新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

イスラエル対ハマス(パレスチナ)のテレビ報道について言いたい事

2023-11-07 07:09:01 | コラム
少し感情的で一方的にも聞こえるが:

本日の産経新聞には、失礼を顧みずに言えば「非常に正確にあの地区における2,000年も続く争い事に触れた囲み記事が掲載されていた」事は、大いに良かったと思う。テレビのニュースを主に見ておられる方で、あの地区のイスラーム教、キリスト教、ユダヤ教の間の争いの歴史を正確に認識できていないような方には、如何にもイスラエルは残虐な殺戮者のように見えてしまうのではなかろうか。

今朝も、あのガザに入って人々の救済に努めておられた医師の方が帰国されて、パレスチナ人たちの窮状を語っておられた。そこには誇張も虚偽の話もないだろう。だが、それだけでは一方的な見方であり、感情に流されてしまう人が出てきてしまうのではないだろうか。だからかどうなのか私には解らないが、イスラエル大使館に「攻めるな」とデモを仕掛ける集団が出てくるのでは。それも、一方から物事を見た結果でではないのか。

アメリカのブリンケン国務長官は何度もイスラエルを訪問され、自らユダヤ人の一人として出来る事をしようとしてやってきたと語っていた。しかし、そのイスラエルに寄り添っていたはずだったはずのアメリカでも、バイデン大統領の考え方にも動揺が見えるし、議会も同様なのである。

私はこのイスラエル対パレスチナというか長い歴史がある宗教間の対立にも起因する争い事を、無辜の民を殺戮するからイスラエルは宜しくないというような視野から見て批判するかのような報道は、如何なものかという気がしてならない。彼らの長い年月をかけた対立と争い事を、今日のイスラエル対ハマスの争いという断面で切って云々するのが正確なのか、フェアーなのかと考えてしまう。