新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

7月27日 その2 「閃き」が見事に当たってDeNAが負けた

2020-07-27 14:58:40 | コラム
DeNAの6:0のリードは危険範囲内と閃いた:

昨26日はむざむざと読売が勝ちそうな試合など観戦することもあるまいと決めて、広島対DeNAの方を見ていた。私は以前からこの球団の試合の進め方は大雑把というか雑であり、勝てる試合を落とすことが多いと決めつけてきた。昨夜などはその典型的な例で、淡白というか集中力が不足しているというか、ラミレス監督のMLB式の試合運びには付け入られる隙が多いというか、あるいはその全部かも知れない。ズバリと言えば、日本式野球の特徴である細かい点までの配慮の欠如が問題だと思う。

昨夜は5回までで6点も取ったのは良かったし、巨人からトレードできていた平良という投手も良く投げていた。だが、私の閃きでは6点では不足だったし、もっと取れる機会を逃していた雑なところがあったは不吉だと出ていた。確認して置くが、7回まで6対0で圧勝の態勢だったが、私はDeNAの勝利はないと思っていた。ところが、平良は8回に1点を取られ走者2人を残した形でラミレス監督は彼を引っ込めて石田を出した。だが1人に投げただけでパットンに変えた。そのパットンがホームランを打たれて5点も取られてしまった。私は未だ平良で押せると見ていた。

そして、9回には予想通りに山崎康晃を出してきて逃げ切りを図ったようだが、これが大変な采配の誤りだった。それは、その前に投げた三嶋の方が球に力があったし投球に躍動感があった。それに、今年の山崎からは気迫も自信も感じないし、球威もないと見えるからだ。山崎はヒットと四球で無死二塁としたところで、BSTBSは無情にも「時間が来ました」と中継放送を打ち切ったのだが、私はあの山崎の顔付きでは持ち堪えられまいと感じ取っていた。

そして、無理をして寝ないで、NHKのサンデースポーツでプロ野球の結果を報じるのを待っていた。結果をご存じの方は多いと思うが、山崎は無残に広島の会澤に2本目のホームラン、しかもそれを満塁で打たれて、10対6という見うるも無残な敗戦になっていた。「だから、言ったじゃないか」なのだった。山崎はそもそも圧倒的な球威がある訳でもなく、持ち球の数も2~3種類しかなく、気迫で投げてきた感がある投手なのだ。故に、昨夜のような自信がない表情では使った監督とコーチの過ちであると断じる。

アメリカ式に各人の能力と「やってやろう」、「見せてやろう」、「個人の成績を挙げて来季の年俸を上げよう」という個人の能力と主体性に依存するアメリカ式の思考体系を、日本の選手に当て嵌めても、容易に機能しないと思う。そこに加えて、未だ日本の投手の相手打者の欠点を攻めまくってくる投球術に馴れきっていない外国人選手を重用するのだから、自ずと雑に流れるのだと思って見ている。そういう「俺が、俺が」という考え方に凝り固まっている連中の力を総合して発揮される為には、ベネズエラ人が英語で通訳を介して指示を出し、作戦を立てるのは無理があると思うのだ。


国立国際医療研究センター病院にて

2020-07-27 13:46:12 | コラム
PCR検査待ちの長い行列が:

本27日は採血と採尿の検査日なので、6月26日以来のことで国立国際医療研究センター病院(国立)に出向いた。到着したのは午前8時48分と記録されていた。受付の番号が1202ということは朝から患者が200人しか来ていないことで、極めて少ないと思った。採血室で番号を貰えば59というのも少ないし、既にその番号は「中に入って下さい」と表示されていた。採血と採尿、心電図が全く待ち時間もなく終わったのも、言わば想定内だった。会計でも書類を提出したら「このまま自動支払機にどうぞ」と案内された。6月の時と同様で、患者の数が圧倒的に少ないと分かる。

病院を出てバス停に向かったのだが、私の後ろに並んだ小母様が国立の建物の最も外れになる隙間に大勢並んでいる人たちが歩道にまではみ出している光景を指して「あれがPCR検査待ちの人たちの行列。これほど大勢並んでいるのは初めて見た。今日は何処かで集団感染でもあって、その会社か何かの関連する人たちが並ばせられているのかも知れない」と教えてくれた。ざっと目の子で30人は並んでいるように見えたが「検査はあの建物の裏側にテントがあってそこでやっているのだから、実際にはあの倍くらい並んでいるのかもも知れない」と追加された。

聞けば、その方は既にあの列に並ばれた経験があるそうで、並んでいる間が最も怖かったと回顧された。と言うのは「感染の疑いがあって紹介状を持っている人しか科検査を受けられないのだから、何時ウイルスに感染させられてしまうかも知れない恐怖感があった」と言われた。この方は結局4万円の負担となったそうだが、幾ら定額給付金があっても夫婦で来れば8万円もかかってしまったと言われた。幸いに陰性だったそうだが、心臓のバイパス手術を受けておられるので、細心の注意を払って生活しておられるとか。

誠にご尤も生活態度だと思うと申し上げた。更に、私も負けていられないとばかりに「自分は心筋梗塞に3度も襲われた後で心不全も経験し、BNPの数値が前回は240だったので、ウイルスに感染すれば先ず助からないと、こちらの主治医の医長先生の他に、多くの先生に警告されています」と胸を張ることなく語っておいた次第。妙な話題で盛り上がっているところにバスが来て、毎回のように話しかけられる「バス停会談」は終わった。

確かに新宿区の昨26日までの感染者は1,720と都内の他を圧する第1位で、第2位の世田谷区の831の倍以上という、言うなれば惨状だし、都内からでも都外からでも「危険なところだ」と看做されても仕方があるまいと思う。だが、この数でも6月末時点での人口347,014に対する比率は0.5%なのである。「何だ、1,000人で5人か」と受けとめて甘く見るか「非常に感染者が多い危険な所だから、十分に注意して迂闊に出歩くな」の何れを採るかは人それぞれだろうが、東京都も新宿区も速やかに具体的な対策を講じるべきときではないのか。