ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

化粧品@オーガニックEXPO

2007-10-17 18:21:22 | 雑記
オーガニックエキスポでは、化粧品の出展も多く見られました。

メイクアップ用品よりも、スキンケア、ボディケア用品が多かったのは、毎日のお手入れで直接肌に付けて使うものだからでしょう。

特に、私が子供の頃にはあまりなかった「アトピー」が今はとても多いということもあり、アトピーの肌質の人にも使えるような製品が増えてきています。



アトピーではないけれど敏感肌の人も多く、かくいう私も敏感肌ではないと思っていましたが、今まで使っていた植物性のメイク落としがある日突然かゆくて使えなくなった、ということもありました

サンプルでもらう化粧品もピリピリ感じるものがありますので、新しいものを試すときにサンプルを使ってみることは大事ですよね。



肌の状態はひとりひとり違うので、オーガニックだから絶対大丈夫とはいえませんが、オーガニックの原材料でつくられたものであれば、肌への刺激は少しはやさしくなるのかもしれません。

食品や飲料だけでなく、こうした肌に付ける化粧品や身にまとう衣料(オーガニックコットン使用など)にもオーガニックの波が押し寄せているということは、人々の意識がかなり高まっていることの表れで、今後オーガニック市場はさまざまなカテゴリでヒートアップしていきそうです


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飲食料@オーガニックEXPO

2007-10-16 14:59:29 | ワイン&酒関係雑記
オーガニックエキスポでは、非常にたくさんの種類の食品や飲料が紹介されていました。

お米や雑穀といった主食から、加工肉、味噌や醤油、ポン酢などの調味料、お菓子、お茶をはじめとしたドリンク類とバラエティ豊かで、1軒のスーパーが開けそうな感じでした。

特に注目したいのは、最近人気の 雑穀 でしょうか。

はと麦、ヒエ、アワ、キビ、そして黒米や玄米など、少し前は食べにくいとされて敬遠気味だった穀類が見直されています。

特に、最近は色々なレシピが紹介されていることもあり、ただ単に炊いて食べるのではなく、ハンバーグに混ぜ込んだりお菓子に活かしたりと、使われ方がだいぶ変化してきました。

さらに、健康志向の高い若い人がこれらに注目し、日常的に使われるようになったことも大きく影響しているといえるでしょう。

レストランでも、雑穀を出すところがグンと増えてきましたよね。

こうした穀類は自然な風味とやさしい甘味があり、食感も独特で、私も大好き

これからは「鳥のエサ」とは言われないようなポジションを確立していくと思われます。



そして、「麦」を使った飲み物が ビール ですが、
日本のオーガニックのビールがありました



(中)オーガニック・ビール 信州燦燦 (しんしゅうさんさん)
 (ヤッホー・ブルーイング 長野県軽井沢)

よく見かける「YONAYONA」ビール(右)と同じ醸造所がつくっています。
(左)も同醸造所の「TOKYO BLACK」ですが、この2つはオーガニックではありません。


オーガニックの 信州 SunSun の原料は有機栽培の麦芽(奥)と有機栽培のホップ(手前)ですが、日本産のものは非常に少なくて手に入れにくいので、ヨーロッパ産のものを使っているとのこと。(下記写真参照)



水は長野県の浅間山の伏流水を使い、上面発酵(エール)でつくられています。

エールはラガー(下面発酵)に比べると、香りとコクを重視したつくりになるということですが、飲んでみるとフルーティで繊細な口当たりですが、品の良い旨味があり、余韻が長く感じられます。

1本(350ml)247円と、お値段もまずまずです(これもこの醸造所が目指していることのひとつとのこと)。

ナチュラルハウスや大丸、東急百貨店(東横店なら確実)などにあるそうなので、比較的手に入れやすいのもいいですね。



お次はコチラ。



Blackberry Wine  Cerine agricultural cooperative (Croatia)

