Windows 11は着々普及しているようなネットニュースを日々目にするけれど、一方で「IT資産管理ベンダーLansweeperが2022年1月、約1000万台のPCを対象に実施した調査では、Windows 11を使っている端末はわずか0.52%だった」との話題もある。
実際のところはよくわからないけれど、案外MSさん苦戦中なのかも、とも感じる。
Windows PCというMSさんちの庇を借りてきたGoogleさん(ブラウザ技術、検索)、スマホではAndroid OSの普及に成功し、MSさんを飲み込んで、最近ではChromebookというOS(PC)で何かとMSさんの背後を伺っているような(^o^)。
Chromebookの技術は、米Neverware(2011年設立 今は買収でGoogleさんちの傘下らしい)の提供する「CloudReady」がベースになっているようで、こちらは現在も無料で使うことができる。
この「CloudReady」、わが家の古いPCを活用する目的で、8GBのUSBメモリ(千円位で買える)を買い込み、USBブートで最近使い込んでいるのだけれど、Windowsとの操作感覚の戸惑いは多少あっても、日常使いには十分な感を持っている。
わが家の底は、学習用に買った2008年12月発売のFMVNFC40(CPU Celeron T1600、メモリ2GB ほぼほぼ13年前のブツ(^_^;))。
このPCでも、一杯一杯感はあるものの、Wi-Fiは自動で入ってくれ、ルーターのキーコードを入力すればネットにも簡単に繋がる。
動画を見たり、メールチェック、Androidスマホと連携したドキュメント作成、データ入力などはまずまずできる。
ちなみに、もう少し新しい世代のPCでは、サクサク動く。
USBブートで使えるから、お試し使いなら、既存のPCの環境を壊す心配もない。
令和の今もゲルマラジオを愛用している昭和の化石人間のいうことだから、「まずまずできる」「サクサク動く」のレベルは推して知るべしであるが。
Googleさん、この「CloudReady」をブラッシュアップして、近々「Chrome OS Flex」という名前で正式リリースするらしい。
ターゲットは、Windows 11に乗っていけない10年位前からのPCでの活用だとか。
「CloudReady」同様、Chromebookとの機能上の制限、Playストアのアプリは利用できない=Androidアプリは使えない、現在の「CloudReady」はアップデートは手動で行う必要がある(ここの今後の動向は不明)のようだけれど、Chromebookへの入り口として、無料で使えることになるようだ。
Windows 11の普及率はPCの性能の制限もあるから先鋭化の道かもれしない。。
いつの世でも、優秀な2割のエリートが社会を引っ張っていくようなイメージはなんとなく納得だけれど、8割の生活者にもそれぞれの生活がある。
多少のリスクはあっても、日々対策してくれる努力姿勢、問題は常に顕在化してくれる信頼できる姿勢。
結果責任は、今流行りの『自己責任』だとしても、それが庶民の感じる『安全』ではと思う。
その上で、大方の収入に見合った安いサービス料金(経済)が、住処を持ち、子を育て次世代につなぎ、かつ、万人、日々メシを食っていかなければならない日常、これが庶民の『安心』ではと思う。
『完全に安全・完全に安心』でなくても良いんじゃ。
「Chrome OS Flex」の運用の仕方によっては、PCのOSは、Windows一強から、WindowsとMacの間にChromeが入ってくるような展開もあるのかもしれない。
Googleさん、地味にやるなぁと思う。
経済は面白い。
わが家の古いPCたちのWindows 10のサポートが切れたら、台数を絞ってXubuntuなどの軽量LinuxとChrome OSとスマホ連携にしようかな、とも思っている。
新シモン好きで、1台くらいはWindows 11のPCも欲しいような気もするけれど。
悩ましい。
もうしばらくPC弄りしながら様子を見たい。
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