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ハンニバル戦記(下)-塩野七生

2020年04月20日 | 読書

評価5

第2次ポエニ戦役終期からカルタゴ滅亡まで(紀元前205年~前146年)。紀元前202年、北アフリカ・カルタゴ近郊のザマで、アレキサンダー大王を師と仰ぐハンニバルと、ハンニバルの弟子とも言えるスキピオが激突。戦いはローマの勝利に終わり、ハンニバルは小アジアへと逃れる。

「敗者を独立した同盟国とみなし、その自治権を尊重し領土を認め駐留軍は置かない」この時期のローマの寛容さに驚く。そして、「イデオロギッシュなギリシア人・・・」「彼ら(スペイン人のこと)の非従順な気質・・・」の表現に、なるほどねぇと感心。

しかし、カルタゴはハンニバルしかいなかったのが痛かったですね。

◆カバーの銀貨について
これは、両替商にもって行けばデナリウス銀貨2枚にかえてくれたであろう、「ディドラクム」と呼ばれていた2ドラクマ銀貨。図柄はギリシア神話のディオスクロイ。ゼウスとレダの間に生まれた、双子のカストルとポルクスのことである。