新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

アラビア料理店も出現してしまった

2013-10-24 17:08:28 | コラム
ここ百人町の文化通りに変化が:

今週は8月29日の退院以来の多忙振りで、22日が国際医療センター(NCGM)の循環器科での定期検診、23日が歯科と夜の勉強会、今日24日がNCGMの消化器科での再診、明25日が直ぐ近くの病院のX門科での予約という具合で、連日出歩いている。即ち、我が家を出て大久保通りから明治通りを抜けて戸山町までを忙しく往復しているのだ。

大久保通りに出るまでの路地は「文化通り」と名付けられていて、そこにはつい先日までハラルフードを売る外国人の店が5軒あった。だが、駅から最も遠いところ、即ち我がアパートに近い場所にあったものはヒッソリと閉店していた。しかし、その代わりにと言うか何と言うか、Kebabを売っていたカウンターだけの店が業容を拡張し、隣にあった韓国料理店の後を受けてクスクスを売り物にするアラビア料理店になってしまった。その直ぐ近くにはネパール料理店もある。要するに、イスラム教圏の国々の人たち向けの店が増えたとでも言えるだろうか。

私はこのように3日連続で大久保通りを早朝と夕方にバスで通っていたことになった。何度か採り上げてきたが、あの暑い夏の間でもここと職安通りを訪れる女性はある程度は多かったが、今や昨日の午後5時頃には閑散としていて売り手の方が多いのではと思わせ、私が予測してきたKoreatownの最盛期が終わろうとしているように思えた。「その後」を考えると、決して明るい見通しとはならないのだ。

文化通りには、私には何処の国の人たちかを推定するしかない外国人たちが増える一方である。彼らの文化では通りの好きなところに大勢で集まって立ち話をすること等は、何の妨げにもならないということらしい。それでなくても狭い路地に外交官ナンバーをつけた車も駐車するし、立ち話をされたらどうなるか等は、考慮の外であるようだ。女性も明らかに増えてきて一見インドネシア人風だが、確かめる術もないし、インドネシア人が増えたというニュースも聞かない。

何度か触れたが、大久保通りを歩いているアジア系の若者の話している言葉は韓国語以外が圧倒的に多くなってきた。日本語学校は相変わらず繁昌している様子だ。彼らは何の目的で如何なる収入源を確保して、彼らの国よりも明らかに物価が高い我が国で活動できるのだろうか。昨夜は勇気を出して退院以来二度目の夜間の外出を果たした後で立ち寄ったコンビニで店番をしていた男女の若者2人は、韓国語で語り合っていた。だが、日本語は達者だった。

私が気にしているのは「円安に振れて以降、アジアの諸国からの観光客が増えた」等という報道があるが、あの若者たちはvisaを免除した結果かな等ということ。09年と10年に旅したカリフォルニア州ではコンビニでもスーパーでも、小売店のレジで働いていたのはほとんど英語を操る韓国人だったことを想起させられる。マスコミは外国人が我が国の土地を買収すること懸念していたが、こういう現象には余り触れてこない。彼らの眼中にはヨーロッパの諸国で外国人労働者が増えてきた問題はあるらしいが、足下の新宿で起こっていることには関心は無いのだろうか。

私は常に「アメリカで起こったことは何時かは我が国に波及してくる」と言ってきた。アメリカでは総人口に占める白人の比率が50%を切る日は遠くないとも言われている。そうであれば、アメリカや欧州の諸国の次に移民が増えるのが、何処の国とも国境がない我が国になってしまうのか、それとも既に彼らの視野に入ってしまったのかと危惧しているのだが、考え過ぎでないことを望んでいる。