通常のワインかと思ったら、クロアチアのブラックベリーワインでした!
もちろん有機栽培で育てられたものです。

畑の写真を見せてもらったところ、まったくブドウと同じ垣根栽培で、遠目にはブドウかブラックベリーかの区別は付きません。

色は黒に近い紫で、飲んだ感じはやはりブドウのワインとは違い、やや濃度があり、黒いベリーの風味を強く感じます(そのものですから当然ですが)。
思ったよりも甘くはなくて飲みやすいですが、アルコールは13.7%あるし、非常に凝縮された感じのものなので、量は飲めません。

貧血などに良く、1日2回ずつ30ml飲むと健康に良いのだとか
黒々としたブラックベリーは、見るからにビタミンやミネラル分が多く含まれていそうです。
こういうドリンクなら毎日飲みたいかも?


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ワイン(2)@オーガニックEXPO

2007-10-15 22:51:17 | ワイン&酒
オーガニックエキスポでは、いくつかの国の ビオワイン が出展されていました。

ざっと一通りテイスティングしてみましたが、
ひと口飲んだ限りでは、言われてみなければオーガニックやビオとはわからないワインが多く、還元臭的なものも特に感じませんでした


しかし、これは・・・ というワインももちろんありましたし、紹介されているすべてのワインがおいしいと感じたわけではありません

無理やりビオにしてブドウが腐り、それでワインをつくられたら・・・というのも本末転倒ですし、オーガニックやビオ流行にただ乗っかるのではなく、自分なりの信念を持ってブドウ栽培&ワイン醸造をしてほしいと思いました。





(左)Spatburgunder Trocken 2003 Matthias Hofflin (Baden, Germany)
(右)Volkachher Ratsherr Riesling Spatlese 2002 Helmut Christ
(Franken, Germany)

オーストリアのお隣のドイツですが、国民気質的には今後どんどんビオが増えてきそうです。
左はブルゴーニュにも負けないバーデンのピノ・ノワール。
右はフランケンにしては果実の厚みがあり、酸とのバランスも取れ、全体的にメリハリのあるボディが見事!(すでに輸入されています)




AZABACHE (Rioja, Spain)

これはスペインで、左2つがオーガニック。
右はオーガニックではありませんが、グラシアーノ100% という変りダネ!

グラシアーノはかつてのスペインのリオハ地方では広く栽培されていた品種ですが、収量が低いため、現在はごくわずかになっています。
そんな中、今や幻のブドウともいえるかもしれないグラシアーノ100%というのは、私は初めて出会いました。
黒々と非常に深い色合いで、香りに濃縮感があり、ポートワインのようなニュアンスも感じます。よく熟してビロードのような口当たりを感じ、これは素晴らしいワインです!(残念ながら未輸入)




EHD - Explotaciones Hermanos Delgado (Spain)
(左)アイレン (右)ガルナッチャ

こちらもスペインですが、どちらも極甘口のデザートワインです。
ブースにいらした方がスペイン語しか話せなかったため、ワインの説明を聞けませんでしたが、軽い辛口白ワインに仕立てられるアイレンと、こちらも通常は辛口赤ワインになるガルナッチャのどちらもが甘口というのがユニークだと思いました。




(左)Bianco Toscana IGT Colombaia (Toscana, Italy)
(右)Chianti Colli Senesi Riserva (Toscana, Italy)

こちらはイタリアで、白がなかなかユニークで興味深いと思いました。
これはすでに日本に入ってきています。


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ワイン(1)@オーガニックEXPO

2007-10-14 15:32:50 | ワイン&酒
先日、東京ビッグサイトで開催された
「オーガニック EXPO」(BioFach Japan 2007)に行ってきました。

これは、世界最大のオーガニック食品&関連製品の専門トレードショーの日本版で、ドイツや中国、アメリカなどでも開催されています。

関連する他のイベントとの同時開催だったので、食品以外に化粧品やら衣料品やらもありましたが、まずはワインを紹介したいと思います。



そもそも、このイベントはオーストリア大使館からの案内で知ったのですが、今回のエキスポでオーストリアワインはかなり力を入れていて、オーガニックワインパビリオンの中でも大々的に紹介されていました。

