『Isle of Islay』
『シングル・モルト・ウイスキーの聖地・アイラ島』
いよいよ、アイラ島にフェリーで渡る時が来ました。
アイラ島から… 私たちを迎えに来る『フェリー』
3月末のアイラ島… 寒い。雪に埋もれた私たちに、その大きな姿を見せます
心はずむ私たち… フェリーの順番は前から3台目。
巨大なフェリーの口に飲まれるように… 『乗船!』
フェリーの人となりまして… 先に見えるは『アイラ島?』 2時間の航海です。
強風が冷たい風を運ぶ。寒い。 『とうとう来たね!』 私の娘であることに感謝!
船の甲板も雪で埋まっています。
猛る海… 『波高く大きい・・・』
そもそも、なぜに・・・
アイラ島なる、スコットランドの西海岸にちりばめられている小さな島にわたることを考えたのか? ということです。
ワインが好き。日本酒は吟醸純米酒が好き。 そして ウイスキーはシングルモルトが大好きです。
3者の共通点は、混ざり物でない。ということです。
原材料と製造方法によって、味が決まるということです。 材料の選択と製法の技術で味が全く変わります。
それぞれの独特の味を見極め、仲間や夫と、薀蓄を語るのが楽しい。
料理を選んで、ベストマッチングで頂くのも嬉しい。 私はまだまだ初心者。大先輩たちに学びます。
好きが高じて・・・
私の女友達は、60歳にしてソムリエ資格を獲得です。
私は、娘夫婦にくっついて、フランスやアメリカのワイナリー訪問と相成るわけです。
そして今回・・・
シングル・モルト・ウイスキーの聖地・アイラ島に渡り、「現地で飲む味わいを確かめよう!」と、相成ったわけです。
お婿様が
計画を立てた後に訪れた日本のバーのマスターに、「事前に読むように!」とすすめられた本。
村上 春樹箸:『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』。著者がアイラ島でシングルモルトを飲むためにアイラ島に渡った時のエッセイです。
文章が、当たり前のことながら、非常に良い。掲載されている奥様の写真も大変に良い。きれいです。
益々…アイラ島訪問の決意が、胸高鳴る期待へと育っていったわけであります。
『アイラ島』
アイラ島: 人口は3400人程。総面積は600平方km。淡路島が592.26km²。同じ位だろうか。
主要な産業はモルト・ウイスキーの蒸留と観光。 蒸留所は8箇所ある。
東から:カリラ。アードベック。ラガヴーリン。ラフロイグ。
北側に:ボウモア。ブルーイックラディ。ブナハーブツ。キルホマン。
アイラ島上陸です。
「島全体が、ピートの香りがする。」と言ったのはお婿さん。さもありなん。
そおいえば・・・
ロンドンは、街全体がいい香りがした。 香水等の店に行っていろいろの香りをかいでみました。 ロンドンの香りのハンドクリームがありました。それは『薔薇の香り』でした。
以前・・・
フランスに降り立った時の香りも、忘れられません。香水の、えもいえぬ良い香りでした。
日本の空港に降り立つと、『たくあんの香り』がすると言われますよね。 日本人には分からない。 国の香り一つでも、文化を表しますよね。
アイラ島の様子をご覧下さい。私のスナップ写真です
強風と寒さの島。 家は凸凹していない。
蒸留所見学のためにバスに乗車。 『BB近所のバス停前』
島はレンタカーがなければ身動きできない。 でも…蒸留所では原酒の試飲です。当然のバスです。
強風を避けるため?… 四角い家が多い。
白の建物に、カラフルな窓枠。 なんとも美しい。
家が凸凹していたら、凸凹部分に風が含まれ、家が冷える。 風を通り過ごすことが肝心。のはず。想像です。
バス停前の 『郵便局』
厳重な鉄で、雪と強風を避ける? のでしょうか?
