新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

年末年始の出来事

2022-01-02 12:04:22 | コラム
正月三が日くらいは無為に過ごそうと思っていてが:

有り難い事に、公私の面で永年のお付き合いがある二人の方から「正月早々に語り合おうではないか」とのお誘いを戴き、今朝は早くから1人目の方と90分ほど語り合ってきたばかりである。午後2時には2回目が待っている次第で、期待に胸躍らせているところで、無為には過ごせなくなった。

会談はさて措き、年末年始にかけて個人的には興味深い事に出会ったので、以下に振り返ってみようと思う。「貴殿個人の興味に付き合っていられない」と思う方は、どうぞご遠慮なく無視なさって結構です。

*アフリカ系以外の記録:
これは、元日恒例の社会人駅伝大会の解説者を務めた、去りし東京オリンピックの札幌マラソンで6位に入賞した大迫傑君が語った事である。私は「けだし名言」と評価しようと思っている。それは、昨年に鈴木健吾君が打ち立てた日本記録を大迫傑君が「アフリカ系選手以外の世界最高記録」と述べていた事だった。最早42.195 kmを走るマラソンでは世界の何処の国の走者もアフリカ系の走者には歯が立たないので、この大迫君の分類のようにする方が、非アフリカ系の走者にとっては、もしかすると励みになるのではないのかなどと考えていたのだった。如何でしょう。

*「自分は」
これは、年末にNHKがBSであのオリンピックで「良くも、そこまでやってくれた」と絶賛された女子のバスケットボールの活躍振りを回顧した番組で気が付いた事だった。確かに、高田真希さん、赤穂ひまわりさん、林咲希さん(で良かったか)、町田瑠維さん(だったか)活躍は凄かった。番組ではその選手たち、を試合の進行のビデオを一旦止めてインタービューしていた。

すると、ほぼ全員が一人称を「自分」としていたのがとても印象的だったのだ。運動部、それも歴史と伝統を誇る強豪校の仕来りの事情に詳しい方はお解りだと思うが、そこで「自分の事を自分と言う以外は先ずあり得ない」のである。これは男子校であろうと女子校であろうと変わりない事なので、つい先頃まで連綿として続いていたと認識していた。「僕」などと目上の人の前で言う事などはあり得なかったのだ。

ところが、近年ではそういう仕来りが最も厳しいはずの野球界では、プロ野球の一本目を張れるようになった者でも平気で「僕」という代名詞を使っているので「時代が変わったらしいな」と感じさせられていた。その言葉遣いを、女子の日本代表の選手たちガチャンと守っているのには、寧ろ感動させられていたのだった。

何も、「だからこそ、彼女らはアメリカ代表に決勝戦を挑むまで成長したのだ」などと言う気はないが、そこまでの規律を保っていたのが印象的だったと申し上げたいのだ。

*迷惑メール:
この何とも言いようがないメールを何処の何方が発信しているのか知らないが、年末年始くらいはお休みがあるのではないのかと、密かに小さな期待を抱いていた。それは「もしもアメリカからだったならば、大晦日にはニューイヤーのカウントダウンでも楽しんで、お休みなるのでは」という事だった。

しかし、元日には143本も来ていたし、本2日は126本と微減に止まり、私のOCNのアドレスを使ったものも15本もあって「あれまー」状態だった。彼らには「お正月くらい打ち止めにしたらどうか」と言ってやりたいが、相手が私のアドレスでは如何ともし難いではないか。