オーストリアワインの生産者数は21で、ワイン数は約90もありましたが、輸入業者が決まっていないところがほとんどでした。

テイスティングするにはあまりに数が多いので、ブースにいらした
ユルゲン・シュムッキングさん(オーストリービオ協会 ワイン&嗜好品部長)に選んでいただきながら行いました。


 ユルゲン・シュムッキングさん


まずは白ワイン



(右)Gruner Veltliner Wartberg 2006 Weingut Mrozowski
(中)Gruner Veltliner Felser Berg 2005 Weingut Wimmer-Czerny
(左)Gruner Veltliner Weelfell Alte Reben 2006  同上




(左)Gruner Veltliner Juwel 2006 Biohof Pratsch
(中)Graf Morillon 2005 Weingut Muster  (シャルドネ100%)
(右)Welschriesling Beerenauslese 2005 (sweet) Weingut Schonberger




(左)Gruner Veltliner Smaragd 2006 Nikolaifoh
(右)Riesling Smaragd 2005  同上


グリュナー・フェルトリナーは、爽やかなもの、アロマティックなもの、ミネラル感たっぷりのもの、とろみを感じるほど濃厚なものetc...と色々なタイプがありますが、どれも骨格がはっきりとして、しかもきれいに感じます
グリュナー以外の白ワインも同様で、厚み、アルコールの感じが共通しています。

アロマティックなものもありますが、香りは穏やかでやさしいものが多いので、料理の風味をジャマせずにマリアージュを楽しめるタイプのワインだと思います。

白には魚、というイメージが強いですが、ボリュームのあるタイプのオーストリアの白ワインはチキンやポークなどの肉料理にも負けません。



次は赤ワイン



(左)Zweigelt 2005 Weingut Mrozowski
(左中)Blauer Zweigelt 2005 Weingut Karl Schnabel
(右中)Zweigelt 2005 Bioweingartnerei Artner
(右)Blauer Zweigelt 2005 Weingut Muster


オーストリアの赤ワイン用品種では「ツヴァイゲルト」が最も広く栽培されていますが、私の中の今までのイメージは、「ちょっとザラザラして、やや青っぽさを感じる赤ワイン」でした。

つまり、熟し方が足りなくて凝縮感に欠ける、やや水っぽいようなワインだったわけですが、
今回のワインを飲んでみると、果実がよく熟し、タンニンの骨格がきっちりと感じられ、口当たりもなめらかで、明らかに今までのイメージと違います


今回はすべてビオの生産者のワインですが、ビオだからそのように変化したのか、なにか他の要素が関係しているのか?
ビオでない生産者のものとその場で飲み比べてみないとなんとも言えませんが、ビオがマイナスの方向には一切働いていないということだけはわかりました。



オーストリアのビオワインの歴史は浅く、1993年当時の有機栽培のブドウ畑はわずか200haだったそうですが、現在は10倍近くに広がり、「変わり者」とされていたビオの生産者も500軒近くに増えています。



「食の安全」が世界中で叫ばれている現在、食品はもちろんのこと、ワインにおいても環境に配慮した生産方法が選ばれる傾向は続くでしょう。

だからといって、「おいしさ」を二の次にされては困るわけですが、今回のテイスティングをした限りでは、ビオでないワインに比べて味わいの点で劣るところは一切なく、果実のピュアな味わいを感じながらおいしく飲めました 

消費者の立場からいうと、こういったワインが増えるのは嬉しいことで、ビオがごく当たり前という時代(昔々の時代がそうだったように)の再到来を期待したいものです。

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赤福も!?

