昨日出かけたオレゴン&ワシントンワイン試飲会では、ぜひ飲みたいワインがありました。
それは、ブルゴーニュのドルーアンがオレゴンで展開する「ドメーヌ・ドルーアン オレゴン」の新商品「ROSEROCK」(ローズロック)です。
前日にオレゴンのダヴィッド・ミルマン社長のセミナーを受ける予定でしたが、スケジュールの都合で叶わなかったので、まずは彼に話を聞かねば!
David Millman Managing Director - Domaine Drouhin Oregon
ブルゴーニュのボーヌに本拠地を置くメゾン・ジョセフ・ドルーアンは、1987年にオレゴン州のウィラメット・ヴァレーに「Domaine Drouhin Oregon」を設立します。
※2017年で創立30周年
今でこそ、オレゴン州のワイナリー数は700軒を超えていますが、当時は50軒ほどしかなく、ブルゴーニュからの進出もドルーアンが初でした。
ドルーアン・オレゴンについては、以前のリポートに詳しく書いていますので、コチラを参考にしてください。
ドルーアン・オレゴンでは、ウィラメット・ヴァレーとダンディーヒルズで、シャルドネとピノ・ノワールのワインをつくり、高い評価を得てきました。
そのドルーアン・オレゴンが、2013年に新しい畑を取得し、新しいワインをリリースしました。
それが、ローズロックです。
ローズロックは、ワイナリーのあるウィラメット・ヴァレーから約40km南のAVAエオラ・アミティ・ヒルズにあります。
エオラ・アミティ・ヒルズはウィラメット・ヴァレーよりも約4℃気温が低いエリアで、ブドウの収穫も1~2週間遅くなるといいます。
新規リリースされるのは3アイテムで、初ヴィンテージの2014年のものです。
ローズロック シャルドネ -Roserock Chardonnay 2014 (参考税抜価格5,500円)
ローズロック ピノ・ノワール -Roserock Pinot Noir 2014 (同5,500円)
ローズロック ゼフィリーヌ ピノ・ノワール -Roserock Zephirine Pinot Noir 2014(同7,500円) ※ゼフィリーヌは厳選キュヴェ
畑は標高550~750mにあり、総面積は279エーカー、ピノ・ノワール44.9ha(35ブロック)、シャルドネ4.45ha(3ブロック)を植えています。
花崗岩土壌で、サステイナブル(LIVE認証取得)な栽培を行なっています。
ブドウは100%自社畑です。
ウィラメット・ヴァレーの シャルドネ(アーサー)、ピノ・ノワール、ピノ・ノワール(ロレーヌ)と飲み比べてみると、はっきりと違いがわかります。
元々のウィラメットの方が果実味が濃く、ふっくらとした温かみ、果肉感、ボリュームがあります。
一方、ローズロックは、果実味が非常にデリケートで、ウィラメットと比べると線は細く感じますが、酸のキメが細かく、とても洗練されており、冷涼さを感じます。実は芯の強さがあると思います。
ワインを飲んできた上級者がお好きなワインではないでしょうか。
ブルゴーニュのアペラシオンで例えるなら、ウィラメットは、やはりボーヌ的な要素が強く、ジュヴレイ・シャンベルタン、ニュイサンジョルジュ、モレ・サン・ドニのニュアンスもあります。
ローズロックは、シャンボール・ミュジニーを思わせる繊細さがあるように思いました。
食べ物とのマッチングですが、ピノ・ノワールで見ると、ウィラメットならすき焼き、煮込み料理、ローズロックなら繊細なソースのローストビーフ、ヌーヴェルキュイジーヌ系の料理、が合いそうです。
同じ生産者で、醸造方法もまったく同じということですが、土地が違うだけで、これだけ違うキャラクターのワインになるのが面白いですね。
この2つの距離は40kmですが、ちょうどブルゴーニュのコート・ドールの南北の距離も50kmくらいですから、ワインの味わいが違ってくるのも当然と言えば当然です。
機会がありましたら、ぜひ飲み比べをしてみてください。
余談ですが、「ローズロック ゼフィリーヌ ピノ・ノワール」の名前の由来ですが、フランス原産のバラの品種名に「ゼフィリーヌ・ドルーアン」というのが偶然あるそうです。
畑名がローズ・ロックですから、バラの名前と引っかけて、エチケットに「ゼフィリーヌ・ドルーアン」のデザインを採用しています。
※輸入元:三国ワイン株式会社
それは、ブルゴーニュのドルーアンがオレゴンで展開する「ドメーヌ・ドルーアン オレゴン」の新商品「ROSEROCK」(ローズロック)です。
前日にオレゴンのダヴィッド・ミルマン社長のセミナーを受ける予定でしたが、スケジュールの都合で叶わなかったので、まずは彼に話を聞かねば!