郵便局横の 『切手売り場と郵便ポスト』
教会が中心に街が栄えて…コミュニティーが出来る。 『ボルモアの街』
イギリスのどの地を訪ねても同じパターン。 落ち着いていて良い。
白い家が多い。 めずらしい『茶色の家』
ホテルも白。
どこも間口が小さくがっちりと 『玄関』
レンタカーでも…
どこまでも人も車もなく…。 『島のドライブ』
時々ポツンと… 『民家』
邪魔されることもなく・・・
本を読んで…料理をして…モルトを飲んで…。
家の周りには大きな樹木をぎっしり植えます… 『強風よけ』
どこまでも続く… 『大平原』
牛と羊が放牧されています。
その数は結構なものです。 大平原に見回りも誰もいない。
朝早く。まだ羊は眠っている。 見回りもいない。
羊舎に帰って寝るのではなく…寒空にちぢこまって寝ていました。 驚きの発見でした。
大平原の右を眺めれば… 『雪をかぶる山々』
左を眺めれば… 『荒波猛る海』
大ブリテン島の西、アイルランドの北にある小さな島。
遥か極東の島国から訪ねた私達。
離れた2国に、それぞれの生活がありました。あまりにも違う生活である。
厳しい自然の中で、外にも出れない、本を読むくらいしかない。 暖かい地に住む私とは、一生の積み重ねが造る内面には、大いなる違いが生まれる。
今回の旅行でも、
異国の地に立ち、異国の人と同じ空気を吸って、異国を体で感じました。 その体験の大きさは私の内面を変える。旅の醍醐味です。
夜もふけて・・・
孫たちは熟睡 。
「大人だけで楽しんでいらっしゃい。私が様子を時々見ているので安心して…。」と。 BBオーナー御夫人。
「お言葉に甘えまして…。」と。
いざ行かん!!
幸いにも、BBの隣が… 『Islay Hotel』
並びます。シングル・モルト・ウイスキー 『Bar』
バーのマダムと相談しながら…
この瞬間のために・・・
私の1杯目:
『Estb 1779 BOWMORE ISLAY
SINGLEMALTSCOTCHWHISKY SMALLBATCH RESERVE BOURBONCASK MATURE』
勿論の氷なし。水なし。ストレートです。
『香り』が良い。大好きです。 40%。 £6,50.
アイラ・シングル・モルトは、『磯くさい』と言われる。
以下は村上春樹の説明から。
「この島は風が強い。宿命か何かのように風が吹いている。だから海藻のにおいをたっぷと含んだ強い潮風が島の上にあるほとんどすべてのものに、そのきつい刻印を押していく。
『海藻香』と人々はそれを呼ぶ。アイラに行けば、そしてしばらく滞在すれば、その匂いがどんなものかをあなたは知ることが出来る。
その匂いを知れば、どうしてアイラのウイスキーがあんな味をしているのかが体感として理解出来る。
潮風はピートにしっかりとしみ込み、地中にもぐった水は(何しろよく雨が降るから、水は贅沢だ)ピーとの持つ独特のにおいに染められる。
緑の牧草にも、潮風は日々吸い込まれていく。牛や羊はその草を食べて育ち、そのおかげで肉には自然な豊かな塩味が添えられることになるーーーと土地の人は主張する。」
確かに・・・『独特の香り』。これが、私のシングルファンとしてのファンの所以です。
私の2杯目:
『SCOTT'S PORT ELLEN 1982
SINGLE ISLAY MALT SCOTCHWHISKY 』
真ん中の瓶です。 30年もの 強い。
今はなき蒸留所物だとか。 60,5% おいくらでしたっけ?値段はあるようなないような。
高い度数の酒が好き。ですが…ロックで飲んでた私。
シングルモルトも度数が高い。 ましてやストレート! 体にしみます。 おいしい。
私の3杯目:
『PORT ELLEN 25年物。限定650本物』 娘が飲んでいたのを頂戴しました。
高い度数。味が引き立ちます。 56%
アイラ島のウイスキーが、なぜにそれほど作られるのか?
時代の変化にもめげづに売れる秘密野一つは、アメリカにあり。とか。
アメリカ大陸からアイラ島は近い。 アメリカ人バイヤーが、買い付けに来易いのだとか。
アメリカ大陸に禁酒運動が起きた時は、シングルモルトが売れず、危機であったそうです。 今はアメリカが大得意様。アメリカは強し?
超イケメンHotel & Barのオーナーさん。
「お楽しみですか?」 「Yes!」と。
「日本からおいでくださった皆様に! ご馳走いたしましょう!」
で・・・
私の4杯目:オーナーのおごりです。全員4人に。
『CADENHEAD'S SINGLE MALT SCOTCHWHISKY
ARDBEG
Distilled 1978 Cask No.4830
CASKSTRENGTH Bottle No.81』
シェリー樽? 樽の香りが上品さを増します。 57,2%
とうとうやりました! 飲みました! 味わいました! 幸せでした!
こんな貴重で幸せな体験は一生のうちに何回あるだろうか?
感謝!感謝!
皆様!
ご訪問に感謝申し上げます。 同行のFさんは笑いながら「新婚旅行に来ようかな?」ですって。 私は金婚式に?? 皆様もお幸せに!
