昨日紹介した シュヴァルツヴァルダー・キルシュ・トルテ は非常に伝統的なもので、年配の方には好まれるものの、今の若い人たちには野暮ったく感じるかもしれません。
そこで、今回 ジーフェルト氏は、
今の時代に合ったシュヴァルツヴァルダー・キルシュ・トルテを提案してくれました。

ということで、モダン なシュヴァルツヴァルダー・キルシュ・トルテです。
現在は、「チョコレート」と「香りの強いもの」が好まれるということから、それらを凝縮したものをシュヴァルツヴァルダー・キルシュ・トルテで実現したい、とジーフェルト氏は言います。
そこで、伝統的なシュヴァルツヴァルダー・キルシュ・トルテが「白」であるのに対し、
チョコレートでグラサージュした「黒」いケーキを作ってくれました。

より黒い色味を出すために、ブラックチョコなど、ミルクの入らないダークな色のチョコレートを使い、ザッハトルテのようにスポンジ全体をチョコでコーティング(グラサージュ)します。

飾りのチョコ(大理石の上に薄く伸ばして作成)を上にトッピング

アクセントになるホワイトチョコの飾りも作ります

中に入っている材料を上に飾って完成
(つまり、ホワイトチョコも使われているということです)

側面も手を抜きません

ホールの状態ではシュヴァルツヴァルター・キルシュ・トルテだと気が付きませんが、カットすると、伝統的タイプ(奥)とほぼ同じ断面をしています。

食べ比べをすると、モダンなタイプの方がチョコレートが強く前面に出ていて、全体的に非常に濃厚な味わいです。
その中で、下の段に挟まれているチェリーのフィリングの酸味が重要な役割を果たしているのを感じました。

そして、彼がもうひとつ見せてくれたのが、
シュヴァルツヴァルター・キルシュ・トルテの 「未来系」
グラスの中に シュヴァルツヴァルター・キルシュ・トルテを作ろうというものですが、伝統的な材料をただ重ねていくだけではありません。

グラスの底にはサクランボのゼリーを入れますが、ゼリーはゼラチンではなく寒天で固めています。
ドイツはゼラチンの生産国としては世界的に有名だということですが、ドイツではこのゼラチンを好まない人もいるので、ジーフェルトさんはしばしば寒天を用いるようになっています。
その上に、チョコと生クリームと卵を合わせたもの、サクランボ、キルシュワッサーと生クリームを合わせたものを重ねていきます。

さらにアイスクリームを載せ、ココア生地で作ったザクザクしたクラムスを散らします。

砂糖と水にキルシュワッサーを加えて凍らせたものを作り、

それをおろしがねで粗く削ってグラスにトッピングします
キルシュワッサーのシャーベットみたいなもので、これはかなりアルコールが強い!

グラスに入れられた 「未来系シュヴァルツヴァルター・キルシュ・トルテ」
食べると、確かに、シュヴァルツヴァルター・キルシュ・トルテ!
でも、アイスクリームを使っているので口どけもやさしく、全体をひんやりクリーミーにまとめてくれていて、コース料理のデセールとしてもいいんじゃないでしょうか。
この先も、もっと変化に飛んだシュヴァルツヴァルター・キルシュ・トルテが出てくるかもしれませんね。
そこで、今回 ジーフェルト氏は、
今の時代に合ったシュヴァルツヴァルダー・キルシュ・トルテを提案してくれました。

ということで、モダン なシュヴァルツヴァルダー・キルシュ・トルテです。
現在は、「チョコレート」と「香りの強いもの」が好まれるということから、それらを凝縮したものをシュヴァルツヴァルダー・キルシュ・トルテで実現したい、とジーフェルト氏は言います。
そこで、伝統的なシュヴァルツヴァルダー・キルシュ・トルテが「白」であるのに対し、
チョコレートでグラサージュした「黒」いケーキを作ってくれました。

より黒い色味を出すために、ブラックチョコなど、ミルクの入らないダークな色のチョコレートを使い、ザッハトルテのようにスポンジ全体をチョコでコーティング(グラサージュ)します。

飾りのチョコ(大理石の上に薄く伸ばして作成)を上にトッピング

アクセントになるホワイトチョコの飾りも作ります

中に入っている材料を上に飾って完成

(つまり、ホワイトチョコも使われているということです)

側面も手を抜きません

ホールの状態ではシュヴァルツヴァルター・キルシュ・トルテだと気が付きませんが、カットすると、伝統的タイプ(奥)とほぼ同じ断面をしています。

食べ比べをすると、モダンなタイプの方がチョコレートが強く前面に出ていて、全体的に非常に濃厚な味わいです。
その中で、下の段に挟まれているチェリーのフィリングの酸味が重要な役割を果たしているのを感じました。

そして、彼がもうひとつ見せてくれたのが、
シュヴァルツヴァルター・キルシュ・トルテの 「未来系」

グラスの中に シュヴァルツヴァルター・キルシュ・トルテを作ろうというものですが、伝統的な材料をただ重ねていくだけではありません。

グラスの底にはサクランボのゼリーを入れますが、ゼリーはゼラチンではなく寒天で固めています。
ドイツはゼラチンの生産国としては世界的に有名だということですが、ドイツではこのゼラチンを好まない人もいるので、ジーフェルトさんはしばしば寒天を用いるようになっています。
その上に、チョコと生クリームと卵を合わせたもの、サクランボ、キルシュワッサーと生クリームを合わせたものを重ねていきます。

さらにアイスクリームを載せ、ココア生地で作ったザクザクしたクラムスを散らします。

砂糖と水にキルシュワッサーを加えて凍らせたものを作り、

それをおろしがねで粗く削ってグラスにトッピングします
キルシュワッサーのシャーベットみたいなもので、これはかなりアルコールが強い!

グラスに入れられた 「未来系シュヴァルツヴァルター・キルシュ・トルテ」
食べると、確かに、シュヴァルツヴァルター・キルシュ・トルテ!
でも、アイスクリームを使っているので口どけもやさしく、全体をひんやりクリーミーにまとめてくれていて、コース料理のデセールとしてもいいんじゃないでしょうか。
この先も、もっと変化に飛んだシュヴァルツヴァルター・キルシュ・トルテが出てくるかもしれませんね。
