アウフヘーベン(=Aufheben→止揚)とダイヴァーシテイ―だそうで:
25日14:30からの小池都知事の緊急記者会見を最後まで見てしまった。小池さんにしては珍しく非常に興奮気味で熱の籠もった語り口で、質問者をはぐらかすような姿勢がなかった。それだけ「希望の党」の代表就任について意気込んでおられたと見えた。TBSのゴゴスマでは東海大学の金慶洙教授が「消去法で考えれば、都知事を辞しての国政復帰もあるか」と予想したほど「何の為の会見」かが話題になっていた。
しかしながら、私には小池都知事は既に「松井大阪府知事が維新の代表を兼務されている先例あり」という点に言及していたので、あれが伏線だったのかと納得しながら聞いていた。聞かせどころは数々あったとは思うが、「細野さんと若狭さんが色々やってこられたが、ここでリセット」してだとか「与党になるのか野党かは・・・」と「アレッ」と思わせるような発言辺りがミソかなと思っていた。
私には意気込んでおられた割りには諸々の点で具体性に乏しく、言いたかったことも言わずに含みを持たせた会見だったと思う。何れにせよ、小池さんの外来語の多用には辟易とさせられる。しかも、それを承知の上で「アウフヘーベンが解らなかったら辞書を引いて下さい」と人を食ったようなことを平気で言う辺りは不遜では。ダイヴァーシテイ―だって「ダイヴァーの市」のことではない。「多様性」だ。
念の為に1951年の大学1年生の時に必須科目で何のことか訳も解らずにやっと及第点が取れた哲学用語の「アウフヘーベン」が「止揚」だ位は覚えていたが、広辞苑で引いてみた。これは「弁証法的展開では、事象は低い段階の否定を通じて高い段階へ進むが、高い段階のうちに低い段階の実質が保存されること。矛盾する諸契機の発展的統合」とあった。これでは、あれから66年経っても良く解らないことは不変だ。
そこで、diversity をOxfordで見れば a range of many people of things that are very different from each other となっていた。ジーニアス英和ではあっさりと「相違、差異;相違点」とあった。
多分、「諸々の党から個性ある人々を集めて止揚して優れた政党に仕上げて、何れは政権政党にまで持っていこうという多様性を持たせよう」という大目標を掲げたのかなと解釈することにした。
25日14:30からの小池都知事の緊急記者会見を最後まで見てしまった。小池さんにしては珍しく非常に興奮気味で熱の籠もった語り口で、質問者をはぐらかすような姿勢がなかった。それだけ「希望の党」の代表就任について意気込んでおられたと見えた。TBSのゴゴスマでは東海大学の金慶洙教授が「消去法で考えれば、都知事を辞しての国政復帰もあるか」と予想したほど「何の為の会見」かが話題になっていた。
しかしながら、私には小池都知事は既に「松井大阪府知事が維新の代表を兼務されている先例あり」という点に言及していたので、あれが伏線だったのかと納得しながら聞いていた。聞かせどころは数々あったとは思うが、「細野さんと若狭さんが色々やってこられたが、ここでリセット」してだとか「与党になるのか野党かは・・・」と「アレッ」と思わせるような発言辺りがミソかなと思っていた。
私には意気込んでおられた割りには諸々の点で具体性に乏しく、言いたかったことも言わずに含みを持たせた会見だったと思う。何れにせよ、小池さんの外来語の多用には辟易とさせられる。しかも、それを承知の上で「アウフヘーベンが解らなかったら辞書を引いて下さい」と人を食ったようなことを平気で言う辺りは不遜では。ダイヴァーシテイ―だって「ダイヴァーの市」のことではない。「多様性」だ。
念の為に1951年の大学1年生の時に必須科目で何のことか訳も解らずにやっと及第点が取れた哲学用語の「アウフヘーベン」が「止揚」だ位は覚えていたが、広辞苑で引いてみた。これは「弁証法的展開では、事象は低い段階の否定を通じて高い段階へ進むが、高い段階のうちに低い段階の実質が保存されること。矛盾する諸契機の発展的統合」とあった。これでは、あれから66年経っても良く解らないことは不変だ。
そこで、diversity をOxfordで見れば a range of many people of things that are very different from each other となっていた。ジーニアス英和ではあっさりと「相違、差異;相違点」とあった。
多分、「諸々の党から個性ある人々を集めて止揚して優れた政党に仕上げて、何れは政権政党にまで持っていこうという多様性を持たせよう」という大目標を掲げたのかなと解釈することにした。