マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

夫との旅・・その③

2013-04-25 21:15:52 | 私のこと
ところ変われば・・・。郷土料理。  『麺処』 2軒。


郷土料理
地域色が、色濃く強く出ますよね。 それが何とも魅力です。

今回の夫との旅行。
桜見物でもありますが…。 郷土料理を頂く楽しみも大きいです。大好きです

息子の名古屋。
    
なんと言っても…   『煮込みうどん』

『山本屋 総本家』 で。         色はカレーうどんのような…
大正14年開業。88年の歴史です。       
   私の食べた『鶏肉入り煮込み』(名古屋コーチン入り)  1501円←この値段てすごくないですか?1円です
  ちなみに・・
   夫の食べた『普通煮込み』 (ねぎのみ)            976円←どこからこの値段が出るの??
   お嫁ちゃんは『卵入り煮込み』                  1029円なり。  おお~!  でしょ?
   息子は、1、5倍の大盛り、『1半親子煮込み』        1842円←こうなりゃ! 笑ちゃいますよね!
                       ・・・・・この値段は、名古屋風駄洒落? なんですかね??


夫の名古屋転勤時代:
家族全員が、『名古屋味噌味』 になじめませんでした。 ごめんなさい 未熟でした私たちです。
そして今回:
「おいしいじゃない!!」と。 だし汁のお味もしっかりでして…郷土の味を楽しむまでに、私たちも成長しました。 
   息子と私は、一滴の汁も残さずの、完食です

      太めうどんが、固くておいしい
「名古屋の名物」にまで育て上げた山本屋総本家の『煮込うどん』は、太くてコシのある「生うどん」

『煮込みうどん』 の定義:
「生うどん」を直に煮るのが『煮込うどん』。 (ゆでてから煮るのは「鍋やきうどん」)
「生きたうどん」だからこそ、煮込うどんの味が生きる。
「山本屋のうどん」は粉と水だけ。 固く練って太い角に切ったもの。 塩を入れて打ったうどんは生のまま直に煮ることはできない。


『煮込みうどん以外のメニューは、一つだけ。   『おでん』

こんにゃく。卵。練り物。            こげ茶色
   おでんを食べているのか??? 
赤味噌味の「何か」を食べているのか???          
          赤味噌が食材の味をかくしてしまいます

88年続く『名古屋郷土料理』
名古屋の人は、
よそに行っていて帰宅すれば、食べたくなるのでしょうね。 
   これだけ個性的な郷土料理ですから…。 「やっと名古屋に帰って来た~!」と。 食べて、ほっ! なのでしょうね! 分かります。
よそ者の私は、
名古屋に滞在中に二回目はない。 ごめんなさい。 お味のおいしさは分かるまでに成長はしてはいると思うのですが…。
次回の名古屋訪問の時には、又、食べることでしょう。
   これだけ個性的な郷土料理ですから…。 「名古屋に又来た!」 の実感を 味わうこと出来ますことでしょう。 
   

客層:
満席でした。
明らかに…。 「帰宅組」 と 「訪問組」の違いが分かります。 注文の仕方が、板についているか否か。 迷いのない「煮込み一つ!」てな具合。 玄人と素人の分かれ目です。

幸いに・・・
私は、夫の度重なる転勤で、アメリカの各所。日本の各所。と。 多くの地に住む幸せを味わいました。 
 それは、沢山の、私だけの『郷土料理』がある。 ということでもあります。幸せ者の私です。



そして・・・

娘の松本。

なんと言っても…   『蕎麦』
『手打ちそば あるぷす』 で頂きました。 娘と夫と私の3人。


   見事な     『そば豆ふ』

胡麻豆ふの色合い。 繊細です。 お見事!            280円。

こんなのご存知ですか? 味わったことのなかった  『そばさしみ』

蕎麦そのもののお味です。                 390円。
食材を生のままで薄く切って、醤油などをつけて頂くのが「さしみ」。
   「薄く延ばしたそば粉を、細切にせず、太めに切りました。」 そうです。  おいしい


    松本の郷土料理は『蕎麦』です。
『蕎麦』は、私の郷土料理でもあります。
私の父母は長野出身者。 若い母は、何かにつけ、そば粉を打って伸ばして、おいしい『蕎麦』を作ってくれました。
『蕎麦』は、私の母の味です。 懐かしく涙さそう味です。

    自分の『郷土料理』を持つ人は幸せです。
社会が近代化し他国の文化も入り、食文化が大きく変化して行く中で、郷土料理の原型が見えにくくなっています。
それでも…。日本の文化を残すためにも、日本の心を残すためにも、『郷土料理』を大切にしていたいものです。 よね


ちょっとの焦げ目。 ねぎの香りと。   『そばうす焼』

    おいしい   これぞ日本!          280円。
母が懐かしい。 母が恋しい。
    私は、子どもに、「母の味」を作ってあげただろうか? 「お袋の味」。 大切ですよね。


揚げた姿が岩石に見える…    『そばがきの岩石揚げ』

こちらも始めてのお味。 そばがきとは一味違って。   幸せです!     
                                    890円。

そして本命。   『やまびこセット』

『水そば。十割そば。二八そば。三種盛り合わせ。』              1290円。 

『水そば』
最高級・玄そば のみ。 上品な味わいのそばです。
半分を水につけて、そのままの味をいただきます。 半分は塩味で。
『十割そば』
そば粉100%。 そば本来の味を楽しみます。  そばつゆで。
『二八そば』
つなぎに小麦粉を使用した、万人に愛される食べ飽きないそば。

  「それぞれ異なった特徴があります。皆さんのお好みの『味』を見つけてください。」ですって。
    ・・・私は。10割蕎麦派。 でも、水そばもOK!です。


最後の〆は、なんてったって…    『一口そばぜんざい』

      大好き!    揚げそばがき団子。        (小)340円。
娘はあんこがダメ。 
   なぜに? こんなにおいしいものを!

  『郷土料理』は、ふるさとの味。 母の味。父の味。 お人の存在のルーツの味です。
   心を暖める味。 心を生き返らせる味。 人を人たらしめる味です。


皆様!
ご訪問に感謝します。皆様の『郷土料理』は何ですか? 思うだけで…心ホッコリ! 今日もお幸せでいらしてください!