今回は「閃き」ではなく理論的に金足農の敗戦を予想していた:
金足農には気の毒だったが、私は「甲子園野球の大阪桐蔭との決勝戦では、どう贔屓目に見ても金足農の勝利はなく、10点以上の差が付くボロ負けか、もし勝てても本当の僅差しかない」と予測していた。午前中は国立国際医療研究センター病院・循環器内科での定期検診だったので、2時の試合開始には十分に間に合った。
敗戦と予測した理由は
*吉田輝星投手が甲子園だけで749球も投げてきたこと。NHKも朝日新聞も美談にしたいようだが、高校生ではなくてもあってはならない無茶苦茶な連投である。その後で決勝戦でも投げて勝とうというのは大阪桐蔭の打撃力の強さを考えた時に無理な相談だったこと。吉田君には大阪桐蔭を抑えきる余力は残っていないと見ていた。
*大阪桐蔭と金足農では選手の層の厚さが違っていたし、選手たちの鍛え上げられ方にも大きな開きがあると見ていた。大阪桐蔭が私立校であることから考えても、如何ともしがたい差があった。特に、県予選から一人で投げてきたという吉田君と三人は投手を揃えてある大阪桐蔭とでは比較にならないと思った。大阪桐蔭の投手たちの疲労度は吉田君よりも遙かに低いという意味。
であるが、大阪桐蔭は全員が自信たっぷりに見えたし、何度も甲子園に出て、しかも勝ち抜いた経験が豊富な者が多いので、私の目には「勝ち方を知っていることがあれほどの余裕となって現れた」と見えた。
また、現実に吉田輝星君は初回に3点を取られたが、投球フォームで体重の移動が出来ておらずに体が一塁側に流れるようだったし、解説者も言っていたように腕が触れていなかった。また、制球力が整っておらず3番と4番打者を三振に取ったスライダーのコントロールがまともに出来ていたのがこの時だけだった。速球は低めに行っていなかったし、真っ直ぐの球速も私が見た限りでは146 km止まりだったし、それも完全に狙ったところには行っていなかった。
正直に言って、初回の失点までで「金足農さん、ここまで甲子園野球の信者、ファン、高校野球の愛好者、野球好きをこれほど楽しませてくれて本当に有り難う。君たちは素晴らしかった」という思いにとらわれた。確か午後3時過ぎに力尽きたのか、吉田君がスリーランホームランを打たれたところで、歯科医の予約時刻が迫ったので観戦を止めて外出した。歯科医の後に調剤薬局にも回って帰ってくれば、予想よりも大きな点差の13対2で大阪桐蔭の勝利で終わっていた。
金足農の持てる力を目一杯発揮して決勝戦まで勝ち上がったことは幾ら褒めても褒めたりないほどだと思う。だが、大阪桐蔭との戦力の差は如何ともしがたかったと思う。立派な成績を残したと言えるだろう。私立校の有利さというか強みは、大阪桐蔭の先発9人の中に大阪出身者が2人しかいないことだろう。一方の金足農は全員が秋田県人である。これ以上言うことはないだろうと思う。
私は何よりもあれだけの球数を投げた吉田君の将来を心配したいのだ。その心配の根拠をここにあらためて長々と言うまでもあるまい。高野連と朝日新聞社に反省を求めたいだけだ。何故か私は勝って当たり前の試合に勝った大阪桐蔭を祝福する気にはなれないのだ、如何に春夏の連覇が立派であっても。
金足農には気の毒だったが、私は「甲子園野球の大阪桐蔭との決勝戦では、どう贔屓目に見ても金足農の勝利はなく、10点以上の差が付くボロ負けか、もし勝てても本当の僅差しかない」と予測していた。午前中は国立国際医療研究センター病院・循環器内科での定期検診だったので、2時の試合開始には十分に間に合った。
敗戦と予測した理由は
*吉田輝星投手が甲子園だけで749球も投げてきたこと。NHKも朝日新聞も美談にしたいようだが、高校生ではなくてもあってはならない無茶苦茶な連投である。その後で決勝戦でも投げて勝とうというのは大阪桐蔭の打撃力の強さを考えた時に無理な相談だったこと。吉田君には大阪桐蔭を抑えきる余力は残っていないと見ていた。
*大阪桐蔭と金足農では選手の層の厚さが違っていたし、選手たちの鍛え上げられ方にも大きな開きがあると見ていた。大阪桐蔭が私立校であることから考えても、如何ともしがたい差があった。特に、県予選から一人で投げてきたという吉田君と三人は投手を揃えてある大阪桐蔭とでは比較にならないと思った。大阪桐蔭の投手たちの疲労度は吉田君よりも遙かに低いという意味。
であるが、大阪桐蔭は全員が自信たっぷりに見えたし、何度も甲子園に出て、しかも勝ち抜いた経験が豊富な者が多いので、私の目には「勝ち方を知っていることがあれほどの余裕となって現れた」と見えた。
また、現実に吉田輝星君は初回に3点を取られたが、投球フォームで体重の移動が出来ておらずに体が一塁側に流れるようだったし、解説者も言っていたように腕が触れていなかった。また、制球力が整っておらず3番と4番打者を三振に取ったスライダーのコントロールがまともに出来ていたのがこの時だけだった。速球は低めに行っていなかったし、真っ直ぐの球速も私が見た限りでは146 km止まりだったし、それも完全に狙ったところには行っていなかった。
正直に言って、初回の失点までで「金足農さん、ここまで甲子園野球の信者、ファン、高校野球の愛好者、野球好きをこれほど楽しませてくれて本当に有り難う。君たちは素晴らしかった」という思いにとらわれた。確か午後3時過ぎに力尽きたのか、吉田君がスリーランホームランを打たれたところで、歯科医の予約時刻が迫ったので観戦を止めて外出した。歯科医の後に調剤薬局にも回って帰ってくれば、予想よりも大きな点差の13対2で大阪桐蔭の勝利で終わっていた。
金足農の持てる力を目一杯発揮して決勝戦まで勝ち上がったことは幾ら褒めても褒めたりないほどだと思う。だが、大阪桐蔭との戦力の差は如何ともしがたかったと思う。立派な成績を残したと言えるだろう。私立校の有利さというか強みは、大阪桐蔭の先発9人の中に大阪出身者が2人しかいないことだろう。一方の金足農は全員が秋田県人である。これ以上言うことはないだろうと思う。
私は何よりもあれだけの球数を投げた吉田君の将来を心配したいのだ。その心配の根拠をここにあらためて長々と言うまでもあるまい。高野連と朝日新聞社に反省を求めたいだけだ。何故か私は勝って当たり前の試合に勝った大阪桐蔭を祝福する気にはなれないのだ、如何に春夏の連覇が立派であっても。