2016年12月24日。 『主の降誕(夜半ミサ)』
星星星星輝く、暗闇の中・・・・
飼い葉おけの中の乳飲み子。 『救い主の降誕』 我が教会の前庭の『馬小屋』
星星星星輝く、馬の泣き声だけが聞こえる、静かな夜。
我が子の誕生を喜ぶ父母・ヨセフとマリア。
救い主・イエスを礼拝するために来た博士達。天使が知らせた『出来事』を見に来た羊飼いたち。
①『今日の福音』
『マリアは月が満ちて、初めての子を産み、布にくるんで飼い葉おけに寝かせた。
宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。
その地方で羊飼いたちが野宿をしながら、夜通し羊の群れの番をしていた。
すると、主の天使が近づき、言った。
「わたしは、民全体に与えられる喜びを告げる。
今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。子の方こそメシアである。
あなたがたは、布にくるまって飼い葉おけの中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。
これがあなたがたへのしるしである。」』 ルカ福音書 2章1-14
『クリスマスの意味』とは何でしょうか。
『神が、あえて人間と出会うために、最も弱い姿で現れてくれたこと。』です。
『神と人間の出会い』
神は自分の居心地の良い世界にとどまることをよしとはしませんでした。
神は愛だからです。愛は自分自身にとどまりません、人のために、自分自身から出て行きます。
『クリスマス 自分自身から出て、周辺の世界に出る』物理的に他の場所へ行くこと。
又 狭い心の持ち方をやめ、そばにいる人に心を開き、微笑みかけること、ゆるすこと、小さな愛の行いをすること。
自分のワガママから一歩外に出て行く勇気を持つ時・・・
私たちの心に小さな、けれど力強い『喜びの光』が灯っていることことに気づくことができるでしょう。
教皇・フランシスコ & サレジオ会司祭の話より。
②『今日の旧約 イザヤの預言』
死の陰の地に住む者の上に、光が輝いた・・・ 『救い主の誕生』 我が教会祭壇
『ひとりの男の子がわたしたちに与えられた。
権威が彼の肩にある。その方の名は「驚くべき指導者、力ある神、永遠の父、平和の君」と唱えられる。』
イザヤ書 9章1-6
今の時代も、
小さな子に向けられる虐待、食べる物のない貧困層、ISの脅威、戦争、難民、災害、等等。
多くの人々は暗闇の中にいる。 この民に、今宵、『救い』が告げ知らされたのです。
夜半ミサ司式司祭の説教より。
『今日 わたしたちのために 救い主が生まれた』
③『今日の使徒パウロの言葉』
人々に現れた・・・・ 『幼子イエス 救いをもたらす神の恵み』
『その恵みは、
わたしたちが不信心と現世的な欲望を捨てて、この世で、思慮深く、正しく、信心深い生活をするように教え、
また、
祝福に満ちた希望、すなわち わたしたちの救い主であるイエス・キリストの栄光の現れを待ち望むように教えています。』
使徒パウロのテトスへの手紙 2章11-14
クリスマスの今宵・・・わたしたちのために生まれた『救い主の降誕』を、ともに喜び祝います。
そして世の完成の日・・・日々の信仰の歩みによって、『キリストの再臨』の日に、独り子の命にあずかることができますように!
皆様! 主の御降誕おめでとうございます。
そばにいる人に心を開き、微笑みかけ、ゆるし、小さな愛の行いをしながら、
わたしたちの心に、『喜びの光り』
を灯し続けましょう!
メリークリスマス