5月7日、ロシアはラジオの日を祝っている。この日はラジオ通信界で働く人すべてにとって職業上の祝日となっている。
1895年の5月7日、ロシアの天才的物理学者ポポフは自ら開発した、世界初のラジオ受信機のデモンストレーションを行った。このことからこの日、5月7日がラジオの日と定められている。
今日ラジオは以前と変わらずマスメディアの中でも、最も人気の高い手段の一つであり、テレビや新聞雑誌、インターネットと十分に肩を並べる存在であり続けている。
ラジオの終焉を予言する声は今までに何度もささやかれてきた。最初はテレビが出現したときであり、次はインターネットが開発されたときだ。
しかしながらラジオは状況にうまく順応し、最も庶民的でかつ組織的なマスメディアとして残り続けている。そんなラジオも、目前にデジタル放送の時代が迫る、大きな過渡期に立たされている。
ラジオ局の数が数倍に増える事が予測されるため、放送の質を根本から改善する必要に迫られているからだ。これによってラジオは、そのポジションを固めることが出来るだろう。加えてリスナーの間に社会、政治的問題を扱った放送への関心が最近富みに高まっていることも指摘されている。
これに付いてラジオのギルド「メディアソユーズ」の役員マロフ氏は次のように語っている。
「ロシアには約800のラジオ局があるとされている。インタラクティブ的なラジオ放送のブームは、21世紀まで持ちこたえた。これはこの国にある一種の傾向と関係があると思う。ラジオをはじめとして社会的、政治的なマスメディアを聴取する層が増えたということは、市民社会の形成が行われていることを表している。しかも、このような聴衆層の数はかなり大きいのだ」
マロフ氏は、このように発言している。
※5月7日のラジオの日によせて(2)へ続く
5月7日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
1895年の5月7日、ロシアの天才的物理学者ポポフは自ら開発した、世界初のラジオ受信機のデモンストレーションを行った。このことからこの日、5月7日がラジオの日と定められている。
今日ラジオは以前と変わらずマスメディアの中でも、最も人気の高い手段の一つであり、テレビや新聞雑誌、インターネットと十分に肩を並べる存在であり続けている。
ラジオの終焉を予言する声は今までに何度もささやかれてきた。最初はテレビが出現したときであり、次はインターネットが開発されたときだ。
しかしながらラジオは状況にうまく順応し、最も庶民的でかつ組織的なマスメディアとして残り続けている。そんなラジオも、目前にデジタル放送の時代が迫る、大きな過渡期に立たされている。
ラジオ局の数が数倍に増える事が予測されるため、放送の質を根本から改善する必要に迫られているからだ。これによってラジオは、そのポジションを固めることが出来るだろう。加えてリスナーの間に社会、政治的問題を扱った放送への関心が最近富みに高まっていることも指摘されている。
これに付いてラジオのギルド「メディアソユーズ」の役員マロフ氏は次のように語っている。
「ロシアには約800のラジオ局があるとされている。インタラクティブ的なラジオ放送のブームは、21世紀まで持ちこたえた。これはこの国にある一種の傾向と関係があると思う。ラジオをはじめとして社会的、政治的なマスメディアを聴取する層が増えたということは、市民社会の形成が行われていることを表している。しかも、このような聴衆層の数はかなり大きいのだ」
マロフ氏は、このように発言している。
※5月7日のラジオの日によせて(2)へ続く
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