ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

春はロワールワインの季節です

2017-02-15 15:17:03 | ワイン&酒
まだ寒い日が続きますが、暦の上では春なんですよね~
日没もずいぶんと遅くなってきましたし、どんどん春に近づいている感じはします。

そんな中、輸入元の試飲会で、私の大好きなフランスのロワール地方のおいしいワインを飲んできましたので、紹介したいと思います。

ロワール地方は、ロワール川の両岸にワイン産地が広がっています。
そこで、大西洋に注ぐ河口から上流に遡ってみましょう。


左)Muscadet Sèvre & Maine Expression d'Orthogneiss 2015 Domaine de l'Ecu
右)Muscadet Sèvre & Maine Cuvée Classique 2015 Domaine de l'Ecu

左のミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ エクスプレッション・ドルトネスの方が古くからある単一畑のキュヴェで、名前は“オルトネス(正片麻岩)”に由来しています。
右のキュヴェ・クラシックは、数年前くらいからつくられているようで、グネス(片岩)、オルトグネス、グラニト(花崗岩)の土壌のブドウを使っています。

いずれもブドウ品種はミュスカデ(ムロン・ド・ブルゴーニュ)で、栽培はビオディナミ

キュヴェ・クラシックは、シュル・リーを12~18カ月実施。
スッキリした口当たりで、シャープかつ繊細なミネラル感があり、軽快に飲めます。
(参考小売価格:2400円)




ドルトネスの方は、シュル・リー18カ月。
クラシックに比べてミネラルのふくらみ、厚みがあり、飲みごたえがあります。
余韻も長く、あ~、旨い!
さすがに、定評あるキュヴェなだけあります。これは好きです
(参考小売価格:3000円)



ドメーヌ・ド・レキュ は1972年からギー・ボサールがオーガニック栽培を始め、1992年にビオディナミに転換

2012年に入ったフレデリック・ニジエ・ヴァン・エルクが、ギーから完全に引き継いだのが2015年。
今回のヴィンテージは、その2015年です。
これまでのヴィンテージと比較して飲むと面白いかもしれません

コスパがいい、オススメの仏ロワールの生産者です。

※輸入元:木下インターナショナル

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