新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

9月19日 その2 解散の大義名分

2017-09-19 13:12:05 | コラム
>如何なる大義が必要か:

昨日は午前中から外出でテレビを見る暇もなく、朝日新聞が早速「大義がない」と言っていたらしい。だが、何処の局だったかが繰り返し小池都知事が「大義が分からない」という場面を流したのは見た。これは意図的に流しているなと感じた。総理はUNの総会から帰った後で語ると言っておられた。未だ「解散する」と言われた訳ではない。

それにも拘わらず、民進党は待ってましたとばかりに「カケとモリ隠し」だと言い募るが、これは解りきっていたことで彼ら連合軍には安倍内閣を叩く常套手段がずっとこれなのだ。この因縁の付け方には最早大義などはないことが明らかなのに、彼らは執拗に疑惑だと言うのだ。彼らの脳裏の片隅にも「DPRKがもたらす危機」などは存在しないようだ。困った連中だ。

私は総理は正面切って「北の脅威に対抗する為には改憲しかない。今度こそ本格的に改憲に取り組む為にあらためて民意を問うのだ」と言われて良いのだと考えている。

消費増税を大儀にするとの案も自民党内にあるかと報じられていた。「急いては事をし損じる」ではないか。私は、単なる閃きで理論的な捉え方ではないと認めた上で言うが、消費増税は折角上向いている景気に多少以上の冷水を浴びせるような気がしてならないのだ。故に「大義」なるものに充てるのは危険度が高過ぎると思う。こういうことは「白か黒か」しか結果が出ないので逃げ場がなくなる危険性が高く、余り賢い対応策だとは見えないのだが。

解散の大義

2017-09-19 07:45:34 | コラム
臨時国会の冒頭で解散:

昨日の産経新聞の一面にこの大見出しがあった。小池都知事が「大義がない」と批判したと多くのテレビ局がその場面を流していた。更に「自民党の内部では税率を引き上げた後の消費税の使途を大義にしようと検討中」とも報じられた。取って付けたような感がある。私には何となく悪意ある fake news か、とまで思わせられた。考えすぎか?

私には総理の専権事項と報じられている「解散」に何らかの大義名分を絶対に事前に公表べきななのかどうかは解らない。しかし、現実には総理が未だ公開の場で解散すると発表した訳でもなく、臨時国会も未だ召集されていない。その時に「大義論」を言い出して批判するのは、例によって意図的な安倍叩きではないのかなどと思ってしまう。

確かに、「日本ファーストの会」などは未だに政党として具体的な形になった訳でもなく、民進党脱退派の細野豪志以下との合意流に合意した模様という程度だ。野党第一党の民進党も離脱者が多く前原新代表の威令が行き渡っていない状態だし、前原新代表は共産党に対する姿勢も揺らぎ始めている。そういう客観情勢では解散の好機到るかも知れない。本当に28日に解散ならば、大義名分は何れ総理がその時までには発表されることだろう。

野党とマスメディア連合軍が安倍総理と安倍内閣叩きを始めて以来、何かといえば総理を悪し様に言い、それを使って反安倍総理と安倍内閣の新聞・テレビ・雑誌が叩く傾向が続いている。今回も早くも「大義論」で批判していくことだろう。安倍内閣の支持率が50%を超えたという調査もある。一般の国民が何れを信じて解散→選挙に臨むのかだと思う。