先日の記事 「2015年に注目したいワイン」 の中に、フランスのアルザスを入れました。
そこで、昨年11月に来日したアルザスワインの生産者を例に紹介したいと思います。

Domaine Schlumberger (Alsace, France)
ドメーヌ・シュルンバジェ は、アルザス南部のゲッビレール に位置する家族経営のワイン生産者で、創業は1810年です。
現在の当主は6代目のアラン・ベイドン=シュルンバジェ氏ですが、7代目(セイヴリン・ベイドン=シュルンバジェ)もしっかり育っています。

Alain Beydon- Schlumberger
アランさんの3代前のアーネスト・シュルンバジェ氏(1885-1954)の時代、フィロキセラ禍、第一次世界大戦(1914-1918、終戦後アルザスはドイツに編入)による畑の荒廃がありましたが、アーネスト氏は畑の復興に務めました。
次代のエリック・ベイドン=シュルンバジェ氏になると、現在の本拠地ゲッビレールに会社を立ち上げ(1971年)、ブドウの植樹を進め、ドメーヌ・シュルンバジェの評判を上げていきます。
ゲッビレール はアルザスの最も南に位置しています。
西にボージュ山脈の山々があり、この山が雨雲を防ぎ、そのおかげで乾燥した気候となり、ブドウが守られます。
「この土地のベスト品種は、ピノ・グリとゲヴュルツトラミネール」と、アランさん。
シュルンバジェでは130haの畑を所有し、自社畑のブドウのみでワインを生産します。
買いブドウや果汁を使わない生産者は、アルザス全体の22%だとか。
畑はビオロジックで、グラン・クリュの一部(ケスラー)が2006年よりビオディナミ(30ha)です。
※ケスラーは2003年よりTYFLO(アルザスの約50生産者で構成される団体)認証

アルザスでは単一品種での仕込みが基本で、ブドウ品種名がラベルに表示されます。
この日、アランさんが紹介してくれたのは、5つの品種の白ワインでした。
アルザスのブドウ品種は7種 で、白が6種(シルバネール、ピノ・ブラン、ピノ・グリ、リースリング、ミュスカ、ゲヴュルツトラミネール)、赤が1種(ピノ・ノワール)。
シュルンバジェでは、7品種の基本レンジ(同社ではクラシック・レンジと呼んでいます)のワインに、「Les Prince Abbes」(レ・プランス・アベ)という銘柄名をつけています。
1000年以上前にゲッビレールの地にブドウ畑を拓いた修道院長にちなんだ名前だとか。
「このレンジは、軽い酸があり、アルコールが低く、飲みやすい辛口タイプ」とアランさん。

シルヴァネールはエレガントなタッチで、さっぱりして飲みやすいワインでした。

「サラダにピッタリで、寿司、刺身などの日本の食にもよく合う」、とアランさん。
ピノ・ブラン はシルヴァネールよりもふっくらと厚みのある果実味がありました。
アランさんによると、アルザスでは、ピノ・ブランはシルヴァネールよりも飲まれているワインで、バイザグラスでも人気だとか。アルザス南部でつくっているので、酸をキープするようにしていると言っていました。
ピノ・オーセロワ (単にオーセロワとも呼ばれます)という品種も、アルザスではピノ・ブランのワインに加えることができ、シュルンバジェのピノ・ブランはオーセロワ70%、ピノ・ブラン30%で構成されています。
オーセロワは丸みと複雑さを、ピノ・ブランは酸を与えるので、多めにするとより軽やかさを増します。
ピノ・ブランはドイツではヴァイス・ブルグンダーと呼ばれ、ピノ・グリ(グラウ・ブルグンダー)とともに非常に人気を博しています。
ピノ・グリのテイスティングは今回はありませんでしたが、アメリカ市場で人気だそうです。
ピノ・グリはリッチなニュアンスがあるので、アメリカで人気なのはわかる気がします。
※シルヴァネールとピノ・ブランの希望小売価格は2300円(税別、以下同様)、ピノ・グリ2600円
レ・プランス・アベのミュスカも試飲。
他の地域では甘口につくられますが、アルザスのミュスカは辛口のワインになります。
マスカットフレーバーが特徴の品種ですが、フラワリーなアロマが華やかすぎず、デリケートな酸があります。これはポンズを使った料理に合いそう?いえいえ、マグロの刺身かカツオのたたきでしょう!と、色々な提案が飛び交いました。
「ミュスカはアスパラガスの時期にしか売れない。だから、皆あまりつくりたがらない。
でも、フルーティなテイストと酸が食欲を刺激するので、ファンタスティックなアペリティフになる」とアランさん。
そういえば、昨年末に夫がフランス人、妻がドイツ人カップルの家に遊びに行った時に、アルザスのミュスカの辛口ワインがアペリティフに出てきました。この使い方はぜひ参考にしたいものです。
※希望小売価格3300円


