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ライブ市場が熱い! ②広がる新ビジネス

2015-08-18 07:15:00 | 経済フロントライン

8月8日 経済フロントライン

ライブ人気に目をつけた新たなビジネスも生まれている。
都内の映画館に詰めかけたお客さんたちのお目当ては
人気アイドルグループ ももいろクローバーZのライブ。
静岡で開かれているライブを全国70か所の映画館に生中継した。
ライブが9,000円なのに対し
映画館は3,500円とお手軽である。
「時間の関係もあって場所が遠かったので今回はこっちに来た。」
「臨場感とかちゃんと感じられたので楽しかった。」
ライブの中継を行っているのは大手芸能事務所のグループ会社である。
音楽を中心に去年は120本以上のライブを中継した。
(ライブ・ビューイング・ジャパン社長 久保田康さん)
「映画館でプラスアルファのチケット収益と
 映画館でもグッズが売れるので
 権利元としては収益の拡大の場としてファンサービスの場として有効。」
ライブ感を売りにするビジネスも登場。
都内にあるカラオケボックスで今年4月から始められたこのサービス。
ライブ会場さながらの雰囲気を体験できるという。
プロジェクターを使い
1つの画面にはアーティスト
もう1つには観客を映し出す。
「ライブの中にいるような感じで気持ちよかった。」
「カラオケじゃないみたい。」
開発したのは通信カラオケメーカーである。
現在 全国1500か所以上のカラオケ店に導入している。
(第一興商 商品開発部 部長 小澤二穂さん)
「みなさん好きなアーティストのライブ映像を見たいとか
 この日のこのバージョンで歌いたいとか
 そういったニーズもあるので
 なるべく現場のニーズに合ったものを提供していきたい。」
さらにライブの動員数を増やすための取り組みも始まっている。
活用するのは電子チケットのデータ。
電子チケットを買う際には
顧客の住所や年齢好きな音楽のジャンルなども入力することになっている。
こうした客の膨大な情報を分析し効果的なマーケティング戦略を考え出す。
この日はあるアーティストの大阪と福岡の公演を分析。
どちらにも中国地方や四国から多くの客が来ていたことがわかった。
「大阪や福岡で公演数を増やすよりも
 中国地方、広島、岡山でホールクラスで1本できれば全体のお客さんを拾っていける。」
(ボードウォーク社長 鈴木秀紀さん)
「会員のお客様がコンサート会場でどういったものを購入されたとか
 そういった履歴とチケットの履歴をマーケティングに生かしていく。」
ライブに一段と力を入れる音楽ビジネス。
ますます熱を帯びている。

 

 

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