新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

トランプ大統領対金正恩委員長の対立

2017-09-23 10:13:03 | コラム
眼前の危機か:

いきなり結論めいたことを言えば、危機を如何に回避するかは、私にはトランプ大統領ので肩に掛かっているように思えてならない。

22日には「解散の大義名分」を論じてお仕舞いに「ここから先は金正恩委員長がどのように反応してくるかだと思う。」と述べた。金正恩委員長からの反応は「史上最高の超強硬措置を慎重に考慮する」だった。一寸怖じ気付かせられるような恐ろしさがあるとは言え、「慎重に考慮」で締めてあるところがミソか。更に李外務大臣はNYで「太平洋上で水爆実験」と言って補強した。彼が単独で何か言える訳がないだろうから、金正恩委員長から指示があったと読むのが常識だろう。

私は、この一部に「チキンレース」と捉えているトランプ大統領と金正恩委員長の遣り取りを見ていて感じるのは「金正恩委員長は常にトランプ大統領を見下しているような物言いをして威嚇していること」だ。しかし、一連の威嚇的発言を見ていると、如何にも「オオカミ少年」的なところがあるのだが、現実的には何度何度も繰り返して missile を発射したし、核実験も実行している。そうであれば「史上最高の超強硬措置」如何にもは恐ろしいが「慎重に考慮」するとも言うのだ。

私にはトランプ大統領のUNでの演説では「あそこまで仰ることはないのではないか」と思わせてくれた。そこに金正恩委員長もそれなりに反応してきたので、矢張り我が国は言うまでもなく、人道支援をするなどと調子が外れたことを言っていた文在寅大統領率いる韓国にも危機を感じさせただろうと思う。現に、フランスは平昌オリンピック不参加を匂わせてきたではないか。

事ここに到っても野党連合は「モリとカケの追求を避ける狙い」とまで言い募るのだ。マスコミは多少この点に触れなくはなったが、何分にも加計問題ではあの加戸元愛媛県知事の国会での証言を完全に無視した連中のことだから、未だ未だ何を言い出すか解らない。産経にしたところで、清宮幸太郎のプロ志望発言を受けてあれほど紙面を割くのだから情けない。あんなことはモリとカケより遙か下の小事だろうに。

安倍総理はNYで再三トランプ大統領と会談されて十分にこの緊急事態について打ち合わせされたと思うので、25日以降にどのような発言をされるかに大いなる関心がある。最後になったが、私は事態はそれほど安閑としてはいられないところに近付きつつあると思っている。それは金正恩委員長がするだろうことは読みやすいようではあっても、何れにせよ破壊的且つ破滅的なな要素が余りにも濃厚だから。