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2016夏 消費の現場 ②将来不安から高まる節約志向

2016-09-08 07:15:00 | 経済フロントライン

8月27日 経済フロントライン


国の分析によると
最近特に節約志向を強めているのは
将来に不安のある20代・30代
そして安定収入のない60代前半の人たちである。
東京足立区に住む松本さん親子。
母の八千代さんは61歳。
縫製のパートで月に11万円ほどの収入を得ている。
息子の義貴さんは35歳。
電気工事の仕事をしている。
月に40万円ほどの収入があるが
今後も維持できるかどうか将来への不安を抱えている。
(松本義貴さん)
「今は働けてるからいいけど
 働けなくなったらぎりぎりの生活をするしかない。」
八千代さんの老後にも不安がある。
頼りになるのは国民年金しかないからである。
(松本八千代さん)
「年金を満額もらえても2か月で10万円ちょっとぐらい。
 年金だけだと絶対的に今の生活は無理。」
そのため日々の支出をなるべく抑えようとしている八千代さん。
買いものをするのは近所のディスカウントストアである。
食費は1日1,000円以内と決めている。
「少人数だから高いものはいらない。
 安いこっちにします。
 そうすると2円でも安いし。」
将来への不安から財布のひもを固く締めている買い物客。
この店では商品の値段をどんどん下げざるを得ないという。
(えびすや商店)
「原価が上がるので値段を上げたいが
 できる限り頑張って
 世の中的に全部物価が上がったら
 ようやくほんの少しだけうちも上げさせてもらおうか。
 なかなかあげられない。
 “上がったじゃない”とすぐ言われるし。」
この1年 特に消費者が価格に厳しい目を向けるようになったという。
「安いので来ちゃう。
 家計にもやさしい。」
「まだ安いものを探して買うという感じ。
 景気がいいという実態はない。」



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