更なるアメリカからの新年の挨拶:
実は、何人かの友人知己に新年の挨拶のメールを送っていた。その中でも、アメリカの現状に対して少し厳しい見方をしているものがあったので紹介してみようと思う。私からは昨日の東京都に於ける感染者が76名だったことと、オミクロン株の感染は未だ深刻化していないと伝えてあった。この返信はハーバード大学のMBAでIntel社の精鋭からである。
>引用開始
1,200万人の人口を擁する東京で1日の感染者が76名とはとても信じ難い数字だ。
私はアメリカと日本の最大の相違点は人々のウイルスに対する姿勢/態度にあると思っている。私が何度も日本を訪れて感じていたことは「日本人のある特定の行動というか振る舞いが、仮令それが各字にとって何らかの不便さを生じるようなことであっても忠実に実行することが、社会全体に好影響をもたらしている」点である。
不幸にもそれと対照的なのがアメリカで、我が国民は個人の権利を最大限に主張する態度に出るのだ。 その表れが、我が国にはワクチンの効果を信じて接種し、マスクをするし大勢での会合を回避する者が数多くいる。しかし、一方にはそういう流れに対して「同調することは個人の権利の侵害である」と称して抵抗する者たちも確かに存在する。
私は先頃の大統領のように政府機関に属する科学者たちの提言を屡々無視するか嘲笑うような指摘をしていたのに倣ってしまう者たちが出てしまったことだ。このような分裂的な現象が多発するようになってきたのも問題であると、私は憂慮している。
これは悲しい事態である。私はこのような状況が続くとすれば、何時の日かアメリカ人全体が新型コロナウイルスに感染しかねないと危惧している。そして、自らを守ろうとしない人とその家族は感染してしまうだろうし、命をも失う危険性があると思う。
「これぞダーウイニズムが作用しているのだ」との説を為す者もいる。しかし、私が遺憾に思っているのは「人々がキチンと行動していれば、回避できた事態が生じていること」なのである。
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因みに、彼には対中国問題に関しては触れておかなかった。