新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

JR東日本よ、恥を知れ

2015-04-14 12:16:17 | コラム
この度の9時間もの運転停止に驚き且つ嘆く:

私は20年以上もアメリカの製造業界に身を置いて、その労働力の質の問題と現場も会社側も、我が国とは比較にもならないその管理能力の粗雑さに苦しめられてきたのだった。即ち、私は17年間お世話になった我が国の紙パルプ産業界及びその関連産業界の現場の労働力の質の高さと均一性と、現場の作業員たちの管理能力の高さを十分に承知して常にアメリカと比較して論じてきた。

私の認識でありアメリカで伝えてきたことは「如何に我が国の労働力の質が高いかのみならず、会社側も現場も生産を管理することに万全の注意を払っているかが、現在の我が国の世界に冠たる製品の質の高さを築き上げる最大の力となっている」だった。また、何度となく得意先のみならず、デミング賞受賞の工場を回って、如何にTQCの能力が優れているかも見学して回っていた。

1980年代にはNBCが大ヒットとなった「日本に出来て何で我が国で出来ないのか」を全社的に何度も見せたものだった。「ジャパン・アズ・ナンバーワン」などと持て囃されてもいた。私は今でも我が国の労働力の質の高さと管理能力とその体制を信じていた。

そこにあの「日曜日では関連会社との連絡も取れず必要人員が揃わないし、未だ間に合うと思って13日を予定した」という誠に拙劣というか認識不足と言うべきか、あの言い訳が外部に通用すると思っているJR東日本の担当の部局の幹部には呆れる前に情けなくなった。これがアメリカで自分があれほど喧伝してきた我が国管理能力の一部かと思うと、腹立たしいなどという段階ではなかった。

幹部も幹部だが、現場の状況を通過した運転士から通告されも「地震以外に電化柱が倒れたことがない」という認識で、傾いていた事実を放置した現場の管理能力にも呆れた。上司に「放置すべきではない」と言える体制が整っていないのも論外ではないか。

何時のことだったか、当アパートにNTTがフレッツ何とやらを導入のキャンペーンできた時に「矢張り未だお役所根性だ」と思わせてくれた「営業の心得」と言うか「他人に何かを買って貰おう」という精神がなっていないと解ったことがあった。JRとても同じ事で、俗な言い方をすればサービス精神が出来ておらず、今回のように上が直ぐ動く体制になっておらず、「関係先の人員が日曜には招集出来ない」という驚くべき無責任な言い訳を平然と述べて恥じないのだ。

だが、今更私がこの一件を英語にしてW社に知らせて、過去の迷言を取り消そうとは思わない。何しろ、キューバとの国交回復を唯一の手柄にして、ヒラリー・クリントン(マスコミは、テレビは未だに「ヒラリーさん」等というがそれでは誰も特定しないのだ)に後事を託しかねない民主党の大統領が任期一杯居座っているのだから。


4月中旬にダウン・ジャケットを着た記憶がなかった

2015-04-14 07:24:58 | コラム
何で寒さと雨降りの日を選んで通院せねばならないのか:

3月10日以来なりを潜めていた左肩の「石灰性腱炎」が、昨日(12日で日曜日)から疼き始め、夕方には痛みすら感じだしていた。また日曜日である。ご記憶の向きもあるかと思うが、そもそもこの厄介な病が発症したのが2月13日の金曜日の早朝で8度の熱まで出て、国際医療研究センター(NCGM)の救急外来に『時間外診療』で駆けつけたのだった。

2度目の発症の際も熱が矢張り8度だったが、日曜日の早朝の又もや時間外に万一心臓に関連した発熱だったら一大事とNCGMに時間外診療になると知って駆けつけたのだった。因みに、この場合ではたとえ診察券を持つ患者であっても¥8,000+消費税を申し受けられるのだ。

今回は痛みもさほどではなく、13日の月曜日まで待って掛かりつけの開業のクリニックの先生にブロック注射をして頂きに行けば良いと割り切っていた。だが、天気予報は気温10度と大きく下がり、しかも雨天となっていた。私は「雨男」だの何のというものを信じていないが、不思議と2月11日の退院以降、NCGMであれ開業の医師のクリニックであれ通院となると、現在の体調には最悪である「寒くて雨降りばかり」に出くわすのだ。

さて、一夜明けて本日の朝はこのアパートでは室温が辛うじて20度と低く、ダウンジャケットにマフラーと手袋で出掛ける準備が整った午前10時には既に雨が降っており「またかよ」と本当にウンザリだった。念のために解説しておけば「何も濡れることを厭うのではなく、気温の急な変動が心臓に与える悪影響を怖れている」のだ。簡単に言えば、血管が収縮して血圧が上がるのが危険なのだ。実は、長い人生で4月中旬までダウンジャケットを着用せねばならぬ事態に出会った記憶がない。

それだけではない。折角療法士の先生方から外出の範囲を広げても良しと許可された日課の散歩を、雨天と低温を厭わずに強行するだけの度胸というか危険を犯す気力は未だ持ち合わせていないのだ。漸く体力に復活の気配が見えて、注意していないと制限速度を超えた早足で歩いている状態にまでなって来たのに、雨降りがその訓練の機会を奪うのが腹立たしいのだ。

しかし、午前中にはクリニックには1時間に一本のバスを利用して直ぐ近くまでたどり着けたが、帰路は寒空の下に傘を差して恐る恐る15分ほど歩かざるを得なかった。だが、下半身はタイツの上にレッグ・ウオーマーを装着して保温対策を採っていたので、何とか寒さを克服して帰宅出来た。来る15日は週に一度のリハビリテーションの日である。何とか普通の天気であって欲しいものだと切に願っている。

台湾を創設メンバーから除外

2015-04-14 07:19:28 | コラム
早速正体を現したAIIB:

報道によれば「中国の当局者が台湾をAIIBの創設メンバーから除外する」と発表した由だ。即ち、「中国は一つ」という従来の主張そのままなのである。台湾も反発し最低でも「中華台北」(=Chinese Taipei)の名称を譲らす、不参加もあり得ると言っている模様。

矢張りと言うか何と言うか「中国は何処まで行っても中国」という正体を現したと感じさせてくれた。中国がこの調子で事を進めていけば、UNの”Security Council”(私はこれを安全保障理事会と訳すのを採らない。国連も同様にお追従で欺瞞的な訳だ)の如きものを設立して”Permanent member”(これの何処を採って「常任理事国」と訳すのだ)を恣意的に選んで運営していくだろうと容易に想像出来る。

欧州から参加した先進国は唯々諾々と中国当局運営方針に従っていく用意があるのだろうかなどと、私などはつい考えてしまう。なお、余談だが、私が好みの「正体を現した」という英語の表現は”~ revealed its (or one’s) true identity.”なのだ。