アルザスの辛口白は、シャルキュトリや前菜の盛り合わせ(左)、タルトフランベ(右)にピッタリ!
レ・プランス・アベシリーズでは、7品種すべてが揃います。
上記以外では、リースリング2600円、ゲヴュルツトラミネールとピノ・ノワールが3300円。

グラン・クリュ は、シュルンバジェの130haの自社畑のうち70haで、ケスラー、キッテルレー、サエリング、スピーゲル の4つ。
この周辺の畑の標高は約250~400メートル前後になりますが、グラン・クリュ畑は斜度50~60度にもなる傾斜の厳しい場所に位置し、南、東、西の3方向からの日照を受けることができます。
アルザスでは、グラン・グリュは上質ブドウ品種のみとなります。
それは、リースリング、ピノ・グリ、ゲヴュルツトラミネール、ミュスカの4種。
シュルンバジェのグラン・クリュは、リースリング、ピノ・グリ、ゲヴュルツトラミネールの3種をつくっており、畑との組み合わせでは、ケスラーとキッテルレは3種すべてをつくっています。
サエリングはリースリングのみ、シュピーゲルはピノ・グリのみです。
今回試飲したのは、ケスラー リースリング2009、キッテルレ リースリング2008の2種。

Grand Cru Kitterle Riesling 2008 Grand Cru Kessler Riesling 2009
ケスラー はよく熟して果物のニュアンスがあり、丸く、まろやか。酸はよく溶け込んでいます。ややねっとり感のある熟成感があります。
キッテルレ は、酸をより強く感じます。ミネラルがキリリとして複雑味があり、グレープフルーツのようなニュアンスも感じました。
アランさんは、「リースリングはテロワールのワイン」だと言います。
それに対し、シャルドネはワインメーカーによる、と。
アルザスの土壌はモザイク状に入り組んでいるため、畑によって土壌が異なります。
土壌を反映したリースリングのブドウから、それぞれ異なるキャラクターのリースリングワインが誕生する、というわけです。
アルザスには51のグラン・クリュがありますから、その数だけ異なるキャラクターのリースリングワインがあるということです。
50を超えるグラン・クリュの名前を覚えるだけでも大変ですし、ひとつずつの特徴をつかんでいこうとなると、気が遠くなりそうです。
だからこそ、知的好奇心をくすぐられるかもしれません。
しかも、グラン・クリュワインながら、手が届きやすい価格です。
例えば、シュルンバジェのケスラー2009年は3500円、キッテルレ2008年は5000円です。
ブルゴーニュのグラン・クリュワインと比べてみると、格段にお手頃じゃないですか?
今回の中で、私はキッテルレ2008年が特に素晴らしいと思いました。
このような品質のワインが、しかも少し熟成を重ねていい飲み頃に入ってきたワインがこの価格で買えるとは、嬉しい驚きじゃありませんか?
だからこそ、アルザスワインをオススメしたいのです。
日本では、この1、2年、ビストロでアルザスワインが使われるようになってきているとか。
食事にも合わせやすく、プライスも魅力的なアルザスワイン が好まれるのは、当然です。