『シングル・モルト・ウイスキーの聖地・アイラ島』
いよいよ、アイラ島にフェリーで渡る時が来ました。
アイラ島から… 私たちを迎えに来る『フェリー』
3月末のアイラ島… 寒い。雪に埋もれた私たちに、その大きな姿を見せます
心はずむ私たち… フェリーの順番は前から3台目。
巨大なフェリーの口に飲まれるように… 『乗船!』
フェリーの人となりまして… 先に見えるは『アイラ島?』 2時間の航海です。
強風が冷たい風を運ぶ。寒い。 『とうとう来たね!』 私の娘であることに感謝!
船の甲板も雪で埋まっています。
猛る海… 『波高く大きい・・・』
そもそも、なぜに・・・
アイラ島なる、スコットランドの西海岸にちりばめられている小さな島にわたることを考えたのか? ということです。
ワインが好き。日本酒は吟醸純米酒が好き。 そして ウイスキーはシングルモルトが大好きです。
3者の共通点は、混ざり物でない。ということです。
原材料と製造方法によって、味が決まるということです。 材料の選択と製法の技術で味が全く変わります。
それぞれの独特の味を見極め、仲間や夫と、薀蓄を語るのが楽しい。
料理を選んで、ベストマッチングで頂くのも嬉しい。 私はまだまだ初心者。大先輩たちに学びます。
好きが高じて・・・
私の女友達は、60歳にしてソムリエ資格を獲得です。
私は、娘夫婦にくっついて、フランスやアメリカのワイナリー訪問と相成るわけです。
そして今回・・・
シングル・モルト・ウイスキーの聖地・アイラ島に渡り、「現地で飲む味わいを確かめよう!」と、相成ったわけです。
お婿様が
計画を立てた後に訪れた日本のバーのマスターに、「事前に読むように!」とすすめられた本。
村上 春樹箸:『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』。著者がアイラ島でシングルモルトを飲むためにアイラ島に渡った時のエッセイです。
文章が、当たり前のことながら、非常に良い。掲載されている奥様の写真も大変に良い。きれいです。
益々…アイラ島訪問の決意が、胸高鳴る期待へと育っていったわけであります。
『アイラ島』
アイラ島: 人口は3400人程。総面積は600平方km。淡路島が592.26km²。同じ位だろうか。
主要な産業はモルト・ウイスキーの蒸留と観光。 蒸留所は8箇所ある。
東から:カリラ。アードベック。ラガヴーリン。ラフロイグ。
北側に:ボウモア。ブルーイックラディ。ブナハーブツ。キルホマン。
アイラ島上陸です。
「島全体が、ピートの香りがする。」と言ったのはお婿さん。さもありなん。
そおいえば・・・
ロンドンは、街全体がいい香りがした。 香水等の店に行っていろいろの香りをかいでみました。 ロンドンの香りのハンドクリームがありました。それは『薔薇の香り』でした。
以前・・・
フランスに降り立った時の香りも、忘れられません。香水の、えもいえぬ良い香りでした。
日本の空港に降り立つと、『たくあんの香り』がすると言われますよね。 日本人には分からない。 国の香り一つでも、文化を表しますよね。
アイラ島の様子をご覧下さい。私のスナップ写真です
強風と寒さの島。 家は凸凹していない。
蒸留所見学のためにバスに乗車。 『BB近所のバス停前』
島はレンタカーがなければ身動きできない。 でも…蒸留所では原酒の試飲です。当然のバスです。
強風を避けるため?… 四角い家が多い。
白の建物に、カラフルな窓枠。 なんとも美しい。
家が凸凹していたら、凸凹部分に風が含まれ、家が冷える。 風を通り過ごすことが肝心。のはず。想像です。
バス停前の 『郵便局』
厳重な鉄で、雪と強風を避ける? のでしょうか?
