新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

3月6日 その3 アメリカ大統領選挙関連の情報

2016-03-06 17:33:46 | コラム
事情通からの情報によれば(信じるか信じないか):

一部のマスコミも採り上げていたように、アメリカのある事情通は「共和党内部ではドナルド・トランプ氏(Donald J. Trump)が指名獲得に迫りつつある事に危機感を覚え、テッド・クルーズ(R. Edward Cruz)とマルコ・ルビオ(Marco A. Rubio)の2人を対抗馬として残し、最終的な党大会でこの両名の獲得代議員数を利用して(この辺りの情報の確度は私は自信がないが)トランプ氏を候補としない作戦が出来ている」と指摘している由だった。

その方が確かに望ましいとは思うが、そういう噂というか観測が流れてきたほど共和党の内外でトランプ氏の勢いに憂慮している向きがあるというのは解らないでもないような気がする。

一方の民主党については、確かにヒラリー・クリントン夫人(Hillary Rodham Clinton)が優勢だ。しかし、事情通は「アメリカの国務省は長官当時のクリントン夫人の健康状態が芳しくなく、屡々公務を執行出来ないほど弱かったことを承知しているので、現在68歳であり、もしも大統領となれば任期中に70歳を迎えることを好ましくなく思っているとのこと。そこで、彼女が私的なメールアドレスを使用したことのような旧悪をリークして、候補者となることを阻止する動きに出ている」と穿ったことを伝えているという。

アメリカの企業社会ではCEO兼社長は言うに及ばず、副社長や事業本部長等の地位に就いた場合には、我が国の役員や社長等の役職者とは全く異なる、寧ろ肉体労働者とでも形容したくなるような、物理的にも時間的にも非常なる激職なのである。詳細は省くが、地位が高くなり責任の量が増すほど現実の世界というか実務の面で何が何時何処でどのように起きているかについて、実務担当者よりも精通していなければならず、日常的に如何なることでも時と場合によっては即断即決するのが高額所得者の責務であるから、1年365日休む間もなく働くのは当然と、下の者が認識している。

ビジネスの世界でもそれであるから、事アメリカの大統領ともなれば、どれほどの激務であり激職であるかは容易に想像が出来るが、その激務と激職の中身などは到底想像出来るものではない。その激職に長官(Secretary)時代でも体力(というか健康)に問題があった人が大統領になるのは如何なものかという辺りが、国務省と一部の事情通の懸念するところであるというのが情報である。

何れにせよ、私如きには共和・民主の両党が誰を選ぶのかなどは解る訳がない。知人の元大学院大学教授氏が指摘したように「ジャンプボール状態である」というのは穿ち得て妙かと思う次第だ。


3月6日 その2 英語の発音の考察

2016-03-06 10:31:34 | コラム
英語の発音の分類:

「頂門の一針」3950号の松村 隆彦様が私の英語の発音論について、以下のコメントにを寄せられました。

<今回の、waterの発音の件、以前ニューヨークで店員に(黒人) waterpleaseと言いましたが通じません。ヲォーターの発音が悪かったのですね。仕方が無いので、かつて聞いていた「ワラープリーズ」と言ってみました。

なんと通じるではありませんか。爾来そんなものかと思っておりましたら今回の貴殿の解説により、「目から鱗が落ちる」でした。>

これにに感謝して一言申し述べます。

アメリカ語の場合はUKのQueen’s accentよりもアクセントの付け方がきつく、UKの英語のようにどちらかと言えば平板に流れない英語である事が、日本の学校教育で外国人離れした発音の先生方に教えられた同胞の方が聞き取りにくくなり、その強調したアクセントの悪い方を真似てしまう傾向があると思っております。「ウオラー」だの「ワラー」などはその典型ですが、ある階層以下のアメリカ人はそういう発音をしたがるものです。生まれと育ちが関係しています。

他の例を挙げれば、”twenty”が「トエニー」か「トウエニー」となってしまうように”ty”が本当は正しく発音されていることもあっても「トウエンテイ-」とは聞こえない結果になるのです。私は日本人には不向きな”ty”の発音を回避したいが為に「トエニー」的な発音にいきなり入っていかないで、何とか正確に”twenty”が出来るようになるような努力が肝腎だと思います。私に出来たことが、同じ日本人で出来ないはずがないと思って挑戦して頂きたいと希望するのです。言うなれば易きについて欲しくないのです。

同様に困ったものだと思っているのは”two”が「ツー」で戸籍を得てしまったいること。これだってやってみれば正確に「トウー」との発音が出来るはずです。

話は変わりますが、私はヒラリー・クリントンの”r”を強く響かせる発音を嫌うと言いました。それは解りやすく言えば「余り上品とは言えない発音だから」なので、あの地位までに達した人では珍しいかなと思ったまでです。かの故John F. Kennedy大統領はニュー・イングランド系の英語でしたから、”R”を響かせることはなかったと記憶します。だから上品だったと言うよりもそういう出自でしょう。

何れ、何故南部訛りが蔑視されるかと、その実態を採り上げたいと思っております。


16年2月の新宿区の人口

2016-03-06 10:28:56 | コラム
2月の人口は微増だった:

新宿区の「広報しんじゅく」28年3月5日号によれば、2月の住民基本台帳人口は334,613人で対前月比では420人も増えていたので、1月の147人の減少から再び増加に転じたことになる。因みに、15年の12月には92人、11月には1,924人、10月には1,241 人の増加だった。

近頃の大久保通りを中心とする所謂“Koreatown”は単に若い女性が韓国産の化粧品を買い求めに来るだけの町となった感が深い。最早“Koreatown”の名称には値すまい。噂では我々が越してきた1988年以前からあった伝統的な韓国料理を出す「田舎屋」ですら既に経営者が変わってしまったほど、韓国料理店の衰退が目立っている。中国の若者の増加は相変わらず目立っているが、その割には中国料理屋が出現しないのは何故だろう。俗称「イスラム横丁」を目指してくる中近東勢も目立つが、他にマレーシアかインドネシアの女性も徐々に増えている感がある。

それでも、2月の外国人の数は38,942人と1月からは357人の増加で全体に占める率は11.6%と1月の11.5%とほぼ同じ。前年の12月や11月も11.6%だったので、実質的には変化はなかったと言える。当方が以前から恐れていた「韓国系の店の衰退は大久保通りのスラム化となりはしないか」は未だこれから先の事のようだと思う。

世帯数は210,172と対前月比300の増加だった。世帯当たりの人口は1.59人と1月との対比でも変化はなかった。なお、15年の12月も1.59人、昨年11月は1.57人と実質的には変動していない。

日本人の人口は295,671人と対前月比で63人増だった。その内訳は男性が 147,878人と79人増、女性は147,878人と16人増だった。外国人の38,585人の内訳は男性が20,196人と232人増加で女性は18,746人で125人の増加だった。

外国人では常に男性の数が多いのは感覚的には意外だが、その率は2月には51.9%と1月の51.7%からほんのわずか上昇したに過ぎない。私は中国経済が不安定化したことでもあり、今後どれ程中国語と思しき言葉を話す若者が増え瑠と考えている。

参考資料:新宿区広報「しんじゅく」平成28年3・5