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ライブ市場が熱い! ①ライブ人気を支える最新技術と演出 

2015-08-17 07:15:00 | 経済フロントライン

8月8日 経済フロントライン


ライブ会場のスタジアムを埋め尽くす光は
観客が身に着けたリストバンドの輝き。
アーティストは客席の光を自在にコントロールする。
開発したのは大手電機会社のグループ会社である。
(ソニーエンジニアリング 開発課 海老原英和さん)
「無線を使ってペンライトやリストバンドの色や点滅方法を制御する。」
曲の進行に合わせてコンピューターのプログラム通りに光り方や色を制御。
内蔵したLEDは100万色以上に変化するという。
さらにアーティストが自由に制御することも可能。
価格は公演によって異なるがペンライト型で1つ2,500円。
チケット代に含まれる場合とグッズとして販売される場合とがある。
(ソニー・ミュージックコミュニケーションズ マーチャンダイジングカンパニー代表 関口博樹さん)
「コンサート自体を一体感を持たせて盛り上げるには非常にいいツール。
 まだまだ拡大するのではないか。」
新しい形のライブを手がける会社もある。
ライゾマティクスリサーチ代表の真鍋大度さんは
演出家の求めに応じて映像や機械を制御するソフトウェアを開発している。
真鍋さんを一躍有名にしたのはPerfumeのライブ。
踊るアーティストの衣装にリアルタイムに映像を投影した。
真鍋さんは観客とステージの一体感を生み出す技術を考え出した。
観客が会場に入場する前に一人一人の姿を撮影し
1万人分の画像データを作成する。
データから作った観客のCGは
Perfumeが共演する映像をその場で上映したのである。
(ライゾマティクスリサーチ代表 真鍋大度さん)
「技術とエンタメの橋渡し的な人がもっと重要になってくる。
 音楽フェスティバルの規模もすごく大きくなってきているので
 いろんなところでライブの演出の需要が増えていく気はする。」
ライブ市場の活性化は音楽の市場全体を活性化させている。
音楽ビジネス(ライブ・コンサート、レンタルを含むCD、音楽配信など)の売り上げは
2011年までは全体に減少傾向が続いていたが
その後ライブがけん引しプラスに転じた。
(音楽市場の動向を調査 桜美林大学 ビジネスマネジメント学群 山口有次教授)
「今まではライブはCDを売るためのツールとしてとらえられていた。
 それをビジネスの収益を上げるツールとして改めて見直し
 てこ入れをしてきた。
 そして新たな収益源として広げている。」

 

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