2007-10-13 17:02:46 | 甘いもん
赤福、34年前から製造日偽装=最大14日改ざん-農水省が是正指示 (時事通信) - goo ニュース


北海道の「白い恋人」より、もっと残念だったのが 伊勢の「赤福」 


名古屋方面に出かけたときは必ず買っていたし、東京駅で売られているのも買ったことがあるほど大好きだし、そういえば、伊勢の本店にも行ったことがありました。
(実は現社長の弟が友人の大学時代のサークル仲間だわ・・・

特に、品のいいこしあんとコシのあるお餅の具合がちょうど良く、でも、賞味期限が短いのが難点だなぁとは感じていたけど・・・

それが製造日偽造だとは・・・

しかも34年前からっていうことは、ホント、300年の老舗の看板に自らドロを塗ったって感じです。



今は、冷凍で売られている和菓子もある時代ですし、
「召し上がるときに解凍してください」として、通常品と冷凍品の2本立てで商売しても良かったと思うのだけど。

どうなっちゃうんでしょう、赤福?

そして、毎月1日に売り出される「朔日餅」(ついたちもち)を求める人が夜中から行列を作ることでも有名でしたが、次の11月1日の販売はあるのでしょうか?

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独身ナイスガイのシャンパン

2007-10-12 20:35:43 | ワイン&酒
(社)日本ソムリエ協会のwebサイト 「ワイン村」 を更新しました。

今回、私が書いているのは、

シャンパーニュM.マイヤール の9代目、ニコラ・マイヤール



6月に30歳になったばかりのニコラさんは独身 

しかも、すらりと背の高いナイスガイなので、女性の方は要チェックかも? 

もちろん、彼のつくるシャンパンも要チェック ですよ。

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  http://www.jsa-winemura.jp/  (「キャッチ The 生産者」 第39回)

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「イトシア」は南町奉行所だった!

2007-10-12 18:04:51 | 雑記
本日オープンの有楽町イトシアの再開発事業の資料を見ていたら、
このあたりは、ちょうど江戸の南町奉行所があった場所なのだとか!

それよりもっと前の江戸時代の始めのころは大名の屋敷が立ち並ぶエリアだったそうですが、
元禄11年(1698年)の大火で焼け野原になった後、

1707年に南町奉行所が移ってきたとのこと。
(ちなみに、北町奉行所は現在の東京駅八重洲北口の呉服橋門内付近だそうです)

この再開発のために、2005年4月~12月にこの一帯を発掘調査をした際に、当時の南町奉行所の遺構が色々と見つかったといいます。



南町奉行所と聞いて思い出すのが、「大岡裁き」で有名な、大岡越前守忠相 

1717年から1736年まで、この地で南町奉行職に就いていました。

そして、TVでは北町奉行としての方が知られている遠山の金さんこと遠山左衛門尉景元も、1845年から1852年まで南町奉行を務めていたそうで、これは、へえ~ですよね。
しかも、金さんが明治維新に近い時代の人であったというのも意外でした。



ということで、ここ南町奉行所跡地で見つかったものの一部が現在の「イトシア」において復元されているそうで、

私は気がつかなかったけれど、屋敷のまわりに積まれていた石積みが駅前広場にあるようなので、行かれた方はぜひチェックしてみてください。

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有楽町「イトシア」OPEN

2007-10-11 13:40:34 | 雑記


有楽町駅前に、「ITOCiA」 (イトシア)が10月12日にオープンしますが、
それに先がけて、プレス向けの内覧会に行ってきました。



このビルの構造はちょっとわかりにくいのですが、
大きなビルの1~8Fまでに「丸井」が入っていて、上がオフィススゾーン

駅寄りの小さいビル(4F建て)の方が「イトシアプラザ」で、レストランやカフェ、映画館などはこちらに入っています。

この大小の2つのビルを結ぶ連絡通路が2Fと4Fにあります。

2つのビルのB1はつながっていて「イトシアフードアベニュー」となっています。

このB1には注目のショップがたくさん入っていて、あれ?他では見ないかも?というお店が多いと感じました。
イートインもあるし、ベーカリーカフェもあるし、コスメもありと、ふらりと立ち寄れる雰囲気で、けっこう便利そう。

