新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

9月10日 その2 セントラルリーグの大閃き予想

2017-09-10 10:56:01 | コラム
DeNAが読売に抜かれるだけで済めば良いが:

緊迫するDPRK情勢を離れて、ここでは間延びのした話題を。

9日夜のDeNAの対阪神戦の不調振りを見ていると、不安になってきた。それは、以前にも採り上げたことで、一度はあれほど奈落の底に落ちていた読売巨人軍が息を吹き返して来たことだ。目の上のたんこぶ・DeNAを追い落として3位に上がり、クライマックスシリーズとやらに出場するだけなら未だ許すことが出来るが、もしかして阪神と広島をも破って日本シリーズに出て行ってしまうのではないかと、本気で懸念させられたDeNAの弱さだった。

その言わば閃きの根拠を挙げて行こう。先ずは読売の整った投手力で菅野、田口、マイコラスに加えて近大から入ってきた新人の畠世周というのが球も速いし未だ物怖じせずに投げている点がある。打つ方では楽天ではそれほどとは見えなかったアメリカから出戻りのマギー(本当はマギーヒーと読むのだと思うが)がアメリカ人には珍しく手堅いバッテイングをするし、無理筋だと思った二塁手としても手堅い守りを見せていることがある。

坂本が現在はやや不調だが何れは調子を取り戻すだろうし、阿部だって村田だって亀井だって時々思い出したように打つではないか。陽岱鋼だって.273を打っている。長野も.266まで上がってきた。

DeNAはと言えば投手陣が手薄だ。頭数はいるが所謂エース的な存在がいないのが弱点だろう。打つ方でも、筒香君は未だWBC病が治りきっていないし、ロペスも良い打者だとは思うが、矢張り外国人独特の粗雑さが問題だ。宮崎もまさか本当に首位打者を取れるほどに進歩したのかと思っていたが、今や矢張り調子が落ちてきた。ここの打者たちは皆、粗さが目立つので、菅野級の投手だと沈黙する嫌いがある。

そんなこんなを考えていくと、DeNAは投手たちがよほど頭を使って読売以外との試合で取りこぼしがないように投げていかないと、一級品の投手が4人揃った読売に抜かれる危険性があると思う。但し、当面の相手である読売との対戦が後2試合しか残っていないので、この二つは絶対に落とさないように奮闘すべきだ。

ここで、読売がDeNAを抜いたと仮定した場合に、阪神がどうなるかである。ここも投手陣が不揃いな恨みがある。確かに新興勢力の秋山も良いが、それ以外は不安定だ。新人の小野は素材としては認めるが、読売の経験豊富な打者を抑えきれるかとなったら見通し不明だ。阪神は良くここまで2位にいるなと感心させられるほど戦力は不備だ。中谷など見事なホームランを打つが打率が.246では中心打者の資格はない。新人の大山に4番を打たせているようでは・・・なのだ。

残るは広島だが、鈴木誠也が怪我で抜けてから何故か調子が落ちた。ここも打つ方は兎も角投手陣の駒が不足だと危惧する。黒田が抜けた後は岡田と藪田で何とか補っているかのようだが、ジョンソンの不振が痛いだろう。野村にも昨年の調子が見えないのも、私は彼のような投手の限界かなと思って見ている。

そうであれば、4人の投手を備えて読売がクライマックスシリーズのような短期勝負では有利になるかと懸念させられる。即ち、読売が日本シリーズまで行ってしまうのか、ということだ。そんなことが起きないように、DeNAと広島には一所懸命に残る試合を取りこぼすことなきよう奮闘して貰いたいのだ。これでは「読売嫌い」が露骨で不公平かな。


ワシントンDCに問題あり

2017-09-10 09:55:36 | コラム
アメリカの国務省には:

10日朝には滅多に見ないTBSのサンデーモーニングを見ていたが、これはフジテレビが27時間テレビとやらをやっているので、報道2001が放映されるのかどうか不明だったからだ。しかし、新聞などでは報道されていない事を毎日新聞に岸井が言っていてのを聞けたのは収穫だった。

それは「アメリカの国務省(Department of the State)には未だに局長や部長級の管理職が着任していないことがあるので、我が国の駐米大使や国連大使が接触すべき相手が不在で意見交換も出来ず情報も取れない状態にある。一方ではトランプ大統領が思い付きのようにTwitterで色々と発言してしまうので、外務省も困っている」というものだった。

私でさえ、「トランプ政権下ではトランジション・テイ―ムが機能しない状態が続き、ワシントンDCの中央官庁の管理職にオバマ政権時代の者が残っていたり、甚だしい場合には空席もある」程度は知っていたが、ここまで具体的に問題点を挙げた話は聞いたことがなかった。即ち、トランプ大統領が未だにやるべきだったことをやらずに放置してあるという統治能力の問題点の指摘だった。これでは外務省もさぞや苦労されていることだろうと思った。