David Millman Managing Director - Domaine Drouhin Oregon
ブルゴーニュのボーヌに本拠地を置くメゾン・ジョセフ・ドルーアンは、1987年にオレゴン州のウィラメット・ヴァレーに「Domaine Drouhin Oregon」を設立します。
※2017年で創立30周年
今でこそ、オレゴン州のワイナリー数は700軒を超えていますが、当時は50軒ほどしかなく、ブルゴーニュからの進出もドルーアンが初でした。
ドルーアン・オレゴンについては、以前のリポートに詳しく書いていますので、コチラを参考にしてください。
ドルーアン・オレゴンでは、ウィラメット・ヴァレーとダンディーヒルズで、シャルドネとピノ・ノワールのワインをつくり、高い評価を得てきました。
そのドルーアン・オレゴンが、2013年に新しい畑を取得し、新しいワインをリリースしました。
それが、ローズロックです。
ローズロックは、ワイナリーのあるウィラメット・ヴァレーから約40km南のAVAエオラ・アミティ・ヒルズにあります。
エオラ・アミティ・ヒルズはウィラメット・ヴァレーよりも約4℃気温が低いエリアで、ブドウの収穫も1~2週間遅くなるといいます。
新規リリースされるのは3アイテムで、初ヴィンテージの2014年のものです。
ローズロック シャルドネ -Roserock Chardonnay 2014 (参考税抜価格5,500円)
ローズロック ピノ・ノワール -Roserock Pinot Noir 2014 (同5,500円)
ローズロック ゼフィリーヌ ピノ・ノワール -Roserock Zephirine Pinot Noir 2014(同7,500円) ※ゼフィリーヌは厳選キュヴェ
畑は標高550~750mにあり、総面積は279エーカー、ピノ・ノワール44.9ha(35ブロック)、シャルドネ4.45ha(3ブロック)を植えています。
花崗岩土壌で、サステイナブル(LIVE認証取得)な栽培を行なっています。
ブドウは100%自社畑です。
ウィラメット・ヴァレーの シャルドネ(アーサー)、ピノ・ノワール、ピノ・ノワール(ロレーヌ)と飲み比べてみると、はっきりと違いがわかります。
元々のウィラメットの方が果実味が濃く、ふっくらとした温かみ、果肉感、ボリュームがあります。
一方、ローズロックは、果実味が非常にデリケートで、ウィラメットと比べると線は細く感じますが、酸のキメが細かく、とても洗練されており、冷涼さを感じます。実は芯の強さがあると思います。
ワインを飲んできた上級者がお好きなワインではないでしょうか。
ブルゴーニュのアペラシオンで例えるなら、ウィラメットは、やはりボーヌ的な要素が強く、ジュヴレイ・シャンベルタン、ニュイサンジョルジュ、モレ・サン・ドニのニュアンスもあります。
ローズロックは、シャンボール・ミュジニーを思わせる繊細さがあるように思いました。
食べ物とのマッチングですが、ピノ・ノワールで見ると、ウィラメットならすき焼き、煮込み料理、ローズロックなら繊細なソースのローストビーフ、ヌーヴェルキュイジーヌ系の料理、が合いそうです。
同じ生産者で、醸造方法もまったく同じということですが、土地が違うだけで、これだけ違うキャラクターのワインになるのが面白いですね。
この2つの距離は40kmですが、ちょうどブルゴーニュのコート・ドールの南北の距離も50kmくらいですから、ワインの味わいが違ってくるのも当然と言えば当然です。
機会がありましたら、ぜひ飲み比べをしてみてください。
余談ですが、「ローズロック ゼフィリーヌ ピノ・ノワール」の名前の由来ですが、フランス原産のバラの品種名に「ゼフィリーヌ・ドルーアン」というのが偶然あるそうです。
畑名がローズ・ロックですから、バラの名前と引っかけて、エチケットに「ゼフィリーヌ・ドルーアン」のデザインを採用しています。
※輸入元:三国ワイン株式会社