ある高校に人知れず受け継がれてきたゲーム。このゲームは3年に1度、学園祭の一人芝居という形で姿を現すのだがこの年は全校生徒が主人公!青春小説と言えば青春小説。ホラーと言えばホラー。ミステリーと言えばミステリー。こんな場面設定を考えた直木賞作家・恩田陸さんの発想に脱帽。
たぶん登場する高校のモデルは恩田さんの母校(水戸一高)。雰囲気がわが母校と似ているのでものすごく親近感を覚える。そして恩田さんの風景描写には、私も大好きな「空」「雲」「川」がよく出て来る。これも恩田さんに惹かれる理由。荻原浩作品ほぼ読みつくした感がある。次は恩田陸さんかな~♪