アルザスの郷土料理シュークルート(右)には、ほどよい厚みのある白ワインがオススメ。
個人的には、シルヴァネールかピノ・ブランであっさりいただくのも好みです。

ワイン初心者にも、「7つの品種」で覚えやすく、上級者には50超のグラン・クリュの個性探究と いう魔宮を思う存分楽しめるアルザスワインは、もっと飲まれるようになってしかるべきだと思います。
最後に登場したのは、ゲヴュルツトラミネールのセレクション・グラン・ノーブル。


Cuvee Anne Gewurztraminer Selection Gains Noble 2009
貴腐菌をつけたブドウで仕込んだ甘口ワインです。
凝縮感のあるなめらかな甘さにうっとりですが、酸がしっかりしてバランス抜群。
アプリコットのニュアンスがあり、甘美。パンデピスに合わせたい!
参考価格15500円

アルザスの伝統菓子クグロフ(手前)とパンデピス(奥)

ちなみに、今回は赤ワインのピノ・ノワールの試飲はありませんでしたが、アランさんによると、「ブルゴーニュのピノ・ノワールと違って、ナチュラルな果実味やタンニンを若々しく楽しむのがアルザスのピノ。軽く冷やして飲むのもお勧め」。
日照の少ない北の産地ですが、地球温暖化の恩恵で、この10年で赤ワイン用のブドウがよく熟すようになってきました。
次回はぜひピノ・ノワールも飲んでみたいですね。
このように、アルザスには、発泡性のクレマン・ダルザスや、複数のブドウをブレンドしたジョンティやエデルツヴィッカーもあり、今回紹介した辛口白、甘口、さらに赤ワインと、実に多彩なワインが勢揃いしています。
ブドウ品種は7つとシンプルですが、ほかのすべてが複雑なのも、アルザスの魅力。
生産者も多様ですが、まずは、このシュルンバジェで手堅くいかが?

なお、今回はアルザス料理の「ブラッスリー・ジョンティ」(浅草橋)さんにお世話になりました。
(輸入元:株式会社ワインオリエンテッド)
そこで、昨年11月に来日したアルザスワインの生産者を例に紹介したいと思います。

Domaine Schlumberger (Alsace, France)
ドメーヌ・シュルンバジェ は、アルザス南部のゲッビレール に位置する家族経営のワイン生産者で、創業は1810年です。
現在の当主は6代目のアラン・ベイドン=シュルンバジェ氏ですが、7代目(セイヴリン・ベイドン=シュルンバジェ)もしっかり育っています。

Alain Beydon- Schlumberger
アランさんの3代前のアーネスト・シュルンバジェ氏(1885-1954)の時代、フィロキセラ禍、第一次世界大戦(1914-1918、終戦後アルザスはドイツに編入)による畑の荒廃がありましたが、アーネスト氏は畑の復興に務めました。
次代のエリック・ベイドン=シュルンバジェ氏になると、現在の本拠地ゲッビレールに会社を立ち上げ(1971年)、ブドウの植樹を進め、ドメーヌ・シュルンバジェの評判を上げていきます。
ゲッビレール はアルザスの最も南に位置しています。
西にボージュ山脈の山々があり、この山が雨雲を防ぎ、そのおかげで乾燥した気候となり、ブドウが守られます。
「この土地のベスト品種は、ピノ・グリとゲヴュルツトラミネール」と、アランさん。
シュルンバジェでは130haの畑を所有し、自社畑のブドウのみでワインを生産します。
買いブドウや果汁を使わない生産者は、アルザス全体の22%だとか。
畑はビオロジックで、グラン・クリュの一部(ケスラー)が2006年よりビオディナミ(30ha)です。
※ケスラーは2003年よりTYFLO(アルザスの約50生産者で構成される団体)認証