このB1に行くには、有楽町駅前の新しい広場にできた大きな丸屋根のあるエスカレーターを使えば楽で、アクセス抜群です。



ワインショップ もあり、ここはもちろん要チェックですが、

注目は、
日本で2店目となる 「クリスピー・クリーム・ドーナツ」でしょう 



作っている工程が見えるのは新宿店と同じですが、ここは席数が6席しかないので、すぐに埋まってしまいそうなのが難点かも。



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映画「エディット・ピアフ ~愛の讃歌」

2007-10-11 00:07:33 | 映画
話題となっている「エディット・ピアフ ~愛の讃歌」を観てきました。

母方の祖母に預けられ、その後は父方の祖母(娼館を経営)に預けられ・・・という6歳頃から始まりますが、晩年の話や幸せだった時代やら、色々な年代の話がアトランダムに差し込まれる形で展開していくので、まったく何も知らないで入ると理解しにくいかもしれません。

なので、公式HPなどである程度のことをつかんでから観ることをオススメします



ストーリーは公式HPに任せるとして、

この映画で一番驚いたのが、ピアフ役の マリオン・コティヤール

彼女は、この夏に公開された「プロヴァンスの贈りもの」にもヒロイン役で出ていて、すごくキレイな女優さんだなぁと思っていたのに・・・
(どちらもフランス語の映画で、字幕も同じ訳者)

あのキレイなマリオンの面影を求めようとするとガッカリで、はっきり言って、これは
「汚れ役」

特に、晩年の老け役が素晴らしく、病気のために40代半ばにして老婆のように背中が曲がり、そろそろとしか歩めない姿は見るからに醜いのですが、これを32歳の美女のマリオンが演じているかと思うと、はあ~とため息が出ます。

見た目のつくりだけではなく、声の大きさと迫力がもの凄く、しかもひどく下品で、声質も非常にうまく作っていました。



この演技により、彼女はアカデミー主演女優賞最有力候補と言われているそうですが、たしかにありえるでしょうね。
いや、本当に凄かった!



そうそう、ワイン好きにとって嬉しいのは、
ピアフが恋人とレストランに入った時にワインをオーダーしますが、
それが、ボルドー右岸のサン・テミリオンの「シャトー・アンジェリュス 1938」

どんな味がしたんでしょうね 

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農薬まみれワイン@中国

2007-10-10 11:52:39 | ワイン&酒
昨日の夕方、中国食品の安全を調査する、という内容のTV番組で、
うわあ、これはひどい・・・というものがありました。

それは、ブドウ畑 でのこと。

短パン1丁の男性が、シャワーをかけるかのように農薬をジャパジャパと散布していました。

かけられたブドウを見ると、葉っぱも房も、とにかく全身水びたし状態で、黒いブドウが白い液体でコーティングされてます。


TVの取材班が「こんなんじゃ毒じゃないの?」と尋ねたところ、

「生で食べないから大丈夫。これはワイン用だもの」 ですと!


こんなブドウでワインをつくられた日には、農薬を飲んでいるようなものじゃないですか!

こういう農家からブドウを買ってワインをつくっているワイナリーのワインは・・・




無農薬や有機栽培、ビオロジックetc...が広がっていく中、
中国だけ逆行しているという事実が、ある意味スゴイです・・・


以前、中国のワインが水で薄められて売られているというニュースがありましたが、そんなのはまだカワイイことなのかも・・・


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ボルドー右岸を再認識

2007-10-09 13:56:02 | ワイン&酒
先日、ボルドーの右岸サン・テミリオン&ポムロル&フロンサック地区のワインを一同に集めた大々的な試飲会が開かれました。

普段なかなか開けにくいこれらのワインですが、改めて飲んでみると、「ほお~」と思うものがありました。



Ch.Haut-Segottes (St-Emillion Grand Cru) (横浜君嶋屋)

このワインは以前にも丸々1本飲んだことがありますが、
最新の2004年を飲んでみると、実にエレガントでシルキー
2003年は年のせいもあり、濃厚で力強く、こちらを好む人も多いと思いますが、私は2004年の方が断然好みです。

