新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

5月25日 その2 5月25日の出来事

2020-05-25 12:06:14 | コラム
2ヶ月振りにシルバーパスで都バスを利用した:

本25日は60日間隔での国立国際医療研究センター病院(NCGM)での採血・採尿・心電図の検査の日なので、2ヶ月振りに都バスに乗って大久保通りの病院に向かった。朝9時前のことだったので、大久保通りは未だ閑散としていた。最大の関心事はNCGMの患者受け入れ体勢がどうなっているかだった。3月には一般外来と発熱の人との入り口が分かれていたが、本日は発熱用の方が新宿区の検査用(確認しなかったが、PCR検査か)に別れていて、こちらからは外来の方には入れないようになっていた。

外来の方では当然のことながら手を消毒した後で、大勢の看護師さんたちが待ち受けている検温となるのだ。何故か私は35.2度しかなかったが、無事に合格してその旨を記入した紙を貰って、医師に提示するようになっていた。早速3階の採血室に行けば、貰った番号では待ち時間なしだったほどに患者の数が少なかった。その後で採尿を終えて心電図の検査に回ったがが、ここでも待ち時間なしという状態で些か拍子抜け。だが、苦情を言うようなことではないので、そのまま会計に回って再びバスに乗って帰宅しても10時半を回ったところだった。

帰りのバスの中から観察した限りでは大久保通りの韓国の化粧品等を販売している店では、マスクの値段は既に50枚入りが¥1,300となっていたし、イスラム横町でもこの値段と¥2,500の二本立てのようだった。要するに、安くしなければ売れない状態に立ち至っているようだと思いながら見ていた。更にイオン系のマイバスケットでも、店頭に中国のBYD(比亜迪汽車、自動車メーカー)製が50枚入りで¥2,980で山積になっていたが、誰も手を出している様子はなかった。要するに「マスク不足」の事態は終わっていたということだと解釈した。明日は主治医の診察の日だ。

去る22日には東京山手メデイカルセンターの大腸肛門科での定期診断の日だったので、矢張りそれなりに緊張の一時だった。だが、NCGMでは感染症センター長の大曲貴夫先生が再三テレビに解説に登場されるような、言わば感染症対策の本山のような病院なので、外来に一歩入っただけで緊張感が襲ってくるのだった。入り口の検温のところで予約の有無を聞かれるので、誰もが入れる状態ではないし、当然のように入院患者との面会禁止の看板も誰の目にも入るように立ったいる。

採血の日の朝は何時でも朝食を抜いて出掛けるので、その為の空腹と何とも言えない緊張感でこれまでになかった疲労感を味わいながら、トボトボと新大久保駅前から600 mを10分以上もかけて歩いて帰った。明日の予約は10:30だが、どれほど待ち時間になるのだろうか。主治医は循環器内科の医長先生なので患者の数が多いのだ。待ち時間には何とも言えない恐怖感を感じている。何分にも相手は目に見えないウイルスなのだから。

余談だが、明日の往復を含めて5月中のシルバーパスの利用は4回にしかならない。石原元都知事に¥20,510だったかに値上げされてしまったので、最低でも月に7回バスや都営地下鉄を利用しないと採算割れになってしまうのだ。とは言っても、第二波が何時襲ってくるかの予測も出来ないのに、ノコノコと不要不急の外出などして良いことはないのだ。そう考えるときに、明日からの全面的解除は一寸早過ぎるように思えるのだ。テレビのニュースを見る限りでは、我が国には良識を備えていない人たちが未だ未だいるようにしか見えないのが怖いのだ。



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