新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

認知バイアスだったかな

2023-11-09 08:16:24 | コラム
イスラエル対ハマスの争いに関するマスコミ報道は信じ難い点が:

物の本によれば、この世には「認知バイアス」というものがあるようで、以下のように言うのは当方に「認知バイアス」がある為なのかも知れない。彼らマスコミの報道の仕方は常に「承知していることの半分も報じないのか」あるいは「何もかも知っていても知らないかのように報じている」のか、あるいは「本当に知らないのか」などの何れか、あるいは全部が適用できるのかも知れない。

見出しの件について言えることは、マスコミの報道の仕方は、敢えてカタカナ語にすれば「ミスリーディング」であろうと思うのだ。

中近東乃至はイスラーム教国の圏内を訪れたことがない当方は伝聞でしか何か言えない。だが、これまでに得てきた知識と比較しても、マスコミ報道は的確ではないと言いたくも成る程、情緒たっぷりでありすぎるのだし、要するに視聴者を「誤った方向に導いてしまうのではないかの」と思わせてくれていると思う、もしかして「認知バイアス」の所為もあって。

現地の事情というか実態を長年仕事上だけでなく現地に駐在もして経験してきた友人は、大要下記のように言ってマスコミ報道に対して疑念を表明していた。

>引用開始
私が見る大きな問題は「NHKも含めてテレビ局は視聴率を取ることが大命題ところが全てのようである点」ではないのか。彼らにとっては「イスラエルとハマスのどちらが視聴者を多く引きつけられそうな厳しい現場の映像を多く提供してくれているか」が重要であるのだとしか見えない。それは当然のことで、視聴率が何よりも大事なのだから、ハマスが提供する写真の報道を優先する訳であろう。
 
遺憾ながらというか忌憚のないことを言えば、日本の報道機関にとっては、所詮はパレスチナなんて遠い所の国の異教徒間の争いの事案に過ぎない。視聴者が何処まで2000年も前の宗教間の聖地を巡っての争い事を認識できているのかも不明なのだから、ガザで苛酷な目に遭っている映像を流して感情に訴えて、視聴率が上げたいのではないかと思って見てしまうのだ。

彼らマスコミは「ハマスはテロ組織であり、戦争ビジネスの組織であることなどの詳細を報じる義務はないのだろうし、彼らハマスが階級の低い兵士や住民までを使ってイスラエルを攻撃し抗戦しているのが実態。ハマスの幹部連中はカタールなどの安全なところで悠々と優雅な生活を楽しんでいて、現地で懸命に働く部下たちに命令している億万長者ばかりだ」とは承知していても、それを報じては視聴率が取れないとでも恐れているのではないのか。 

歴史的に考察すれば、今日までに色々な事態が生じていただろうが、パレスチナ自治体とハマスは別組織だと言う事実を知らせなくても良いのかという事。即ち、マスゴミの報道にはこのように当方が指摘したような偏りがないと、視聴者の耳目を惹かなくなるので、視聴率が落ちるのを懸念しているのかも。 
<引用終わる

「マスコミ報道はおかしいのでは」との私の「認知バイアス」は、こういう優れた友人知己に恵まれたことで、形成されてきたようなのだ。