『自然界は、生きるのにみんな必死』で書いたように、カラスに負けずと必死に(笑)取り込んだ落花生を、干し網で乾燥させてみたものの、さて・・・。
今年初めて落花生を栽培したが、食べることまで考えていなかった。
カラスのおすそ分けのような乾燥落花生でも、育ててきたときのことを思い返すと、このまま放置で、捨ててしまうのももったいない。
カミさんに、なんとかできないかなぁ、と投げてみたものの、最近は、手のかかるものをやりたがらないので、真剣に考えている様子もない。味噌ピーもバターピーも煮豆も売ってるし、の世界。
食べ方としてすぐに頭に浮かんだのが、赤ちょうちんでおなじみの、煎り豆、茹で落花。母や祖母が良く作っていた味噌ピー、煮豆。
自分で調理するとなると、手の込んだ微妙な味加減とか、時間のかかるものは、無理。
茹で落花は、とり立てを使うようなので除外し、レシピ検索。煮豆は、要は、甘辛く煮ればいいようなので、これに挑戦してみることにした。
前に、落花生の殻を外してあった豆を、鍋に入れて、1日水に浸して戻したら、シオシオだった豆もふっくらしてきて、量も2倍以上に増えてびっくり。
茹でこぼしをして、煮込み開始。
レシピには、とろ火で、醤油と砂糖で煮込む、とそれぞれの量が示されていたが、変に細かいところがある反面、面倒くさがり屋なあたしは、醤油を適当にドボドボっと入れ、砂糖も同様に。
しばらくすると、醤油の香ばしい匂いが・・・???。
これは、煮豆の匂いじゃないなぁ、と気づいて、つまんでみたら、醤油味の茹で落花のよう。
水を足したり、砂糖を足したり。
それでも、煮豆らしいものはできた。
まずくはないものの、かなり独創的な味。
初回作としては、まあ、こんなもんだろう、と自己満足。
夕方、カミさんが帰ってきて、何か作ったのかというから、作品を披露したところ、おおいに笑われた。
夜、作品を鍋に戻し、また煮込んでいたようで、朝になったら、甘い感じの普通の落花生の煮豆ができていた。
美味しいところを、カラスとカミさんに二度持っていかれ、悔しいったらないが、これが今の生活力の実力なのだと思う。
来年、落花生を作ったら、こまめに収穫し、その都度、茹で落花で食べてしまいたいと思っている。茹で落花なら、きれいに洗って、茹でるだけ。これなら上手くできそうだ。
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