アルザスでは単一品種での仕込みが基本で、ブドウ品種名がラベルに表示されます。
この日、アランさんが紹介してくれたのは、5つの品種の白ワインでした。
アルザスのブドウ品種は7種 で、白が6種(シルバネール、ピノ・ブラン、ピノ・グリ、リースリング、ミュスカ、ゲヴュルツトラミネール)、赤が1種(ピノ・ノワール)。
シュルンバジェでは、7品種の基本レンジ(同社ではクラシック・レンジと呼んでいます)のワインに、「Les Prince Abbes」(レ・プランス・アベ)という銘柄名をつけています。
1000年以上前にゲッビレールの地にブドウ畑を拓いた修道院長にちなんだ名前だとか。
「このレンジは、軽い酸があり、アルコールが低く、飲みやすい辛口タイプ」とアランさん。

シルヴァネールはエレガントなタッチで、さっぱりして飲みやすいワインでした。

「サラダにピッタリで、寿司、刺身などの日本の食にもよく合う」、とアランさん。
ピノ・ブラン はシルヴァネールよりもふっくらと厚みのある果実味がありました。
アランさんによると、アルザスでは、ピノ・ブランはシルヴァネールよりも飲まれているワインで、バイザグラスでも人気だとか。アルザス南部でつくっているので、酸をキープするようにしていると言っていました。
ピノ・オーセロワ (単にオーセロワとも呼ばれます)という品種も、アルザスではピノ・ブランのワインに加えることができ、シュルンバジェのピノ・ブランはオーセロワ70%、ピノ・ブラン30%で構成されています。
オーセロワは丸みと複雑さを、ピノ・ブランは酸を与えるので、多めにするとより軽やかさを増します。
ピノ・ブランはドイツではヴァイス・ブルグンダーと呼ばれ、ピノ・グリ(グラウ・ブルグンダー)とともに非常に人気を博しています。
ピノ・グリのテイスティングは今回はありませんでしたが、アメリカ市場で人気だそうです。
ピノ・グリはリッチなニュアンスがあるので、アメリカで人気なのはわかる気がします。
※シルヴァネールとピノ・ブランの希望小売価格は2300円(税別、以下同様)、ピノ・グリ2600円
レ・プランス・アベのミュスカも試飲。
他の地域では甘口につくられますが、アルザスのミュスカは辛口のワインになります。
マスカットフレーバーが特徴の品種ですが、フラワリーなアロマが華やかすぎず、デリケートな酸があります。これはポンズを使った料理に合いそう?いえいえ、マグロの刺身かカツオのたたきでしょう!と、色々な提案が飛び交いました。
「ミュスカはアスパラガスの時期にしか売れない。だから、皆あまりつくりたがらない。
でも、フルーティなテイストと酸が食欲を刺激するので、ファンタスティックなアペリティフになる」とアランさん。
そういえば、昨年末に夫がフランス人、妻がドイツ人カップルの家に遊びに行った時に、アルザスのミュスカの辛口ワインがアペリティフに出てきました。この使い方はぜひ参考にしたいものです。
※希望小売価格3300円


アルザスの辛口白は、シャルキュトリや前菜の盛り合わせ(左)、タルトフランベ(右)にピッタリ!
レ・プランス・アベシリーズでは、7品種すべてが揃います。
上記以外では、リースリング2600円、ゲヴュルツトラミネールとピノ・ノワールが3300円。

グラン・クリュ は、シュルンバジェの130haの自社畑のうち70haで、ケスラー、キッテルレー、サエリング、スピーゲル の4つ。
この周辺の畑の標高は約250~400メートル前後になりますが、グラン・クリュ畑は斜度50~60度にもなる傾斜の厳しい場所に位置し、南、東、西の3方向からの日照を受けることができます。
アルザスでは、グラン・グリュは上質ブドウ品種のみとなります。
それは、リースリング、ピノ・グリ、ゲヴュルツトラミネール、ミュスカの4種。
シュルンバジェのグラン・クリュは、リースリング、ピノ・グリ、ゲヴュルツトラミネールの3種をつくっており、畑との組み合わせでは、ケスラーとキッテルレは3種すべてをつくっています。
サエリングはリースリングのみ、シュピーゲルはピノ・グリのみです。
今回試飲したのは、ケスラー リースリング2009、キッテルレ リースリング2008の2種。

