『釈迦谷』という地名の集落の道路工事の見張りの仕事だった。
このところ、お昼はカミカミ、休憩はおしっこのみで、連日真っ暗になるまで道路に立たされていたのだけれど、今日は「あたり!」である。
15時30分頃に工事終了。
16時前には現場を離れられた。
朝から『釈迦谷』という地名に関心がわき、お昼休憩(1時間、この業者はいい\(^o^)/)にスマホでGoogle先生に聞いてみたら、地名に由来になった磨崖仏(お釈迦様)があるらしい。
「えっ、徒歩5分」
まさしくすぐ近く。
帰りに拝観してきた。
この先は、荒れた山道がすこし。
ここは薬師堂というらしく、もともと(平安のころ)は病などに苦しむ地域の農民の信仰の地だったのかもしれない。
お堂の正面はこの画像。
小さな御本尊が守られていた。
磨崖仏(お釈迦様)は、藤原期の作との解説があったけれど、とても風化が進んでいた。
でも、地元のみなさんが大切に守っている様子が見て取れ、逆に風化の様子からも真実味(有り難さ)がじわっと来た。
今大河ドラマの鎌倉殿の前の時代である。
1200年位も前のものらしい。
日にすれば、438,000日。
この時間の重さ、地域の皆さんの思いは、自分の60年余(23,000日)人生では想像に絶する。
縁起、由来は不明との解説があったけれど、作った人(Webには、弘法大師さんとの記事もあったけれど・・・)は大したもんだし、それを守ってきた地域のみなさんの綿々とした時間が今目の前にあるように感じた。
こりゃ本物だわ!
交通誘導のシルバーバイトは、体力よりメンタルの面で辛いことが多い。
でも、いろいろなところにでかけられるので、今日のように早く終わった日は地域を散策したり、その地の美味しいものを食べたりできるのがちょっといい。
警備でも交通誘導(2号警備)は社会の低辺の仕事であり、アルバイトと割り切るべき仕事と思う。
働くには、割り切りが必要かと。
=====
おまけ:房総の地名(答え)
海士有木(小湊鐵道) <あまありき>
飯給(小湊鐵道) <いたぶ> ※巨大トイレあり(笑)
馬来田(JR久留里線) <まくた>
小櫃(JR久留里線) <おびつ>
百鉾(大多喜町にある字名)<もふく>
でした。