新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

迷惑メールに明らかな減少傾向が

2020-09-28 10:03:06 | コラム
迷惑メールに漸く減少傾向が見えてきた:

実は、私はこの迷惑メールの大量の受信は何時か終わるものだと思ってはいたが、その余りの数の多さと長期にわたる襲来に多少の恐れをなしていた。だが、世間には私と同じ目に遭われておられる方が少ないようだと思っていたので、飽くまでも参考に供するつもりで報じていると「高齢で対処法が分かっていないようだ」という方まで現れたのは少し残念で心外だった。

どうやら、私がアメリカの昔の上司や同僚や友人たちと交信していた為に、アメリカで私のOCNのアドレスが盗まれたようで、10年ほど前からだっただろうが、それを使っての訳が分からないメールが来るようになった。そこで対策をOCNに相談して「迷惑メールブロックサービス」の契約をして、OCNが迷惑メールと判断した猥褻等のメールを一括して毎日メールで知らせてくれるようにしてあった。その迷惑メールが数ヶ月前から異常に増加して、その内容は99%同文の猥褻なものが、8月末辺りから1日600本を越えるに至っていた。

未だにデイジタル・デイバイドの世界から脱却し切れていない私でさえ、この大量の迷惑メールの襲来を回避する為には、メールアドレスを変更すれば良いだろうくらいの知恵はあった。だが、変更した場合の後に処理すべき諸々の手続きを考えると、上記の「何時かは終わるもの」という希望的観測の方を採って、送ってくる輩(単数か複数かも知らないが)の為すが儘に任せることに決めておくことにした。

そして、その傾向が漸くハッキリと見えてきた。9月8日までは600台が続いていたが、9日から598となった。特にこの日は猥褻メールだけを数えると577に減少していた。500台は17日まで続いて18日には478(猥褻は476)と台代わりした。更に21日は休みとなって22日には309(猥褻306)と更に大台が変わった。24日には何と285(猥褻279)に減少し、26日には174(猥褻166)と100台にまで低下した。そして、本28日には遂に83(猥褻81)と100を切ったのだった。先が見えてきたと確信して良いだろうと自信を持つに至った。

送ってくるのは「機械」だと畏メル友佐藤氏は指摘されるが、あれだけの本数の同文の猥褻メールを集めて異なるアドレスで、アメリカ乃至はヨーロッパの女性のファーストネームを送信者にする手間は相当なものだろうと思っている。果たして単独犯の仕業なのだろうか。なお、猥褻メールと全体の本数の間にある違いは、ほとんどがアマゾンや楽天と言った業者を騙った偽メールである。私はこの手の偽メールの送信者は別にいると思っている。何れにせよご苦労様な事だと、呆れたり、感心したり、腹がたったりというの当方の心境である。


デイジタル化の考察

2020-09-27 11:19:38 | コラム
平井卓也担当大臣は5年を要すると言われた:

私には菅首相と平井大臣が何処までのデイジタル化を予定しておられるのなどは解らないが、テレビに登場される専門家等が言われることと、雑誌等に発表されたことを知ると、例えば韓国で既に実施されているような状況を目指すのか否かが分かれ目のような気がするのだ。政府は目下しきりにマイナンバーカードの取得を望んでいるというか奨励しているように思える。その狙いはデイジタル化が進めばそのカードが韓国式に言わば万能のカードのようになるのかと考えて見た。

余談だが、一時は頻繁にテレビに登場され「中小企業の保護は見要論」を唱えておられたデイヴィッド・アトキンソン氏は「試しに取ろうと思ったら区役所の本体に行かねばならなかったし、申請したら2週間後に取りに来いと言われた」と厳しく非難していた。我が家から区役所本体まで行くとなると交通の手段は30分ほど歩くか、タクシーを利用するしかない不便なところなので、意欲が一気に減退する。

例えば、そのカードが健康保険証になり、病院の電子カルテの情報も全て記録されていることになる他に、運転免許証即ち本人確認の役目も果たし、住民基本台帳の役割も担い、年金機構の資料も全てそこに記録されていて支給も出来るし、介護保険証の役目も果たす等々である。勿論、何とかpayの役目を担うのかも知れないので、恐らくスマートフォンと連動するのだろうと疑うのだ。即ち、未だに携帯電話も持たず、PCもいじっていないような超後期高齢者には辛い時代が来るのかも知れないのだ。

