まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

他人にあたっても・・・

2022年02月19日 | 少し働く日々

交通誘導のシルバーバイト、休みの予定なれど、7時に急に呼び出され近くの街の変則交差点の信号のからむ片交作業にあたった。

お昼少し前から、予報通り雨降り。
しかも、寒い!

これじゃ、急に朝お腹が痛くなる人もいるわな(笑)

休憩回しのポジションに入り、3人の位置をぐるぐる回った。

思いっきり渋滞を作った側の人をお昼に入れて交替。

反対側の人と調整し、2回連続で流させてもらうなど工夫中に、わざわざ目の前で車を止め、助手席側の窓を開け「馬鹿野郎!いつまで待たせるんだ!」とのシニアの御仁あり。

はいはい、ごもっとも。信号が変わってしまうからはやく行ってください、と促しても怒り心頭である。

結果、この人のお陰様で、渋滞がまた増えた。

相互に流れているものを半分の一方通行にしてしまうのだから、交通量が多ければ渋滞は必然。

しかも交差点にある信号機、横断歩道は、桜田門組が仕切る、国家権力である。

これを無視して事故れば当然運転者は重い過失にとわれる。

交通誘導の仕事は、安全な運転をするために運転者に適切な情報を提供し、運転者が適切な判断ができるように誘導すること。

交通事故が起こると、誘導員が行けといったからという主張を必ずするようだけれど、それじゃ、あんたは、小学生が横断歩道を渡っている、誘導員が轢けと合図したら轢き殺しますか?
それはしないでしょ。

誘導員が進めの合図をしても、その行動を起こすかどうかは、公安委員会から免許を受けている一人ひとりのドラーバーの判断・責任である。

状況によっては、渋滞のイライラの矢面に立って罵声を浴びるのも給料の内ではあるけれど、他人にあたっても、仕方がないかと。

もともとはといえば、あなたがたの日々通っている道路の補修だし、あたながたの家に繋がるガス、水道の工事。

ぜんぜん違うところで暮らしている警備員の自分には、「あっしには、かかわりのねぇことでござんす」の世界である。

こちらも最賃とは言えお給料をもらって仕事でやっているのだから、感謝してくださいなんて思わないし、言わないけれど、怒鳴られたってなぁ。
である。

仏教に「心の三毒」という教えがある。

貪瞋痴(とんじんち)。

「貪(むさぼり)」「瞋(いかり)」「痴(おろかさ)」

この三毒が自分を苦しめる、因果応報のもとだとお釈迦さまはおっしゃる。

「痴(おろかさ)」とは、不快だといって、みずからがさらに不快感をぶちまけ、周囲をより不快にさせることなどである。
※「痴(おろかさ)」については、Google先生に詳細を聞いてみてください。より深い解説もあると思います。

かの御仁の思い、お怒りはご尤も。
でも、それって自分が辛いよね。

貪瞋痴(とんじんち)、みな日々時々にある感情だけれど、毎朝お仏壇にご飯お茶を上げ、深呼吸の瞑想をし、懺悔文を読経している日々は自分にとって無駄ではないようである。

だいぶ在家の仏教に馴染んできたようである。

合掌

 

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こころの時代~宗教・人生~「“ほんとう”を探して」

2022年02月17日 | 少し働く日々

今日は、ほんと久々に15時で交通誘導のシルバーバイトが終わった。

帰宅して、今、NHKプラスで表題の動画を見ながらいっぱい飲んでいる。

民話の中に生きる先人たちの日本人の思いが語られているなかなかいい番組である。

「昔々、お爺さんとお婆さんは柴刈りに行きました」

なぜ、お爺さんとお婆さんが柴刈りなのか?

23,000日あまりも生きてきたのに、一日たりとも疑問に思ったことがない。

子供の頃からなんの違和感もなく耳に馴染んだフレーズの背景の思いも分かって、日本に暮らしてきた人々の思いに、「いいね!」である。

URL;https://plus.nhk.jp/watch/st/e1_2022021318319?playlist_id=f43cf92c-fd9a-4bb2-b6fd-9f7f57486cbd

※時間があって、NHKプラスを見られる場合は覗いてみてください。

ちなみに、

「ほんとう」を、真実と近いと捉えると、人の数だけある。

真実(それぞれの視点、思い)は、起こった事象、事実そのものとは違う場合が多いと思う。

 

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きょうは何の日

2022年02月15日 | ラジオな日々

朝3時頃からラジオ体操の終わる6時40分頃までは、ずっとNHK R1が鳴っている。

というか、明け方はほぼ毎日布団の中で自作のゲルマラジオを聞いている。

これ、イヤフォンの中で、受信は無電源で24時間R1がちまちま聞こえている。

わが家は一日中NHK R1が鳴っている家だ(笑)

