マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

夫との旅・・その①

2013-04-23 21:35:21 | 私のこと
旅の楽しみ

旅の楽しみは、『自分の存在 そして 自分の戻るべき所の再確認』が出来ること。 なのかもしれません。
私の一生はやはりこの生き方を貫くことなのね!” とか。  "私がいるべき所はやはりここなのね!” とか。 "

歳を重ねるほどに、
旅の後に自分の居場所に戻ると…自分の居場所の美しさと安定感に、驚き感動させられます。

そして
旅の楽しみは、歴史が育む『御当地グルメ』のごちそう。 でもあります。
歴史が好きです。 脈々と重ねる年月が築く歴史は、御当地グルメにも、御当地の人の生き方にも 現れます。


  今回の夫との旅も、『御当地グルメ三昧』。
歴史が育んだ『御当地グルメ』。  ご一緒にお楽しみ下さい


まずは・・・
名古屋。

名古屋と言えば、
『あつた蓬莱軒』
  日本料理店。 うなぎ処として有名です。

   『うなぎ料理』

まず始まりは…   『鰻肝煮』

                     絶句! おいしい     950円
素朴な疑問
「あの細い体の鰻からこんなに沢山の肝が取れるの?」
    「何本かの鰻の肝を集めて料理するのね。きっと!」 
その通りでした。
『肝は無くなり次第売り切れとなります』 ←お品書きのお知らせでした。


うなぎ処が、なぜに? 
中華料理屋風の『蓬莱軒』の名前? と思いませんか?
答は
『熱田は昔、蓬莱島とか蓬莱という名前でも呼ばれていました。 その蓬莱に因んだ名前です。』
その歴史は
旧東海道の宿場町:宮宿の陣屋跡地に、1873年(明治6年)に、日本料理店として創業。140年の歴史です。  歴史物が大好きです私!


次に…     『うまき』                 鰻入り卵焼き

   ”これぞ! 日本料理!”      とろけます      950円

『あつた蓬莱軒』
本店は、熱田神宮の直ぐ隣。 近所に3支店有。
以前。
「蓬莱軒の鰻を食べに行こう!」と。 青春18切符旅行の相棒と。 来ました。食べました。帰路に熱田神宮に参拝しました。 一日丸まる使った大満足の旅でした
今回。
「順次、名古屋を発見していこう!」と。 息子が名古屋転勤で息子夫婦と私たち夫婦で。 来ました。食べました。熱田神宮は今日はパス。 大満足


そして…    『白焼』

これぞ鰻!  鰻本来の味。                4切れ。 2300円。
「日本酒が欲しいよ~ン!」          日本料理の粋をいく!

次には・・・


これぞ蓬莱軒!…       『ひつまぶし』

焼きたての鰻を熱々のごはんで                   3100円
お客様の顔を見てから鰻を火床にかける。
      頂き方は、『4段階の方法』で。 鰻の味を満喫します。
当初は、
日本料理店であったが、
明治末期に、
現在のひつまぶしに相当する料理を出したところ、それが客の好評を受けた。
以来、
『ひつまぶし』は、看板料理となって、有名となった。 110年ほど続く『ひつまぶし』です。
  

      『ひつまぶしの食べ方』

一膳目…   『そのまま鰻の味を…』

     おひつから、1/4のうな重を茶碗についで、そのまま食べる!


二膳目…   『薬味を加えて…』

          おひつから、1/4のうな重を茶碗についで、
    ねぎと海苔とわさびをたっぷりのせて、食べる!


三膳目…   『お茶漬けに…』

          おひつから、1/4のうな重を茶碗についで、
    ねぎと海苔とわさびをたっぷりのせて、お茶漬けで食べる!

四膳目…   最後は『お好みの召し上がり方でどうぞ…』

140年。110年。と…。続く蓬莱軒の歴史。
物事が本物であるか否か? 『本物は続く。偽者は消える。』と云われますよね。
歳を重ね。旅をして。
学びます。 生き残る『毅然たる老人の見本』 になりたいものです。


鰻のすべてを食べ尽くすには・・・


これを忘れては終了しない…    『特上うな丼』

普通は『お重』に入る。  『丼』が蓬莱軒風。             6切れ。3300円。
焼きたて。
「お客様の顔を見てから鰻を火床にかける。 焼きたて鰻を熱々のごはんで提供する。」
          ・・・これが蓬莱軒の調理場の合言葉です。 客への愛情が長続きの秘訣です!
私も
愛情込めて調理場に立つ! 愛する家族のために  決心です!

   食べて、勉強して、あっという間の2時間。
     幸せな時間です。

息子夫婦の名古屋新居訪問
台所の壁面一杯に、食器棚とカウンターの手作りです。
設計図を描いて…白木と工具を買ってきて…
1cm。2cm。5mm。と。 木を図って切り、棚の場所に合わせて…ピッタリクッキリ。 完成!

細かく計画して作り上げていく。手仕事が大好きな私たち夫婦。 私は親から受け継いだ、『楽しみ』です。 
   庭造りも家の改造も、『DIY』。 この楽しみを、お金を払ってまで、業者に捧げる馬鹿は無し! てことです!
手作りの楽しさを受け継いだ娘と息子。  
   忙しい日々の、『息抜き』になっています。 『DIY』の精神は、手作りにも、人生の生き方にも、反映して欲しいものです!
  

鰻でお腹いっぱい。

夕食は…   
 『Pinot Noir・ブルゴーニュ』 と 『Cabernet Sauvignon・チリ』

おまけは…   『シングルモルト・スコットランド』

以上。
夫との旅の一日目。 幸せな一日でした。


   『月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり』
                     松尾芭蕉


人生の始まりは誕生です。人生の旅路の始まりです。 どんな人生の旅になるのかは誰も分からない。
そして
人生の旅路の途中で、大切な方と『旅』をする。
旅は楽しい。 すばらしい景色に見とれたり、美味しい食べ物や、よき出会いがあったり…。

旅は帰る所があるから楽しい。
人生の途中の旅で家に帰る。 そして  人生の旅路の終着点では天国に帰る。人生の終わりです。


皆様!
ご訪問に感謝します。 素敵な旅を重ねて、素敵な悔のない人生にしましょう!