北上します。
今日: ケンブリッジ415,4kmKeswick(カーライル辺り・湖水地方)。 5~6時間のドライブと湖水地方散策。  湖水地方1泊。
明日: Keswick(湖水地方)154、4kmグラスゴー61,7kmケナクレイグ(フェリー乗り場)・2時間アイラ島。 アイラ島1泊。
明後日: アイラ島シングルモルト聖地訪問。& 私の誕生会。 アイラ島2泊。


その後は
 アイラ島本土エジンバラ。 エジンバラ散策。  エジンバラ1泊。
 エジンバラ散策。   エジンバラ2泊。 

そして帰国です。
 エジンバラロンドン。  ロンドン1泊。

: ロンドン 東京

今回の旅の旅程は、お婿さんや私や途中参加者の意見を聞いてくれながら、娘が立てました。


午後2時:
レンタカーと今日からの旅のNewお仲間・Fさんを連れて、戻ってきました。 フォルクスワーゲン車。新車だそうです。
いよいよ出発です。

高速を一気に北上します。
5~6時間かかるので、急ぎます
運転はお婿さん。 ナビ役は、助手席と後ろから、Fさんと娘です。
何しろ始めての土地。「近道を行きますか?どうしますか?」 正解が分かりっこない。迷います。
あれこれと駆使して、進みます。

ところが・・・
チラホラだった雪が…ドンドンと降ってきだした。 やばし!やばし!と。
イギリスの自動車は、雪模様でも、雪タイヤをつけない  ”転げるしかなかろう!”。 ということ? 驚きです。

運転の婿様:
雪に覆われた上り坂に差し掛かった。「もうこれ以上は先にはいけない。危険です。引き返しましょう!」 と。
雪の中をバック。 凍りつく寒さの中を、Uターン可能場所を、Fさんと娘が外で捜す。「ここなら大丈夫でしょう!」
雪の山道をUターン。


   ひたすら走って!走って! 転ばぬ程度の猛スピードです
      今夜のモーターINNが見つかるまで…走り戻りました。

ありました! SA!    ”セーフ!"”やったね!”
 
地元の人たち:「去年もこんな悪天候だったね。ともかく今夜は泊まって、明日の出発だね。」と。

湖水地方に向う私たちを、大自然は拒否しました。 それも良かろう。

SAに隣接した   『Travelodge』   部屋は瞬く間の満室。

雪道を逃げ戻るのは人生の初めての経験。        
            イギリス北部やスコットランドの人々には日常茶飯事?
イギリス人が、冬対策をしないはずはなかろう?  ではなぜに? 普通タイヤ?
確かに…周りを走る車で、小型車は見かけない。 非常にどっしりと大型車が多い。のは、英国人の体格に比例している。
小手先の対策は、大自然の威力の前には無力であることを、経験から学んでいるのであろうか?

樺太よりよりも高い緯度の地に向かおうとする私達。
       大自然の中に入らせていただくための洗礼を与えられたような…。
 

『北海』を右にするイギリス。  モーテルの『窓の景色』

広々と、大きなダブルベットにシングルベット。
部屋も受付も暖かく優しい。        外は雪。   
   人の温かさが身に沁みます。 

テレビでみたことがある。
雪積もる山の中を、雪の中に湧く温泉を求めて、雪中を進む旅人。 の番組。 訪れる人は皆無。番組担当者だけ。
そして今日の私達。
観光客がまずいない今の時期に、北の地・秘境を訪れようとしました。 誰一人としていない雪道。 秘境です。

この厳しさの中でも、人は住み、人は生活を営み、人は生きておられる。  強靭な精神なくては逃げ出すかもしれない。 環境は人を造ると実感です。


皆様!
ご訪問に感謝いたします。 緊張の時間帯の孫たちは長時間のドライブで熟睡でした。人間は本来は強靭なのでしょう! 身も心も強くありましょうね!