南西フランスの「OC'S & TERRA」は3つの協同組合と2つの独立生産者で構成されていることを紹介しました。
今日は後者、独立生産者のを取り上げたいと思います。
南西地方ガイヤックのDomaine de Labarthe(ドメーヌ・ド・ラバルド)と
ランングドックはサン・シニアンのDomaine la Croix Saint Eulalie(ドメーヌ・ラ・クロワ・サント・ユーラリー)です。
Domaine de Labarthe
Methode Ancestrale Gaillacoise 2010 Domaine de Labarthe
ドメーヌ・ド・ラバルドのスパークリングワイン「Gaillacoise」 (ガイヤコワーズ)が実に美味
ガイヤックには「AOC Gaillac Mousseux」というスパークリングワインがありますが、 「Methode Gaillacoise」と付記されたものは、単なるガイヤック・ムスーとは少々違ってきます。
メトッド・ガイヤコワーズの場合、「モーザック」と「モーザック・ロゼ」に限定されます。
また、ガイヤック・ムスーは通常の瓶内二次発酵ですが、
メトッド・ガイヤコワーズはリキュール・ド・ティラージュ(瓶内二次発酵の前に加える糖分)やリキュール・デクスペシオン(門出のリキュール)を行わず、発酵途中で瓶詰めし、残りの発酵を瓶の中で行なわせます。
ドメーヌ・ド・ラバルドのMethode Gaillacoiseはモーザック100%
ワインの色は白です。泡のキメが細かく、非常に繊細なタッチのエレガントな飲み口で、アルコールも11%とライト。果実味も爽やかで、こういう発泡ワインを飲むとほっとします。
「Methode Gaillacoise」のワイン自体、あまり日本市場では見ないような?
ドメー価格で8.1ユーロ。ガイヤックまで買いに行きたくなりそうです(笑)
Gaillac Primeur 2010 Domaine de Labarthe
今年の新酒「ガイヤック プリムール 2010」。
ボジョレーと同じガメイ種。ちょっと似た雰囲気があるでしょうか。
ガイヤックプリムールは95%前後が赤ワインです。
Domaine la Croix Saint Eulalie
Tradition Blanc 2009 Domaine la Croix Saint Eulalie
AOCサンシニアンの白は、AOCサン・シニアン全体のわずか1%。
2005年の政令で認可されたばかりで、グルナッシュ・ブラン(30%以上)、マルサンヌ、ルーサンヌ、ヴェルメンティーノが主要品種です。ただし、各品種が70%を超えてはならず、2品種以上のブレンドにすることが必須です。
この白ワインは、グルナッシュ・ブラン、ルーサンヌ、ヴェルメンティーノを1/3ずつブレンド。ラベルの印象通り、スッキリ爽やかで、魚介や甲殻類の料理に合いそうです。
左)Cuvee Baptiste 2007 Domaine la Croix Saint Eulalie
右)Esperanto 2008 Domaine la Croix Saint Eulalie
どちらもシラー種を主体にしたAOCサン・シニアンの赤ですが、右の「エスペラント」(シラー60%、グルナッシュとカリニャン各20%)の方がややライトで、左の「バティスト」(シラー50%、グルナッシュとメルロ各20%、カリニャン10%)の方がタンニンが濃密で力強い味わいでした。
この生産者はサン・シニアンに3タイプの土壌の畑を所有しているため、それぞれの土壌の個性を生かしたワインを生み出しています。上記の赤ワイン2つはシスト土壌からのもの。
上記ワインは日本未入荷ですが、他のアイテムはいくつか日本に入っているようです。
試飲会に出かけると、知らない生産者、知らないワインがまだまだ本当に多いなと感じます。
が、必ずなにかしら新たな発見、出会いがあるので、それらをできるだけ紹介していきたいと思っています。
今日は後者、独立生産者のを取り上げたいと思います。
南西地方ガイヤックのDomaine de Labarthe(ドメーヌ・ド・ラバルド)と
ランングドックはサン・シニアンのDomaine la Croix Saint Eulalie(ドメーヌ・ラ・クロワ・サント・ユーラリー)です。
Domaine de Labarthe
Methode Ancestrale Gaillacoise 2010 Domaine de Labarthe
ドメーヌ・ド・ラバルドのスパークリングワイン「Gaillacoise」 (ガイヤコワーズ)が実に美味
ガイヤックには「AOC Gaillac Mousseux」というスパークリングワインがありますが、 「Methode Gaillacoise」と付記されたものは、単なるガイヤック・ムスーとは少々違ってきます。
メトッド・ガイヤコワーズの場合、「モーザック」と「モーザック・ロゼ」に限定されます。
また、ガイヤック・ムスーは通常の瓶内二次発酵ですが、
メトッド・ガイヤコワーズはリキュール・ド・ティラージュ(瓶内二次発酵の前に加える糖分)やリキュール・デクスペシオン(門出のリキュール)を行わず、発酵途中で瓶詰めし、残りの発酵を瓶の中で行なわせます。
ドメーヌ・ド・ラバルドのMethode Gaillacoiseはモーザック100%
ワインの色は白です。泡のキメが細かく、非常に繊細なタッチのエレガントな飲み口で、アルコールも11%とライト。果実味も爽やかで、こういう発泡ワインを飲むとほっとします。
「Methode Gaillacoise」のワイン自体、あまり日本市場では見ないような?
ドメー価格で8.1ユーロ。ガイヤックまで買いに行きたくなりそうです(笑)
Gaillac Primeur 2010 Domaine de Labarthe
今年の新酒「ガイヤック プリムール 2010」。
ボジョレーと同じガメイ種。ちょっと似た雰囲気があるでしょうか。
ガイヤックプリムールは95%前後が赤ワインです。
Domaine la Croix Saint Eulalie
Tradition Blanc 2009 Domaine la Croix Saint Eulalie
AOCサンシニアンの白は、AOCサン・シニアン全体のわずか1%。
2005年の政令で認可されたばかりで、グルナッシュ・ブラン(30%以上)、マルサンヌ、ルーサンヌ、ヴェルメンティーノが主要品種です。ただし、各品種が70%を超えてはならず、2品種以上のブレンドにすることが必須です。
この白ワインは、グルナッシュ・ブラン、ルーサンヌ、ヴェルメンティーノを1/3ずつブレンド。ラベルの印象通り、スッキリ爽やかで、魚介や甲殻類の料理に合いそうです。
左)Cuvee Baptiste 2007 Domaine la Croix Saint Eulalie
右)Esperanto 2008 Domaine la Croix Saint Eulalie
どちらもシラー種を主体にしたAOCサン・シニアンの赤ですが、右の「エスペラント」(シラー60%、グルナッシュとカリニャン各20%)の方がややライトで、左の「バティスト」(シラー50%、グルナッシュとメルロ各20%、カリニャン10%)の方がタンニンが濃密で力強い味わいでした。
この生産者はサン・シニアンに3タイプの土壌の畑を所有しているため、それぞれの土壌の個性を生かしたワインを生み出しています。上記の赤ワイン2つはシスト土壌からのもの。
上記ワインは日本未入荷ですが、他のアイテムはいくつか日本に入っているようです。
試飲会に出かけると、知らない生産者、知らないワインがまだまだ本当に多いなと感じます。
が、必ずなにかしら新たな発見、出会いがあるので、それらをできるだけ紹介していきたいと思っています。