そこで、私が現在(最近はテレビに登場される有識者でも平気で「今現在」だの「今の現状」などと言うのはおかしいと思うが)かお世話になっている2つの大病院では「再来受付機」から始まるシステムが異なるのだ。一方では再来受付機に診察券を入れると当日の予約の内容を記載したA4判の会計票にもなる用紙が出てくる。月の初めにはその用紙に健康保険証の内容を確認して貰う為にカウンターに並んでから診療科に向かえるのだ。血液検査の場合は受付機に診察券を入れて順番を採らねばならない。診察を終えて処方箋が出てから会計課に行って自動支払機の順番の感圧紙の受付票を貰って待っているのだ。

別の病院では再来受付機から出てくるのは当日の受付番号で、この番号が診察の順番待ちにも会計の順番にも通用する仕組み。健康保険証は診察を終えて関係書類一式を会計課に提出する際に始めて添付するのだ。自動支払機の順番は再来受付機の番号で表示される。ここで私が大変なことだなと思ったことは「両病院の再来受付機から始まる手順が全て異なっているものを、マイナンバーカードを使って統一する為には全てのシステムの変更も兎も角、システムを動かしているコンピュータその他のハードを全部入れ替える投資が必要になるのではないかと言うことだった。念の為に付記しておくと、新宿区だけでも大病院は7つある。

大病院はそれは物理的に可能だろうが、開業されている個人医院やクリニックでは今でも手書きのカルテであるところは多いと思う。医療事務のソフトは勿論存在しているのだろうから、会計はPC?を使っておられるのは普通のようだ。中には予約票を出して下さるクリニックもある。問題だと思う点はこう言う医院やクリニックも一括でデイジタル化してしまうのかという疑問だ。消費税を10%に挙げる際に軽減税率を持ち出して、個人商店に悲鳴を上げられて新規のレジスター導入の援助をしたような政府の出費を伴うか、お医者様たちの経済的な負担が生じるのではないかと言う意味だ。

もっと簡単な例を持ち出せば、何とかpayをマイナンバーカードを使って普及させるとした場合に、それが中国や韓国で既に普及しているようなスマートフォンでQRコードを読み見込ませるようなシステムを構築した場合には、古き良き二つ折りの携帯電話も持っていない後期高齢者層にもスマートフォンを持たせて、NTTドコモその他を喜ばせようとすることになりはしないか。換言すれば、私が何度か指摘してきた「スマートフォンによる包囲網」を一層大規模に広げていくことになりはしないかと恐れるのだ。

だが、ここにも気休めはある。平井大臣は5年間を要すると言っておられたのでは、私はその頃には93歳だろうから、そこまで長生きできる保証もなければ、そこまでの計画もない。大体からして、現在の生活ではPCだけで手一杯でだし、携帯電話にかかってくる電話だった月に1~2回だ。それは交信する親しい友人も誰にも先立たれてしまったのだから。もしもそこまで長生きしていたら、菅内閣が強力に推進されている携帯電話の料金を引き下げて下さった後だろうと期待している。

なお、カタカナ語排斥論者の私は「デジタル」(digital)というカタカナ表記は採らない。「デイジタル」の方が英語の発音に近いから

依然として新型コロナウイルスは恐怖か

2020-09-26 11:20:33 | コラム
新型コロナウイルスの脅威は未だ衰えずか:

政府は諸々の「Go to キャンペーン」の運用を正式に開始すると決めたようだし、特定の外国人の再入国の承認に近々踏み切るようだ。野球等の催し物の入場者数の制限も緩和された。その背景にあるのは当然「経済を回すこと」があるのだろうが、新型コロナウイルスの感染の勢いが、私には良く解らないが、下火になってきたという判断があったかのようだ。方々の観光地への人出も回復しつつあるし、都内の盛り場も賑わってきた来ているようなのは、確かに結構なことかとは思う。