Grand Cru Kitterle Riesling 2008 Grand Cru Kessler Riesling 2009
ケスラー はよく熟して果物のニュアンスがあり、丸く、まろやか。酸はよく溶け込んでいます。ややねっとり感のある熟成感があります。
キッテルレ は、酸をより強く感じます。ミネラルがキリリとして複雑味があり、グレープフルーツのようなニュアンスも感じました。
アランさんは、「リースリングはテロワールのワイン」だと言います。
それに対し、シャルドネはワインメーカーによる、と。
アルザスの土壌はモザイク状に入り組んでいるため、畑によって土壌が異なります。
土壌を反映したリースリングのブドウから、それぞれ異なるキャラクターのリースリングワインが誕生する、というわけです。
アルザスには51のグラン・クリュがありますから、その数だけ異なるキャラクターのリースリングワインがあるということです。
50を超えるグラン・クリュの名前を覚えるだけでも大変ですし、ひとつずつの特徴をつかんでいこうとなると、気が遠くなりそうです。
だからこそ、知的好奇心をくすぐられるかもしれません。
しかも、グラン・クリュワインながら、手が届きやすい価格です。
例えば、シュルンバジェのケスラー2009年は3500円、キッテルレ2008年は5000円です。
ブルゴーニュのグラン・クリュワインと比べてみると、格段にお手頃じゃないですか?
今回の中で、私はキッテルレ2008年が特に素晴らしいと思いました。
このような品質のワインが、しかも少し熟成を重ねていい飲み頃に入ってきたワインがこの価格で買えるとは、嬉しい驚きじゃありませんか?
だからこそ、アルザスワインをオススメしたいのです。
日本では、この1、2年、ビストロでアルザスワインが使われるようになってきているとか。
食事にも合わせやすく、プライスも魅力的なアルザスワイン が好まれるのは、当然です。


アルザスの郷土料理シュークルート(右)には、ほどよい厚みのある白ワインがオススメ。
個人的には、シルヴァネールかピノ・ブランであっさりいただくのも好みです。

ワイン初心者にも、「7つの品種」で覚えやすく、上級者には50超のグラン・クリュの個性探究と いう魔宮を思う存分楽しめるアルザスワインは、もっと飲まれるようになってしかるべきだと思います。
最後に登場したのは、ゲヴュルツトラミネールのセレクション・グラン・ノーブル。


Cuvee Anne Gewurztraminer Selection Gains Noble 2009
貴腐菌をつけたブドウで仕込んだ甘口ワインです。
凝縮感のあるなめらかな甘さにうっとりですが、酸がしっかりしてバランス抜群。
アプリコットのニュアンスがあり、甘美。パンデピスに合わせたい!
参考価格15500円

アルザスの伝統菓子クグロフ(手前)とパンデピス(奥)

ちなみに、今回は赤ワインのピノ・ノワールの試飲はありませんでしたが、アランさんによると、「ブルゴーニュのピノ・ノワールと違って、ナチュラルな果実味やタンニンを若々しく楽しむのがアルザスのピノ。軽く冷やして飲むのもお勧め」。
日照の少ない北の産地ですが、地球温暖化の恩恵で、この10年で赤ワイン用のブドウがよく熟すようになってきました。
次回はぜひピノ・ノワールも飲んでみたいですね。
このように、アルザスには、発泡性のクレマン・ダルザスや、複数のブドウをブレンドしたジョンティやエデルツヴィッカーもあり、今回紹介した辛口白、甘口、さらに赤ワインと、実に多彩なワインが勢揃いしています。
ブドウ品種は7つとシンプルですが、ほかのすべてが複雑なのも、アルザスの魅力。
生産者も多様ですが、まずは、このシュルンバジェで手堅くいかが?

なお、今回はアルザス料理の「ブラッスリー・ジョンティ」(浅草橋)さんにお世話になりました。
(輸入元:株式会社ワインオリエンテッド)
