新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

菅・翁長会談の結果の報道を批判する

2015-04-06 07:17:19 | コラム
マスコミの「平行線」報道は疑問だ:

自国が同盟国と合意した案件に抵抗する姿勢を「平行線」とは何事か。

私は産経までもが菅・翁長会談に「平行線」という見出しを打っていたのには驚き呆れた。我が国が同盟国であるアメリカと合意した普天間の辺野古への移転に変節した新知事が反対しただけでもおかしいのに、その会談が「平行線」はないだだろう。「県知事が中央政府の決定と意志に反抗」辺りが適切だと思うが、如何か。

あれでは、あの知事は「私は虎視眈々と沖縄獲得を狙っているかの如き某国の回し者です」と言っているに等しいのではないか。しかも無礼にも官房長官の「粛々として」との表現に「上から目線」等という下卑たマスコミ用語を使ってまで批判した非礼には呆れる前に悲しくなった。「こんな者のために国が世界に恥をさらしているとは」と思って。

何れにせよ、マスコミには政府に逆らう記事を打ち上げる新聞やテレビ局がある以上想定内の報道姿勢だが、あの安手のヒロイズムとでも形容したい「平行線」に惑わされる国民と県民の皆様が増えそうなのも気懸かりだ。