だが、この新型ウイルスは未だ未だ手強いようで、方々で未だに集団感染が発生しているし、昨日などは阪神タイガースで何名だったかの選手に陽性反応が出て、主力選手をも含めて10人だったかが登録抹消されたという報道があった。阪神では既に藤浪晋太郎が食事会に参加して感染していた先例があるので、食事会を禁止していたにも拘わらず、2組が遠征先で食事会を催した結果で感染者が出たという報道だった。

私は選手たちがウイルスの勢いが衰えだしたので気が緩んだのだろう事が怪しからんとか、球団の通達を守らなかったことが宜しくないとは思う。だが、その食事会に外部の者が参加していたとか、会場の管理が行き届いていなかったとの報道もないのが気になるのだ。即ち、彼等の中で誰かが知らぬ間に感染していて、無症状のままに遠征に加わっていたという事になるような気がするのだ。報道では2軍の投手が感染してたというが、その投手が両方の食事会に出ていたようでもない。

私には阪神の選手たちが、どのように日常的にウイルスに感染しないように配慮して行動していたかどうかなどは分からない。だが、目に見えないウイルスは仮令マスクをしていても、小まめに手を洗っても、ソーシャル・デイスタンスを守っていても、ベンチにいる監督コーチがマスクをしていても、屈強な選手たちの誰かに取り憑いていたのかなと疑っている。禁断の食事会を開いたのは怪しからんとしても、目に見えないウイルスが何処かに潜んでいたのかも知れない。「感染したことが怪しからん」と言って責めるべき性質なのかと思わせられている。何分にも相手はウイルスなのだから。

先日は新装なったJR山手線・新大久保駅のプラットフォームに出る為に、2回乗り継がねばならないエレベーターで両手にプラステイックスの手袋をはめ手大きなマスクをされた高齢のご婦人が恐る恐るボタンを押しておられた。このところ滅多に乗らない山手線だが、確かに吊革を掴んでいる人が少ないような気がした。ウイルスはどれほど警戒しても、やられる時はやられてしまうものではないかと思わせられている。3~4週間ほど前に北野武が「何時になったらマスクもしないで他人との距離を気にしないで外を歩ける時が来るのか」と言っていたのは、尤もだと思って聞いた。


9月24日 その2 瀬戸大也が不倫問題を起こした

2020-09-24 15:15:51 | コラム
瀬戸大也の不倫と報道された件に如何なる裁定が下るのか:

私はスキャンダルの報道にはほとんど興味も関心もない。だが、瀬戸大也というオリンピック代表に選出されている水泳選手が週刊文春に付け狙われていたと知った時には「そこまでやるのか」と、やや驚かされた。私は嘗ては荻野浩介の後塵を拝していた瀬戸大也という選手の何となくというのか、何処か何かが緩んでいるように見える表情が嫌らしいので、家人には「何故か分からないが、瀬戸大也という選手には好感を持てない」と言い続けてきた。ただそれだけの単なる個人的な「好き嫌い」の話だった。

それが、この度の不倫報道である。その昔にプロ野球の監督だった三原修氏(瀬戸大也の大学の大先輩である)は「選手たちがグラウンド外で何をしていようとその責任は問わない。グラウンドの上で活躍してくれればそれで十分」と言ったのを覚えている。そう言われたコインの裏側では、彼等の中にはご乱行の者もいたのだという解釈が成り立つ。瀬戸はその行為を認めて謝罪したと報道されている。私は問題はここから先にあるように思える。マスメディアが彼の謝罪を受けて今後は不問に付すか、あるいは世論に訴えて「そんな不品行な選手をオリンピックに出すのか」と言い募りだしたらどうするかと言う事。

私はここで何らかの結論めいたことを言おうとは思わない。だが、マスメディアが追い回しているのは芸人だけではなく、世界的なスポーツ選手にまで標的にされるとは難儀な世の中になったと思わざるを得ない。だが、何れにせよ、瀬戸大也には日本代表としての自覚が不足していたとの誹りは免れないだろう。あれだけ大々的に報じられれば、何れ組織委員会かJOCかスポーツ庁等が何らかの裁定を下さざるを得なくなるだろうと思う。その場合に何れかの組織に三原修氏がおられるかどうかが、鍵を握るような気がする。そう考えては甘いか?