数日前から太平洋側の浜にいる。
コロナ禍で、今年も千葉の海水浴場は、観光協会として未開設のところが多く、太平洋側の外房エリアでは、御宿、鴨川、館山が営業しているようだ。
ここ数日、とある営業していない外房エリアでの海水浴場で仕事している。
海水浴場未開設とはいっても、私的に海浜に遊びにくる人たちはいるわけで、そんなみなさんに、「ライフセーバーがいないので、腰高くらいで楽しんで下さいね」「ゴミは持ち帰って下さいね」と声がけする仕事である。
とってもラクそうに思えるれけれど、そうでもない。
おそらく海浜は国有地なのだろうし、焚き火・バーベキュー禁止とか、遊泳禁止など地元自治体の条例等に反しない限り、そこで個人が海に入ることを制限する根拠はないのだろうと思う。
海に入ったからといって、コロナになるわけではないし、入るな!とは言えない。
手前の浅瀬で楽しんで下さいね、と伝えたいだけなのだけれど。
ほとんどの方が、「あ、わかりました。ありがとう」と笑顔で応じてくれるのだけれど、一部の人にはなかなかその意が伝わらない。
結構人的スキルのいる作業で、人間関係不得手のジイサンマンには辛い仕事である。
ちなみに、煙草のポイ捨てや空き缶の放置など、比較的ライトな不法投棄に関しては軽犯罪法という法律が適応されることになり、罰則は「1日以上30日未満の拘留又は1000円以上1万円未満の科料」とのこと。
千円くらいならと思うけれど、警備員のジイサンマンが警察に通報し、警察官が現認すれば、社会的にはりっぱな前科。
前科のある人は、採用率100%に近い、警備員にもなれませんので。(笑)
お酒を飲んでいい調子で海に入ったり、いつまでも若いつもりもいかん。
若い人は過信がだめ。
潮の干満も知らず、沖にでるのもだめ。
日によっては、あっという間に潮が満ち、帰れなくなっちゃうぞ!
冷たいけれど、基本的には、こんなことは個人の問題である。
素直に周りの声を聞く、ぐるっと回りを見渡してみる。
そして自分の足場を決める。
それが、他人に迷惑をかけず、静かに生きる方法だと思う。
地元観光協会さんは、余計なお金を使い、大して役にもたたない(私的見解)ジイサンマンたちを雇い、最大限の気を使っている。
自分たちが、ご先祖から大事に守ってきた浜で、人身事故などあってほしくない。
コロナが収束すれば、また、たくさんのみなさんに泊まりで来てほしい。
そんな地元の思いなんだろうと思う。
南房総の海水浴、海。
悪くない。
いや、かなりいいと自慢できる。
特に、外房の勝浦~館山~内房の海浜は癒やしの場だと思う。
コロナに気を使いながらぜひ来て、地元にお金を落としてほしいけれど、浅瀬で、ご安全に!というお願いである。
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