マイナンバーカードは行政の窓口で少し前に作り、健康保険証、公金受取口座の登録も合わせておこなってあった。
「ポイントはあとでパソコンやスマホから簡単に申請してもらえますよ」との担当の方からの案内も頂いたけれど、その時はピンとこず、カードはなんの使いみちもなかったので、ずっとうちの金庫のなかに眠っていた。
ここへ来てお上から「マイナンバーカードを運転免許証並に普及させる」などと鼻息のあらい声が聞こえてきて、「おっ、おらも持ってたなぁ」と覚醒。(笑)
昨日、ふつふつと、「せっかくなら、ポイントっつうものも貰ってみっべか」という気になり、申請手続きをしたお話。
□「パソコンやスマホから簡単に申請」という声が頭に残っていて、作業開始
パソコンは、Linux系(chromeOSも)ダメだし、Windowsでも、マイナンバーカードを読み取るNFCリーダー搭載か、外付けのものを購入して設置していないとダメ。
スマホもまた同じ。
パソコン・スマホならみな使えるというわけではなかった(T_T)
手元には中古PC、安い中華スマホしかない。
貧乏人はシャットダウン!(T_T)
経済だけじゃなく、デジタルでも格差社会かぁ。
ダメじゃん!である。
□セブンイレブンのATMで簡単にできるらしい
YouTubeの動画で、セブンイレブンのATMからの申請手順を解説してくれているものに遭遇。
「うん、これだ!」
流れは、至って簡単。
事前のイメージトレーニングが必要な場合は、YouTubeで「マイナポイント セブンイレブン」などのキーワードで検索を。
セブンイレブンATMでの作業の眼目は、紐付ける電子マネーやクレジットカードの「決済サービスID」「セキュリティコード」を事前に調べておくこと。
このページ(↓)が役に立った。
・決済サービスID・セキュリティコードの確認方法
・対象となるキャッシュレス決済サービス詳細
□準備OK。いざ出陣! が、セブンイレブンのATM前でフリーズしてたたずむ
自宅でのイメージトレーニング通りに進め、dカードの「決済サービスID・セキュリティコード」の入力まで済ませた。
「よし、あと少し」
と思いきや
「お取り扱いできません」の紙が吐き出された(T_T)
セブンイレブンのATM前でしばしフリーズ!
再び、ダメじゃん!である。
平静を装って売り場に戻り、缶酎ハイを1つ買って、すごすごと撤退。
自宅へ戻り、これを飲んでしばし考えた。
よぉ~~~く、考えた。
□スマホの『dアカウント』というアプリが障っていた
スマホの『dアカウント』アプリで生体認証を有効にすると、「パスワードレス(ロックした状態)」になり、パスワードを正しく入力しても弾かれる。
これをスマホ側で無効にして、本日、再チャレンジ。
『マイナポイントとdカードとセブンイレブンと』のミッション完了である。
で、マイナンバーカードは、また金庫の中に放り込んだ。
だって、マイナポータルには手元にあるPCやスマホではログインできないし、健康保険証も運転免許証も別に持っている。
当面必要性がない。
一見、耳障りのいいデジタル化だけれど、大方の人には分かりにくく、面倒くさい手続きを個人に押し付けているようにも思う。
セキュアな仕組みはもちろん大切だけれど、もっとハードのハードルを下げて、大方の使いやすいシステムにならないものか。
決済のためのカード等を自分の意志で持てない未成年やそうとうご高齢になった方、その他にもなんらかの事情で「慣れないデジタル化」からはみ出してしまっている方も大勢いるだろう。
お上は、そんな方への『摂取不捨』の思いはどうすんだろう。
わからない人、できない人は切り捨て?!
選択肢は多い方がいい。
でも、こういう施策の推進は、Simple is Bestではないのかなぁ。
簡単、分かりやすいのが一番有り難いし、トラブルにも自分で気付きやすい。
健康保険証は、〇〇年からマイナンバーカードに切り替えます。
運転免許証は、〇〇年から順次マイナンバーカードに切り替えます。
公金振り込み口座登録は、行政コスト削減のため、全住民のみなさんにご協力をお願いします。
これで、いいように思うのだけれど。
現状は、一部の人(国民の半数くらいかもしれないけれど)しか使えない制度に、こんなにたくさんお金をバカバカ使っている。
こういうのはどうなんだろう。
そうこうボヤきつつも、
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拝啓総理大臣様
私的には、2万円、ありがたく受領致しました。
古い軽四のタイヤ代にさせていただきます。
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