則本君、5回まで楽しませてくれて有難う:
「今年の日本シリーズは残念ながら巨人のものになる確率が高いな」と思いながら、26日夜の如何にも寒そうな仙台からの中継を見ていた。しかも、楽天の星野監督が田中ではなく則本を先発に使ったことを、古田と工藤二人の解説者もアナウンサーも懸命に弁護しているような状態だったのは痛々しかった。私は則本と聞いた時点で、最悪楽天の四連敗もあるかと危惧していた。
試合は楽天が「残念にもチャンスを逃し、巨人に対して新人でも15勝もした則本が果敢に挑み、三振を穫りまくっている」形で進行した。だが、冷静なる評論家は「楽天の実力では何処までこの状態が続くか」という程度で、巨人が先に点を取ったならば、勝負はそこまでだろうと見ていた。もっと直接に表現すれば、楽天の力では総合的に巨人を圧倒することなく、「もう一寸のところだったのに残念」に終わると言いたいほど差があったということ。
5回にあそこまで耐えていた則本が長野に一二塁間を抜かれたところで、「則本君、ここまで楽しませてくれて有難う」と感謝の意を表して観戦を中止した。左の内海が出てくると解りきっていても、あれだけ数多くの左打者を並べた星野監督が如何に「君らを信じているぞ」という姿勢を見せても、遺憾ながら、ここという時に古田だったかが指摘したように、守備位置をライン寄りに変えていたレフトの正面に良い当たりが行ってしまったように毎回「もう一寸」に終わったのだった。
楽天は打つ方でも確かに善戦健闘だったし、則本君も良く投げたのだが、結果が出なければ何とも仕方がないのだ。「あそこまで良くやってくれた」とだけしか褒める言葉を知らない。今日27日は田中将大の先発のようだが、相手は巨人にしか入らないと1年を棒に振った菅野だが、遺憾ながらかなり良い投手なので、余程打つ方がここというチャンスに奮起しないと、田中に今年初の負けがつくかも知れない。
アナウンサーも解説もMLBから来たジョーンズとマギーが打つようなことを言うが解説のどちらかが指摘したようにジョーンズは「大振りで引っ張り」の一点張りだし、マギーも如何にもアメリカ式の「目にもの見せてやる」の自己顕示欲が強く、謂わば雑であると思っている。両名とも巨人のスカウティングにしてやられたかの感があった。
ところで、テレ朝に苦言を呈したいことがある。それはあの工藤公康を解説に使うことだ。彼は何故にあそこまで気を遣うのかと不愉快になるほど後輩になる選手たちを褒めあげることが多過ぎるのだ。彼の解説の内容は決して悪くはないのだが、あのオベンチャラに近い物言いは何とかして貰いたい。大体からして解説者同士が「さん」づけて呼び合うのも野球界の年功序列制度からすればおかしいのではないかとすら言いたくなる。
というような理由で、今夜(27日)は誰が解説するのか知らないが、テレビ観戦はNHKのBSにする。解説者は梨田元監督であれば良いのだが。
「今年の日本シリーズは残念ながら巨人のものになる確率が高いな」と思いながら、26日夜の如何にも寒そうな仙台からの中継を見ていた。しかも、楽天の星野監督が田中ではなく則本を先発に使ったことを、古田と工藤二人の解説者もアナウンサーも懸命に弁護しているような状態だったのは痛々しかった。私は則本と聞いた時点で、最悪楽天の四連敗もあるかと危惧していた。
試合は楽天が「残念にもチャンスを逃し、巨人に対して新人でも15勝もした則本が果敢に挑み、三振を穫りまくっている」形で進行した。だが、冷静なる評論家は「楽天の実力では何処までこの状態が続くか」という程度で、巨人が先に点を取ったならば、勝負はそこまでだろうと見ていた。もっと直接に表現すれば、楽天の力では総合的に巨人を圧倒することなく、「もう一寸のところだったのに残念」に終わると言いたいほど差があったということ。
5回にあそこまで耐えていた則本が長野に一二塁間を抜かれたところで、「則本君、ここまで楽しませてくれて有難う」と感謝の意を表して観戦を中止した。左の内海が出てくると解りきっていても、あれだけ数多くの左打者を並べた星野監督が如何に「君らを信じているぞ」という姿勢を見せても、遺憾ながら、ここという時に古田だったかが指摘したように、守備位置をライン寄りに変えていたレフトの正面に良い当たりが行ってしまったように毎回「もう一寸」に終わったのだった。
楽天は打つ方でも確かに善戦健闘だったし、則本君も良く投げたのだが、結果が出なければ何とも仕方がないのだ。「あそこまで良くやってくれた」とだけしか褒める言葉を知らない。今日27日は田中将大の先発のようだが、相手は巨人にしか入らないと1年を棒に振った菅野だが、遺憾ながらかなり良い投手なので、余程打つ方がここというチャンスに奮起しないと、田中に今年初の負けがつくかも知れない。
アナウンサーも解説もMLBから来たジョーンズとマギーが打つようなことを言うが解説のどちらかが指摘したようにジョーンズは「大振りで引っ張り」の一点張りだし、マギーも如何にもアメリカ式の「目にもの見せてやる」の自己顕示欲が強く、謂わば雑であると思っている。両名とも巨人のスカウティングにしてやられたかの感があった。
ところで、テレ朝に苦言を呈したいことがある。それはあの工藤公康を解説に使うことだ。彼は何故にあそこまで気を遣うのかと不愉快になるほど後輩になる選手たちを褒めあげることが多過ぎるのだ。彼の解説の内容は決して悪くはないのだが、あのオベンチャラに近い物言いは何とかして貰いたい。大体からして解説者同士が「さん」づけて呼び合うのも野球界の年功序列制度からすればおかしいのではないかとすら言いたくなる。
というような理由で、今夜(27日)は誰が解説するのか知らないが、テレビ観戦はNHKのBSにする。解説者は梨田元監督であれば良いのだが。