遥か昔の冬。
俺は雪深い北国の風呂場にいた。
同年代の若者が脱衣場にわんさかいる。
「さむぅ~」
と呟きながら上着を脱いで、ズボンに手を掛けた時だ。
「ありゃりゃ」
ズボンに掛けた手を止めてしばし周りを見渡す。
「ぢゃ~ 俺だけがぁ~」
俺は周りに気づかれないように、そっと、ズボン下とズボンを一緒にずり下げた。
過保護で育った俺は、幼き頃から夏も靴下をきちんと履く子どもだったので、冬はズボン下が当たり前だった。大人になってから一枚、一枚剥いで行って普通の状態になるのにかなり時間がかかったのでした。
俺は雪深い北国の風呂場にいた。
同年代の若者が脱衣場にわんさかいる。
「さむぅ~」
と呟きながら上着を脱いで、ズボンに手を掛けた時だ。
「ありゃりゃ」
ズボンに掛けた手を止めてしばし周りを見渡す。
「ぢゃ~ 俺だけがぁ~」
俺は周りに気づかれないように、そっと、ズボン下とズボンを一緒にずり下げた。
過保護で育った俺は、幼き頃から夏も靴下をきちんと履く子どもだったので、冬はズボン下が当たり前だった。大人になってから一枚、一枚剥いで行って普通の状態になるのにかなり時間がかかったのでした。