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企業の豪雨対策最前線 ①対策迫られる企業 ②広がる対策ビジネス

2015-08-02 07:50:50 | 経済フロントライン

7月25日 経済フロントライン


東京江東区の金属加工会社。
2年前 豪雨のため工場が浸水する被害を受けた。
幸い製品が水につかる被害は出なかったが
豪雨対策の必要性を痛感した。
(古賀オール 東京工場長 織田紀彦さん)
「今まではここまでの豪雨はなかった。
 一昨年あたりから毎年のように水が工場の中に入ってくる。」
以前は豪雨のたびに土嚢を20分以上かけて積み上げていたが
浸水を十分に防ぐことはできなかった。
そこで導入したのが“止水シート”。
土嚢の代わりに入り口に張り付ける。
作業はわずか2分ほど。
急な豪雨にも対応できる。
ドアの中央部にシートを取り付け実験してみると
水を入れると水圧でシートがドアに密着。
水かさを上げていっても水深50センチまで浸水に耐えることができた。
シートを外すと一気に水が漏れだした。

このシートを開発したメーカー。
企業のニーズの高まりを受け様々な製品の開発を進めている。
一見普通のドアだが
レバーを上げれば隙間が亡くなり3メートルもの推進に耐えることができるドア。
自動ドアの前などに簡単に設置できる止水坂も開発した。
こうした製品はこれまで公共交通機関などへの販売が中心だったが
今では一般企業にも広がっている。
(文化シャッター 止水事業部 部長 本木幸一郎さん)
「今までの止水坂は社会のインフラとか
 特別なフィールドで使われてきている。
 より多くの企業、一般の店舗、商店主の止水に対する認識が高まってきている。」
保険業界も動き出している。
「オールリスク型の商品が人気を集めている。
 水災が100%保障される特約になっている。」
企業向け保険の水害保証はこれまで損害の70%など一部を保証するものが主流だったが
最近 損害のすべてを保証する商品の販売が増えている。
保険料は高めとなるが100%の補償を求める企業が相次いでいると言う。
(損害保険ジャパン日本興亜 企業商品業務部 渡邊泰基さん)
「自然災害リスクは今後高まり続けてくる。
 保険商品の充実化も含めて
 BCP事業継続計画を一気通貫でお手伝いできるサービスを展開していきたい。」



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