新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

一寸気になったこと

2022-01-11 08:38:28 | コラム
あれて良いのかな:

先手を打てていなかったのでは:
昨10日に尾身茂分科会長が官邸に岸田総理を訪問して進言されたと報道されていた。尾身氏は2点あったと言われていたが、私はその内容も兎も角、岸田内閣は前任者の菅首相当時にあれほど野党とマスコミ連合軍に非難された「後手・後手」をご承知だと思うが、今回のオミクロン株によるところ大だと思う第6波の兆しが明らかに見えているにも拘わらず、先手を打ち切れていなかった間に、尾身氏に忠告されてしまったように、私には見えたのだ。

沖縄他2県に蔓延防止策とやらが発令されたが、それも各県からの要請があってのことだった。岸田総理は聞く耳を持っておられることを強調されるが、積極的に先手を打って出られるような型の総理大臣ではないようで、遠慮気味に言えば「慎重派」とお見受けした。

私が勝手なことを言えば「オミクロン株が推進力と化して第6波の襲来が濃厚となってきたのであれば、ここ一番は先手を打って蔓延防止策を一気に全都道府県に発令してしまうとか、さもなければ全国に夜間外出禁止令とまでは行かないでも「夜間も兎も角飲食への外出の厳守」くらいを厳に要望されても良かったのではないだろうか。こういう手を先に打っておかれても良かったという気がするのだ。私は既に第5波が下火になってきた時期に「第6波への万全の備えを」と遠くから提案してあった。

間違っていたらご免なさいだが、蔓延防止策でも既に対症療法となってしまっているにも拘わらず、尾身茂分科会長から提言をされているようでは、懐刀とマスコミが言う官房副長官などは、現状を如何にお考えかと伺いたくなる。昔から言うではないか「先んずれば人を制す」と。「人」を「ウイルス」に置き換えが可能では。

この期に及んで三連休とは:
昨10日には意を決し、新宿駅西口まで「この機を逸すれば」とばかりに、用件のみを果たそうと急いで出掛けていった。矢張り人の出は多かったし、和服を着飾った若い女性も数多く見かけた。私は「成人式」の挙行は兎も角、このオミクロン株の襲来を主とした第6波の襲来が濃厚となった時期に、何でまた正月三が日に続けて三連休などとするのかと、政府は一寸脳天気ではなかったかと残念に思っている。休ませては、警戒心が弛緩するのではなかろうか。

このように連休ばかりでは、年が明けてから実質的に勤め人たちが出勤したかオンラインで仕事をしたのは4日からの4日間だけではなかったのか。緊急事態が迫っているかも知れない時期に、こんな稼働日数で良かったのか。岸田内閣は「正月気分から素早く抜けて業務が遅滞しないように」との要望くらい出せたのではなかったかな。

事実、私は三が日の間に通販で買い求めていた品物の追加は中を葉書で出したが、通常とは異なって未だに配達されていない。これでは命までは取られないが、ウイルスは何処からでも狙っているのではないか。ノンビリしすぎではないのかと気になってしまう。だが、休み期間中でも「0120」からの宣伝の電話は絶え間なくかかってきていた、当方は出ないようにしているが。

ブースターとか言うワクチンの接種も河野太郎前ワクチン担当大臣は在庫があるのだからと強調された割りには、昨夜尾身茂分科会長が岸田総理に早急に高齢者に施すようにと進言されていた。私は各省庁や所管の大臣たちは休日返上で事に当たっておられるのだと期待している。だが、目に見える成果は挙がってきていない気がしてならない。総理には、こういう時期にあっては「この際、皆の為国の為と自分の為に休日は延期し、成人式も安心して開催できる日を待とう」と言うくらいの決断があっても良くはないかと思うのは、誤りかな。