新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

2022年5月の新宿区の人口 速報値

2022-06-17 15:19:18 | コラム
2022年5月の新宿区の人口は速報値で対前月比10.1%増の345,175人となっていた:

今月は新宿区の広報「新宿」に人口が掲載されるのは25日号になる模様なので、当方としては新宿区のHPに掲載された統計から速報値として取り上げておくことにした。

ここで目立っていた現象があった。それは「5月中に数多くの外国人が住民登録をしようと区役所に殺到して窓口が大混雑になっていた」と聞いたことだ。

東京都新宿区の22年5月の人口は暫定値で対前月比+6,298人と大幅な増加で357,175人となり、35万人台に入っていた。日本人は309,925人だった。

外国人は4,095人の増加で37,250人となっていた。この増加により外国人が区全体の人口に占める比率は10.8%となって、4月の9.7%から久しぶりに10%台に復帰していた。なお、3月には9.8%だった。

区当局も何故これほど外国人の住民登録が急激に増加したかまでは掌握していなかった模様。ここ百人町/大久保界隈に無数に存在する日本語学校に出入りする留学生たちがそれほど増加したとも見えない。

もしかすると、あの学校の新学期が今月から始まることでもあるのだろうか。また、大久保通りに出てみても、梅雨の季節に入ってからはそれほど彼らが増えたという実感はない。

因みに、最新の区の統計によれば、住民基本台帳に登録されている外国人を国別見れば、中国人が矢張り第1位であり12,429人、2位は韓国人の8,849人、3位はネパール人の2,323人、4位がミヤンマー人の2,198人、5位が台湾人の1,575人、6位がアメリカ人で925人、7位がフィリピン人の664人、8位はフランス人の662人、9位は英国人の365人、10位はバングラデッシュ人の282人となっている。

私はバングラデッシュ人の282人は俄に信じ難い少なさだと思う。因みに、イスラム横丁に数多くいると見えるパキスタン人は32位の234人だった。イスラム横丁と大久保通りに10店舗以上はあると見えるハラルフード店を通りすがりに観察すると、店番をしている連中は常に入れ替わっている感がある。察するに、彼らは何らかのヴィザで入国して彼らの同胞が経営する店に勤務し、稼ぎを懐に不法滞在になる前に帰国するのではないかと疑っている。

今回は外国人の急増に少し驚かされたので、速報値を取り上げた。今月25日に新宿の広報に最終的な人口の統計が発表されれば、それに基づいて改めて最終版を作成する予定である。