新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

7月16日 その2 大量に送られてくる迷惑メールについて

2020-07-16 15:00:46 | コラム
私は決して拱手傍観していた訳ではない:

私は2003年の初夏の頃だったか、突然発生した先方様の止むを得ぬ事情で、週刊誌用の余り得手としていない英文和訳の仕事を引き受けたその日に、永年愛用してきたワープロの寿命が尽きてしまったのだった。そこで急遽長い間拒んできたPCを導入するようになり、買った当日から訳も解らずに使い始めた。何と齢70歳だった。使い始めて何とか文明の利器に馴れてから、嬉々としてアメリカの元上司、同僚、友人、知人と交信するようになり旧交を温めることが出来た。勿論、メールアドレスがアメリカの何処かの悪者に盗まれて悪用されるなんて、夢想だにしていなかった。

すると、間もなく私のOCNのメールアドレスが盗まれたようで、迷惑メールに使われるようになったようだった。そんな事が起きるとは知らないから、元の上司宛のメールが着信拒否されるようになってしまった。そこで愚息を含めてPCに詳しい方々に教えを乞うと、私のOCNのメールアドレスが盗まれて悪用されていたので、着信拒否するサーバーがあると学習した。そこで、OCNに苦情を言って、何とか改善させた。その際に薦められて「迷惑メールブロッキングサービス」を契約した次第。と言うのも、私宛に私のメールアドレスで迷惑メールが来るようにまでなっていたのだった。

その間にも畏友佐藤隆一氏にも色々と指導と援助して貰って来たし、設定等々の細かいことは全て愚息任せであり、自慢じゃないが私のPCのリテラシーなどは皆無と言っても良いと思う。今回の大量の迷惑メールが送りつけられるようになるまでは、この手のメールは精々1~2週間に数本あるかないかだった。6月以降はそれだけに異常事態だと見ている。佐藤氏から機械で送られているので対抗しようがないと、早い時点で教えられていたし、愚息も「メールアドレスの変更の方法もあるが、その場合の事後処理も大変だから、何れ終わると思って耐えているしかないだろう」と言っていた。

現在、その大量の迷惑メールをどのように処理しているかを再度詳しく言えば、毎日OCNから「ブロックした迷惑メール」が一本のメールに一表となって送られて来るので、それを開いて検討して、1~2本の正常なメールを受信トレイに移す作業をすれば終わりだ。残りは一本の一表となっている迷惑メールの通知のメールを一括で削除して終わり。私にはこの機械で送られてくる大量のメールの対抗手段が「ブロッキングサービス」以外の手法があるとは思えないのだが、何方か他の対処法をご存じだろうか。当然、機会があればもう一度OCNに相談してみようと思ってはいるが。



新型コロナウイルス制圧対策

2020-07-16 09:32:02 | コラム
閣僚も都知事も「自分でやってやる」くらいの気迫を見せて欲しい:

新型コロナウイルスの感染が再び広範囲で増加する傾向が出てきた。非常に好ましくない傾向であり、専門家というかお医者様によっても見解が分かれているが、第二波の襲来とでも言いたいほどだ。私などには現状(近頃はチャンとした学識経験者でも「今の現状」などと言われるのは誠に嘆かわしい)の分析など出来ないが、緊急事態解除と小池都知事の何とアラート解除等の負の効果が明らかに出てきている他に、西村康稔大臣の失言である「気の緩み」が作用している気がしてならない。それらが複合して、馬鹿者たちが夜の街に態々感染しに繰り出す状態を招いたのではないか

私は何も橋下徹氏の真似をする訳ではないが、小池都知事でさえ「特措法の改正」を上申しているのだから、政府と国会議員たちは何とか方法を講じて国会を開いてでも、この実効性に乏しい法律を改正すべきだと思っている。言うまでもない事で緊急事態にありながら「要請」しか出来ないような法律の下では、休業させるべき業種を放置するしか出来ない事態は、正常ではないと思う。休業を命じれば補償が問題になるという説があるが、この際思い切ってマスコミの感情論は忘れて感染源となる業種と業界を止めるくらいの割り切りがあって良いのではとすら、私は考えている。

ここで敢えて「私は小池都知事嫌いである」と立場を明らかにして言うが、小池都知事は言葉を弄ばれることに長けておられ、今回も色々尤もらしい標語やご意見を記されたカードを掲げて見せておられた。先頃は何の事か分からないという人も出た「ロードマップ」だの「東京アラート」だの「ステップ何とか」を打ち出してウイルス対策を公表された。だが、現実論として「如何なる具体策を以て新型コロナウイルスを制圧するか」についての細かい説明などなかった。そういう英語擬きを掲げられたところまでで「我が事成れり」と満足されたのだと疑っている。

これは何も小池都知事に限った現象ではなく、内閣でも国会でも何か目標というか「このような事柄を目的としてこういう手法で達成しよう」と言い出したところで、関連するもの全員が何故か既に事が達成したような気持ちになるらしくて、誰も具体的な実行段階に向かって邁進せずに終わってしまった例が多いと思う。その案件は大向こう受けして素晴らしいのだが、実行する手法までには至らないのだ。偶々思い浮かんだのが小池都知事の選挙公約だった「七つのゼロ」だ。これは大変結構だったか、どれか一つでも実行されただろうか。

小池都知事の場合は意図的なのか、そこまで考えていないのか知らないが、都民が耳を欹てるような「それは素晴らしい」という類いの標語なり目標を打ち出されるのだ。私にはそれらは単なる「スタンドプレー」(これはカタカナ語で、本当は“grandstanding”などとなるようだが)が非常にお上手なのだ。しかも、そこには英語擬きが入るので、知らない人には深い教養と高い知性の持ち主に見えるのではないか。だが、遺憾ながらほとんど具体的な実行を伴っていないのが問題だと思う。現在の200人前後の感染者の急増に対しては、実態のないスタンドプレーでは対処できない事態だ。

私は現時点は小池都知事が西村康稔大臣に「Go to キャンペーン」がどうのと再考を促して済むような事態ではないと思って見ている。今度こそ、本気になって立ち上がって歌舞伎町にでも出て行かれて、騒ぎ回っている若者に訓示をしてでも自粛させるべき時だと思っている。何か格好が良いことを言い出して「後は下の者たちがやるから」と大所高所から眺めている済むことではないのだ。

その点は西村康稔大臣も加藤勝信厚労相だって同じだ。自分で現実のグラウンドに降りたって「競技に参加」して、現場を監督するくらいの気構えがないと収まらない事態だ。そこで感染したら「名誉の負傷だ」と言って見せるくらいの気迫を見せて欲しい。今や「緊急事態」を通り越して「非常事態」に近くなりそうなのではないのか。言いたくはないけど、アメリかでは偉い人ほど自分で現場に出ていくよ。