新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

8月21日 その3 残念ながら予想は当たった

2018-08-21 20:29:00 | コラム
今回は「閃き」ではなく理論的に金足農の敗戦を予想していた:

金足農には気の毒だったが、私は「甲子園野球の大阪桐蔭との決勝戦では、どう贔屓目に見ても金足農の勝利はなく、10点以上の差が付くボロ負けか、もし勝てても本当の僅差しかない」と予測していた。午前中は国立国際医療研究センター病院・循環器内科での定期検診だったので、2時の試合開始には十分に間に合った。

敗戦と予測した理由は

*吉田輝星投手が甲子園だけで749球も投げてきたこと。NHKも朝日新聞も美談にしたいようだが、高校生ではなくてもあってはならない無茶苦茶な連投である。その後で決勝戦でも投げて勝とうというのは大阪桐蔭の打撃力の強さを考えた時に無理な相談だったこと。吉田君には大阪桐蔭を抑えきる余力は残っていないと見ていた。

*大阪桐蔭と金足農では選手の層の厚さが違っていたし、選手たちの鍛え上げられ方にも大きな開きがあると見ていた。大阪桐蔭が私立校であることから考えても、如何ともしがたい差があった。特に、県予選から一人で投げてきたという吉田君と三人は投手を揃えてある大阪桐蔭とでは比較にならないと思った。大阪桐蔭の投手たちの疲労度は吉田君よりも遙かに低いという意味。

であるが、大阪桐蔭は全員が自信たっぷりに見えたし、何度も甲子園に出て、しかも勝ち抜いた経験が豊富な者が多いので、私の目には「勝ち方を知っていることがあれほどの余裕となって現れた」と見えた。

また、現実に吉田輝星君は初回に3点を取られたが、投球フォームで体重の移動が出来ておらずに体が一塁側に流れるようだったし、解説者も言っていたように腕が触れていなかった。また、制球力が整っておらず3番と4番打者を三振に取ったスライダーのコントロールがまともに出来ていたのがこの時だけだった。速球は低めに行っていなかったし、真っ直ぐの球速も私が見た限りでは146 km止まりだったし、それも完全に狙ったところには行っていなかった。

正直に言って、初回の失点までで「金足農さん、ここまで甲子園野球の信者、ファン、高校野球の愛好者、野球好きをこれほど楽しませてくれて本当に有り難う。君たちは素晴らしかった」という思いにとらわれた。確か午後3時過ぎに力尽きたのか、吉田君がスリーランホームランを打たれたところで、歯科医の予約時刻が迫ったので観戦を止めて外出した。歯科医の後に調剤薬局にも回って帰ってくれば、予想よりも大きな点差の13対2で大阪桐蔭の勝利で終わっていた。

金足農の持てる力を目一杯発揮して決勝戦まで勝ち上がったことは幾ら褒めても褒めたりないほどだと思う。だが、大阪桐蔭との戦力の差は如何ともしがたかったと思う。立派な成績を残したと言えるだろう。私立校の有利さというか強みは、大阪桐蔭の先発9人の中に大阪出身者が2人しかいないことだろう。一方の金足農は全員が秋田県人である。これ以上言うことはないだろうと思う。

私は何よりもあれだけの球数を投げた吉田君の将来を心配したいのだ。その心配の根拠をここにあらためて長々と言うまでもあるまい。高野連と朝日新聞社に反省を求めたいだけだ。何故か私は勝って当たり前の試合に勝った大阪桐蔭を祝福する気にはなれないのだ、如何に春夏の連覇が立派であっても。


8月21日 その2 4名の不心得者

2018-08-21 12:51:43 | コラム
>飲酒もしていたとは:

私はそもそも体質的にもアルコールを受け付けないので酒類は窘めなから気楽に批判しますが、あのバスケットボール(私はマスメデイアが「バスケ」と略すのを見聞きすると胸が悪くなります)の間抜けども4名にはスポーツ選手であり日本代表という自覚がなさ過ぎます。選手村を出て飲酒など以ての外です。それだけでも選手団から追放されても仕方がないでしょう。

プロ野球の選手などにも試合で手柄を立ててインタビューされて、「今晩はうまい酒が飲める」などとほざくやつがいますが、完全な心得違いです。自分が飲めない、飲まないから一寸言い過ぎだったかも知れませんが、スポーツ選手の体力の維持に飲酒が効果があるはずはないのです。

アジア大会のバスケットボール代表選手4名の大失態:

2018-08-21 08:03:44 | コラム
山下泰裕団長以下役員に監督不行き届きの責任はないのか:

私は1970年から72年の冬にかけて東南アジアと韓国に出張する機会があった。未だアメリカの会社に移籍する前のことだ。事前に言智についてある程度のことは経験者から聞かされていたが、それらの諸国では法規制を無視するであるとか、袖の下が有効であるという事実を見せつけられて、何となく我が国との対比で優越感の如きものを味わえたのだった。さらに風紀(spring sales?)という点では何処の国も似たようなものだった。

私はバスケットボールの男子代表選手たちにどの程度の海外遠征の経験があるのか知らないが、今回の出来事は非常識で自覚がない大失態である。外国にはそういう誘惑というかその機会は我が国よりも遙かに数多くあるとは聞かされていなかったのだろうか。役員や監督たちは「自制せよ」とは言ってなかったのだろうか。いや、選手団結成の際に男子だけを集めて然るべき注意というか警告をしておかなかったのだろうかと思う。

私は1997年にインドネシアには2度出張の経験があるが、担当した商社の駐在員からは「絶対に単独行動は避けて欲しい。外出は当社が計画しバスを準備するのでそれだけを利用願いたい」とはっきりと申し渡されていた。さらに「どうしても単独で外出したければ、強盗に遭った時に備えて10ドル程度だけ持って出ること」とも聞かされていた。即ち、ジャカルタでも単独行動は論外だということだ。いや、安全を確保する意味からも「無断で単独の外出は厳禁」くらいは言い渡しておくべきだったと思う。

私は新宿区の人口を論じる一文でも何度か「我が国ほど安全な国はなく、勝手に入ってきたアジア系やイスラム教徒どもは全く何の不安もなく町中を歩き回っている」と指摘して来たが、これほどの安全保障がある国は日本だけである。特に東南アジアに行けば安全がない代わりに諸々の誘惑があるくらいは常識だと思う。その点を代表選手たちに事前に十分に叩き込んでおかなかったとしたら、山下泰裕団長以下役員の責任だと思うのだ。私は常識として「外国は怖いところだと認識せよ」と教えておくべきだったと言いたい。