マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

竹島百合

2013-05-14 04:23:08 | 自然・花々・樹木・ガーデニング・畑

亡き母が好きだった      『竹島百合』

                               ネットより写真拝借
母の家にも、そして 母の実家にも 咲きほこっていた。 

私は考えて、気づきました。

私が、『竹島百合』を貴重に思うのは
毎年母の庭に満開に咲かせ、いつまでも無言で眺めていた母の姿を思い出すからだと。 

同じように
母が、『竹島百合』を貴重に思うのも
母の実家で、
祖母が、毎年庭に満開に咲かせ、いつまでも無言で眺めていた祖母の姿を思い出すからだったと。

   『竹島百合』が、我が家の庭に咲き出したのは、
亡き母が、私との同居を決意した時からです。 寂しくも優しい母の気持ちが詰まっていました。
亡き母が、東京からの移転荷物に最初に入れたのは、『竹島百合』でした。
移転された百合は、
毎年私の庭に満開に花を咲かせ、私たち母娘の会話を 豊かで嬉しいものにしてくれました

しかし、
その移転された竹島百合は、母が亡くなると、私の庭に咲くことがなくなりました。 
こよなく竹島百合を愛した母と共に、百合も亡くなったのでしょうと。 考えていました。

そして
母が亡くなって5年。  手に入れました。   『竹島百合の苗』

母が愛した『竹島百合』を、私の庭に咲かせましょう!”   "もう一度!"
                と。 私の気持ちが立ち上がりました。
母の所へ行く前に…。
    この世での母娘の会話を、今一度、『竹島百合』と共に、楽しみましょう! 


「お母さん! お母さんの好きな『竹島百合』を、又、咲かせますね!」

「お母さんの好きな鉢に植えましたよ!」
          「プランターにも植えてみましたよ。どちらが早く育つのか、楽しみですね!」

   『竹島百合』の苗木で、亡き母と娘との会話が、途切れもなく続くのです。


歳を重ねるということは、こうゆうことかもしれない。
積み重ねてきたすべての経験が、一輪の花の姿に集約されるような瞬間 を味わうことかもしれない。
私が生きている限り私と共に生きつづける、先に去ってしまった者(母)から、本質的なものを学ぶこと かもしれない。
・・・・『見えるもの』を必死に追いかける若い世代から、『見えない者』と会話を楽しむ世代に、移行することかもしれません。 ね。


     『青春の日々にこそ、お前の創造主に心を留めよ。』
                           コヘレトの手紙 12章1節
『見える物』を必死に追いかけていた若き青春時代に、見えない『創造主・神』に出会えた私。 歳を重ねた今、幸せ者です。

以上。
    『竹島百合』を植えて迎えた、亡き母の五年祭でした。

皆様!
ご訪問に感謝いたします。お母様をお大切に!


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記録 
今日・5月14日のラン距離:14km 

朝ランでお会いする紳士。
ビシッと紺の背広姿を決めて、白のYシャツ姿。 足だけはスニーカー。
出勤前の姿かと思いきや・・・。 いつも同じ距離を、Uターンで、往復ウォークです
  なぜにいつも白Yシャツに背広姿? 紺の背広は定年後のウォークユニフォーム?
        謎です。


    5月走行距離合計:64km