5時からは『マイあさ!』をバイアスのかかったラジオで聞きながら、バイトに持っていくお弁当を作り、時間があればラジオ体操をして、一日の始動である。

『マイあさ!』の中で、5時28分、6時22分(再放送)のタイミングで『きょうは何の日』という番組が放送されている。

これを聞くのも楽しみにしているのだけれど、今朝、ふと思った。

「最近、昭和、特に平成の話題が多いなぁ」
このことである。

以前は、明治、大正、昭和の初期の出来事が多く紹介されていたように思う。

令和の現在、朝歯磨きをしながら鏡をみれば、自分のイメージとはぜんぜん違う立派な爺さんがそこにいる。

ふさふさしていた天辺もいまや滅びゆく草原。

昭和も相当遠くなったんだなぁとしみじみ感じた。

いつの間にこんなに時間が過ぎてしまったんだろう。

子供の頃の卒業式で、出たがりやりたがりタイプの来賓の爺さんが「人生光陰矢の如し・・・」なんてよくぶっていた。

この言葉が自然に耳についたくらいだから、かなりたくさんの爺さんが使っていたのだろう。

『きょうは何の日』を聞きながら、「うん、正しく」そうだ。

体感として納得している自分に気づいた。

すっかり、爺さんになったなぁ。

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信じる者は・・・

2022年02月09日 | 不健康な日々

寝付きは悪くないのだけれど、草木も眠る丑三つ時に目覚めてしまい、以降はウトウトとか眠れないとかという生活がもうずっと続いている。

知人等の話を聞くと、どうも同じような思いをしている人も少くないようで加齢による変化と思う。

5、6時間は眠れているわけだからくよくよしたって始まらない。
早起きで時間ができたと前向きに考え、ラジオを聞いたり、起き出して本を読んだりという過ごし方をしている内に、すっかり朝型人間になってしまった。

そうは言っても朝までぐっすり眠れた日は、血圧も低めだし、心臓のビートも心なしか具合が良い。

随分前にはドリエルなどの「睡眠改善薬」を試したこともあったけれど、明け方に飲むものだから翌朝まで効果が残るようでどうも具合が悪い。

現状を極端な早起と考えれば老化ではあるけれど病気ではないと考え、薬に頼ることはやめた。

雑誌の広告で半年ほど前にクロセチンというサプリが目に止まり、飲み続けている。

サプリだから劇的な改善はもちろんないけれど、飲むことによって眠りに悪い習慣も少しずつ改善されてきたようで、このところ2時頃に一度は目覚めるものの、また数時間眠れるようになってきた。

クロセチンという物質の本当の効果は分からないけれど、良いと信じて続けると生活習慣も変わってくるから一定の効果はあるようである。

宗教同様、サプリも信じる者は救われるということらしい。。

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釈迦谷

2022年02月08日 | 少し働く日々

『釈迦谷』という地名の集落の道路工事の見張りの仕事だった。

このところ、お昼はカミカミ、休憩はおしっこのみで、連日真っ暗になるまで道路に立たされていたのだけれど、今日は「あたり!」である。

15時30分頃に工事終了。
16時前には現場を離れられた。

朝から『釈迦谷』という地名に関心がわき、お昼休憩(1時間、この業者はいい\(^o^)/)にスマホでGoogle先生に聞いてみたら、地名に由来になった磨崖仏(お釈迦様)があるらしい。

「えっ、徒歩5分」
まさしくすぐ近く。

帰りに拝観してきた。

この先は、荒れた山道がすこし。

ここは薬師堂というらしく、もともと(平安のころ)は病などに苦しむ地域の農民の信仰の地だったのかもしれない。

お堂の正面はこの画像。
小さな御本尊が守られていた。

磨崖仏(お釈迦様)は、藤原期の作との解説があったけれど、とても風化が進んでいた。

でも、地元のみなさんが大切に守っている様子が見て取れ、逆に風化の様子からも真実味(有り難さ)がじわっと来た。

今大河ドラマの鎌倉殿の前の時代である。

1200年位も前のものらしい。
日にすれば、438,000日。

この時間の重さ、地域の皆さんの思いは、自分の60年余(23,000日)人生では想像に絶する。

縁起、由来は不明との解説があったけれど、作った人(Webには、弘法大師さんとの記事もあったけれど・・・)は大したもんだし、それを守ってきた地域のみなさんの綿々とした時間が今目の前にあるように感じた。

こりゃ本物だわ!

交通誘導のシルバーバイトは、体力よりメンタルの面で辛いことが多い。

でも、いろいろなところにでかけられるので、今日のように早く終わった日は地域を散策したり、その地の美味しいものを食べたりできるのがちょっといい。

警備でも交通誘導(2号警備)は社会の低辺の仕事であり、アルバイトと割り切るべき仕事と思う。

働くには、割り切りが必要かと。

=====
おまけ:房総の地名(答え) 

海士有木(小湊鐵道) <あまありき>

飯給(小湊鐵道) <いたぶ> ※巨大トイレあり(笑)

馬来田(JR久留里線) <まくた>

小櫃(JR久留里線) <おびつ>

百鉾(大多喜町にある字名)<もふく>

でした。

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