まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

杞憂かもしれないけれど

2021年04月16日 | 少し働く日々

戦後の昭和の時代に、エコノミック・アニマルなどと言われながらも築き上げてきた日本の製造業の技術は、今や中国にみな持っていかれた感がある。

子供の頃から馴染みの深かった家電メーカーの大半は、今や生き残りに必死。

かつて日本のお家芸のようだった半導体は、米国の円高施策(ドル円360円の時代は今や想像もできない)によって、米国に持っていかれ、今や韓国にも遠く及ばない。

家電の技術は、安い労働力を求めて進出した中国人の貪欲さ(貧しさ)、勤勉さに根こそぎで、一般家電品、PC、スマホはみな中国で作られているような感もある。

今、私の目の前にあるPCも、スピーカー、ラジオ、スマホ・・・、みなMADE IN Chinaである。

安く、かつ品質も決して悪くなない。

未だに、中国人、朝鮮半島人を上から目線でみている人も多いように思うけれど、今や、我が倭人の努力不足!

まだ、国力(お金)があるから、隣国の力(下支え)でやっと、ものが供給されている状態。(悲)

アジアの人たちをもっとフラットに、先入観なく、人として受け止める姿勢が日本人には必要と思う。

今日のシルバーバイトは、役所系の建物の外壁工事のための足場作りの見回りだった。

作業らしい作業もなく、立っていればいいような現場。

忙し過ぎるのも勘弁だけれど、こういうのも、実は、苦手。

暇なので、職人さんの仕事ぶりを見ながら過ごした。

実作業する三人の職人をリードしていたのは、東南アジア系の若い人だった。

日本語も上手だったけれど、日本人の若者二人にきちんと指示し、彼らもその指示に従っていた。

この頃は、3K職場には、日本の若者はなかなかいつかないらしい。

だからか、最近、汚れ職場には東南アジア系の若者がやたら目立つ。

日本人の多くは、彼らを『上から目線』でみているし、現場でも、結構ひどい扱いを受けているのをみることもある。

でもあと10年もしたら、過去の栄光にあぐらをかいた日本人は、自分たちでは何もできない、バカヤロウばかりになっているのではないか?!
「こりゃ、違う日本沈没!」だな。

作業を見ながら、そんなことを考えて過ごした。

こういうのを、杞憂というのだろう。(笑)

感覚的には、そうとう長いバイト時間終了。

実際、8時に朝礼参加。
17時03分まで作業があった。
休憩、お昼時間はしっかり確保されており、しっかりした現場で、組織大好きだった私的には好感をもった。

シルバーバイト的には、中身はないけれど、拘束時間的にはみっしりの一日で、開放された。

この現場、自宅から車で90分もかかる場所で、次回この話があったら、ゴネて断ろう。

たかが3時間ではあるけれど、残り少ない時間。
せめて自分のために使いたい。


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