若いボルドーワインでも、新大陸的に濃い&早くから飲めるものが多いですが、このワインのように、エレガントなニュアンスの感じられるものを飲むと、ほっとします。


と、若めのワインに納得していたら、こんな90年代ワインもありました。



(左)Ch. Sergant 1996  (Lalande de Pomrol) (JSR)
(右)Ch. La Croix Toulifaut 1997  (Pomrol) (東亜商事)

シャトー・セルガンはよく見かけるワインですが、これは1996年のマグナム
若いVTから垂直で飲んできて、最後はこれでしたが、どんどん良くなっていくのがわかります。
熟成させると本領発揮して素晴らしくなっていくという典型で、買っておいて、10年くらい忘れてしまうのもいいなぁと思いました。

ラ・クロワ・トゥリフォーも10年モノ。
こちらも熟成したボルドーの良さを全開に出しているワインで、レストランで手の込んだ料理と一緒にゆっくりと楽しみたいと思いました。
ラベルが印象的で覚えやすいワインなので、見かけたら要チェック!


まだまだ紹介切れないワインがたくさんありましたが、どんなワインでも、選び方と飲み方がポイントですね。

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ドイツの塩@プレゼント

2007-10-08 14:01:34 | おいしい食べもん
ドイツ第5弾(笑)です。

ちょっと意外に思うかもしれませんが、
ドイツ南部にはドイツアルプスが走り、古い時代から「岩塩」が発掘されています。

ということで、ドイツには 「塩」 もあるんですね。



このドイツの塩は日本にも入ってきています。

以前紹介した「アルペンザルツ」は、このドイツアルプスのミネラルをたっぷり含んだ岩塩です。







そして、この

アルペンザルツとハーブ入りのアルペンザルツを2本セット
プレゼント企画 (社)日本ソムリエ協会のwebサイト「ワイン村」で開催中です。

「ワイン村」を見ている人だけのスペシャルプレゼントです 

10月31日までなので、ぜひどうぞ~


応募要項は、「ワイン村」トップページのトピックスをご覧下さいね

http://www.jsa-winemura.jp/
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ドイツのビール

2007-10-07 10:24:54 | おいしい飲みもん
ドイツ第4弾は「ビール」です
(予想通りでしょうか?)(笑)

ドイツ統一記念日の大使館の招待客は約2000人もいたとのことですが、
そのほとんどの方が楽しんだであろうというのがドイツビールです。



実はあまりビールが得意ではない私ですが、
それは、シャバシャバと水っぽい炭酸飲料みたいなのがダメということで、
旨味のあるものならウエルカムです 


ちょうど、ドイツ本国のミュンヘンでは、世界一のビール祭「オクトーバーフェスト」が今日(10/7)まで開かれていますが、ここでは何杯でもビールが飲めてしまうといいますから、ドイツビールにはなにかヒミツがあるのでしょう。



さて、大使館でのレセプションに話を戻しますと、
当日はあちこちでビールのブースが出ていて、私も4種類くらいは試してみました。

どれもなめらかで飲みやすく、実にすーっとノドをすべり落ちていきます。

中でもこれは美味しいなぁ~と思ったのが、
日本初のドイツのマイスターによる 「バイエルンマイスタービール」 

マイスターのラガーさん(日本語ペラペラ)が日本人の奥様と一緒にやっている醸造所で、富士山の麓の白糸の滝の近くにあります。




(左)ビールを注いでくれるラガーさん
(右)今回飲んだ2種類


2種類(バイツェンと黒ビール系)をいただきましたが、
バイツェンはフルーティーでやさしく、泡がとてもクリーミー
黒ビール系は独特のコクがあり、どちらも本当においしいなぁ~と思いました 


おいしさのポイントは、富士山の伏流水でしょう。

「バイエルン」という名前からわかるように、今回のテーマの「ザクセン州」のビールではありませんが、バイエルン州は先に紹介したミュンヘンを州都とした「ビールどころ」として有名な州です。