郵便局横の 『切手売り場と郵便ポスト』
教会が中心に街が栄えて…コミュニティーが出来る。 『ボルモアの街』
イギリスのどの地を訪ねても同じパターン。 落ち着いていて良い。
白い家が多い。 めずらしい『茶色の家』
ホテルも白。
どこも間口が小さくがっちりと 『玄関』
レンタカーでも…
どこまでも人も車もなく…。 『島のドライブ』
時々ポツンと… 『民家』
邪魔されることもなく・・・
本を読んで…料理をして…モルトを飲んで…。
家の周りには大きな樹木をぎっしり植えます… 『強風よけ』
どこまでも続く… 『大平原』
牛と羊が放牧されています。
その数は結構なものです。 大平原に見回りも誰もいない。
朝早く。まだ羊は眠っている。 見回りもいない。
羊舎に帰って寝るのではなく…寒空にちぢこまって寝ていました。 驚きの発見でした。
大平原の右を眺めれば… 『雪をかぶる山々』
左を眺めれば… 『荒波猛る海』
大ブリテン島の西、アイルランドの北にある小さな島。
遥か極東の島国から訪ねた私達。
離れた2国に、それぞれの生活がありました。あまりにも違う生活である。
厳しい自然の中で、外にも出れない、本を読むくらいしかない。 暖かい地に住む私とは、一生の積み重ねが造る内面には、大いなる違いが生まれる。
今回の旅行でも、
異国の地に立ち、異国の人と同じ空気を吸って、異国を体で感じました。 その体験の大きさは私の内面を変える。旅の醍醐味です。
夜もふけて・・・
孫たちは熟睡 。
「大人だけで楽しんでいらっしゃい。私が様子を時々見ているので安心して…。」と。 BBオーナー御夫人。
「お言葉に甘えまして…。」と。
いざ行かん!!
幸いにも、BBの隣が… 『Islay Hotel』
並びます。シングル・モルト・ウイスキー 『Bar』
バーのマダムと相談しながら…
この瞬間のために・・・
私の1杯目:
『Estb 1779 BOWMORE ISLAY
SINGLEMALTSCOTCHWHISKY SMALLBATCH RESERVE BOURBONCASK MATURE』
勿論の氷なし。水なし。ストレートです。
『香り』が良い。大好きです。 40%。 £6,50.
アイラ・シングル・モルトは、『磯くさい』と言われる。
以下は村上春樹の説明から。
「この島は風が強い。宿命か何かのように風が吹いている。だから海藻のにおいをたっぷと含んだ強い潮風が島の上にあるほとんどすべてのものに、そのきつい刻印を押していく。
『海藻香』と人々はそれを呼ぶ。アイラに行けば、そしてしばらく滞在すれば、その匂いがどんなものかをあなたは知ることが出来る。
その匂いを知れば、どうしてアイラのウイスキーがあんな味をしているのかが体感として理解出来る。
潮風はピートにしっかりとしみ込み、地中にもぐった水は(何しろよく雨が降るから、水は贅沢だ)ピーとの持つ独特のにおいに染められる。
緑の牧草にも、潮風は日々吸い込まれていく。牛や羊はその草を食べて育ち、そのおかげで肉には自然な豊かな塩味が添えられることになるーーーと土地の人は主張する。」
確かに・・・『独特の香り』。これが、私のシングルファンとしてのファンの所以です。
私の2杯目:
『SCOTT'S PORT ELLEN 1982
SINGLE ISLAY MALT SCOTCHWHISKY 』
真ん中の瓶です。 30年もの 強い。
今はなき蒸留所物だとか。 60,5% おいくらでしたっけ?値段はあるようなないような。
高い度数の酒が好き。ですが…ロックで飲んでた私。
シングルモルトも度数が高い。 ましてやストレート! 体にしみます。 おいしい。
私の3杯目:
『PORT ELLEN 25年物。限定650本物』 娘が飲んでいたのを頂戴しました。
高い度数。味が引き立ちます。 56%
アイラ島のウイスキーが、なぜにそれほど作られるのか?
時代の変化にもめげづに売れる秘密野一つは、アメリカにあり。とか。
アメリカ大陸からアイラ島は近い。 アメリカ人バイヤーが、買い付けに来易いのだとか。
アメリカ大陸に禁酒運動が起きた時は、シングルモルトが売れず、危機であったそうです。 今はアメリカが大得意様。アメリカは強し?
超イケメンHotel & Barのオーナーさん。
「お楽しみですか?」 「Yes!」と。
「日本からおいでくださった皆様に! ご馳走いたしましょう!」
で・・・
私の4杯目:オーナーのおごりです。全員4人に。
『CADENHEAD'S SINGLE MALT SCOTCHWHISKY
ARDBEG
Distilled 1978 Cask No.4830
CASKSTRENGTH Bottle No.81』
シェリー樽? 樽の香りが上品さを増します。 57,2%
とうとうやりました! 飲みました! 味わいました! 幸せでした!
こんな貴重で幸せな体験は一生のうちに何回あるだろうか?
感謝!感謝!
皆様!
ご訪問に感謝申し上げます。 同行のFさんは笑いながら「新婚旅行に来ようかな?」ですって。 私は金婚式に?? 皆様もお幸せに!