日本にいながらにして、ドイツ人マイスターのつくる本格的なバイエルンビールが飲めるとは嬉しい限りですね。

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「バイエルンマイスタービール」のHPはコチラ

 http://bmbier.com/index.html


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ドイツのパン

2007-10-06 12:22:18 | パン
ドイツシリーズ第3弾は、「パン」。

今回紹介するパンも、先日の大使館で提供されたものですが、
これらはザクセン州のものというわけではありません。

まず、私がドイツに行ったときに食べておいしい~と思ったのが、
この プレッツエル



ハート型みたいに結んであるのがかわいらしく、この形が一番好きです。

ドイツで食べたプレッツエルは、もっちりと歯ごたえがあって、噛み締めるたびに小麦の味が出てきました。

日本でも似たようなパンを見かけますが、どうもパサパサしているのが多くてガッカリなのですが、このプレッツエルはとても美味しくいただけました

これを手がけたのは、人形町にあるドイツパンの店「タンネ」だそうで、
私もときどき買いに行く店ですが、ここのプレッツエルは初めて食べました。

ここのマイスターはドイツ人なので、最もドイツで食べた味に近いのかもしれません。



そして、もうひとつ大々的にブースを出していたのが、
恵比寿のウエスティンホテル東京



大きな塊のパンをドイツの職人さん(ブーランジェリー部門のシェフ?)が切り分けていたので、クルミ入りのものを一切れいただきました。

ドイツパンは真っ白なパンが少なく、素朴でシンプルなものが多いですが、実に味わいがあるんですよね。
バラエティも豊かで、ドイツでの朝食は、どのパンも食べたい~!と欲張って取ったこともしばしばありました(笑)。

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ザクセン州のお菓子@ドイツ

2007-10-05 12:27:02 | 甘いもん
昨日のワインに引き続き、今回はスウィーツです。

ザクセン州のお菓子で最も有名なものといえば 「シュトレーン」

日本でも、クリスマスが近づくと売り出すお店があるので、知っている人にとっては当たり前の存在かもしれませんが、

このシュトレーンは、実は ザクセン州の州都 ドレスデンの名産です。

ドレスデンといえば、世界最古のクリスマスマーケットが開かれることで知られていますが、
それは地元では 「ドレスデナー・シュトリーツェル・マーケット」 と呼ばれています。

この 「シュトリーツェル」こそが、実はシュトレーン です。


シュトレーンに関する歴史的な話はたくさんあり、ここでは紹介し切れませんが、

ザクセンのお菓子といえば、「ドレスデンのシュトレーン」 なのです。



今年の統一記念日に在日ドイツ大使館において振舞われたのがこちらのシュトレーンですが、長さが1メートルほどもある大きなもの。
そして、後ろにある大きなナイフはシュトレーン専用の切り分けナイフ


巨大シュトレーンとナイフにも意味があり、1730年にアウグスト強王が豪華な祝典の際に、1.8トンもの大きなシュトレーンを供したことに由来しています。

これに使われた材料は、卵3600個、牛乳326瓶、小麦粉1トン!

出来上がったシュトレーンは、1.6メートルの巨大ナイフで切り分けれられたとのこと。

今回いただいたシュトレーンはそのときのものほど大きくはありませんが、レーズンやオレンジピールなどが入ったリッチなもので、とても美味しくいただきました。

巨大シュトレーンは、現在はドレスデンのシュトリーツェル・マーケットのシュトレーン祭りで披露されますので、機会があればぜひ見てみたいものですね。

巨大シュトレーンとはいかなくても、お土産になりそうなサイズのシュトレーンはドイツやフランスでも買えますので、私はいつも1kgくらいのものを買ってきます。

ですが、本場ドレスデンのドレスデナー・シュトレーンには品質保証マークが貼られていますので、次回からはこのシールをチェックせねば!です。




他にも色々なお菓子類が紹介され、甘いもの好きの私は、もうウキウキ 

ザクセンは寒い地方のため、料理でもお菓子でもリッチなものが好まれるようで、チョコレートの中にはたっぷりのリキュールが入っていました。




そんな中、こんなポップでキュートなミントタブレットもありました 




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